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2003年1月19日号

合併せずに隣同士仲良く
福祉向上で切磋琢磨が望ましい

砂田市議が小矢部・福岡議員懇談会で主張

 合併問題で、小矢部市と福岡町の議員同士が意見を交換する第2回目の会合が14日、福岡町役場で開かれました。

福岡町議会
「2市1町がダメなら単独で」


 福岡町議会の側は「@小矢部市、高岡市との2市1町での合併が望ましい、Aそれがダメなら単独でいく、B単独がどうしても困難ということがはっきりしたら、そのときに高岡市あるいは小矢部市との1対1の合併も考える」という態度であると述べました。町議らからは、「福岡町と高岡市は経済的にも、斎場やゴミ処理で行政的にも長いつきあいがあり、高岡市をという声が強い」「小矢部市との単独合併では、JAいなばの合併のようになるのではという警戒感がある」などの意見が述べられました。

小矢部市議会
「高岡市とはあり得ない」


 小矢部市議会の側は「高岡市との合併はあり得ない」と、一致した見解を述べました。また、多くの市議からは、「福岡町との1対1の合併しかない」との希望が述べられました。

「小矢部も福岡も
  単独で生きられる」砂田市議

 砂田市議は、「財政を使った国からの脅しによって、無理にいっしょになるより、仲の良い隣人でいた方がよい。舟橋村は単独で生きると決めた。小矢部市や福岡町も単独で生きることは十分できる。それぞれの自治体が合併せずに、住民福祉の向上で競い合えば、かえって福祉向上につながるではないか」と、福岡町の保育料第3子無料化政策が小矢部市にも広がった例を紹介しました。

「受けてもらえなかったから、
砺波市とはなかった話に」
中山市議会議長

 これに先立って開かれた小矢部市議会の議員懇談会では、議長が昨年末、議会に諮らず無断で、砺波市議会に任意の合併協議会設置を申し入れた問題について、「砺波市議会が受け入れてくれなかったことで、この話はなかったことになった」と、中山議長は釈明しました。砂田議員の質問に答えたものです。

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