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2002年9月8日号

全国地方議員代表者会議に参加して

 今週の「しんぶん赤旗」日曜版でも報道されていますように、8月29日、30日と埼玉県さいたま市で「日本共産党全国地方議員代表者会議」が開かれました。改選後間もない私も参加し、全国のすばらしい経験から多くのことを学び、決意を新たにしました。
 石原都政のように自治体を「開発会社化」「営利企業化」して住民の福祉を守るという役割を投げ捨てるというひどい動きも強まっています。一方、自民党推薦の首長のもとでも、無駄な大型開発を見直し、福祉・教育に重点的に予算を配分し、自治体らしい自治体を作っている新しい動きが生まれていることに注目しました。そこで果たしている日本共産党議員の役割は重要でした。会議の内容はぜひ今週の「しんぶん赤旗」日曜版をご覧ください。

 この役割を果たすために、強力な共産党議員団をどのようにして作るのか、複数議席を実現するには何が必要か、この点でも学ぶものが多くありました。住民要求実現のための市民運動に取り組むこと、地方政治新聞を週1回発行すること、そして何よりも共産党にたくさんの方々に入ってもらうことなどです。このためにがんばろうと決意を新たにした会議でした。

 会場では病気で立候補できなかった萩沢邦夫さんの義理のお兄さんとも挨拶を交わすことができました。今年の春、補欠選挙で輪島市議会議員に無競争当選されたのです。教員を定年後立候補されたのですが、6月議会では税金の使い方をめぐって活発な討論をされ、共産党議員の議席回復で活発な議会になったと評判だそうです。

 愛知県江南市からは、公共工事が割高になる問題を究明した経験が報告されました。仮に材料代、人件費を積算して1000万円になったら、それに共通架設費を20%上乗せし、さらに現場管理費として22%を上乗せ、それにさらに13%の一般管理費を上乗せするので、設計価格が1700万円近くなるとの実態を明らかにしたら、引き下げが可能になったというのです。そこまで徹底した調査活動をする議員団活動に感心し、多くのことを学んだ会議でした。


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