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2002年6月30日号

北陸中央病院跡地の活用策

徹底した市民参加で

 

北陸中央病院跡地をどのように活用するか、市民の間でも関心が高まっています。6月定例市議会で砂田喜昭市議は、徹底した市民参加で跡地活用策をと、次のような質問をしました。

 

数百人規模の現地見学、学習会で市民の声を聞くべき

砂田市議 具体的には、数百人規模のワーキンググループを作り、現地見学、専門家を交えた学習会、市の総合計画で計画している内容の説明会などを行い、出された意見を練り上げ、できることから具体化して、住民参加の市政を作るきっかけにしてはどうでしょうか。

秋田県鷹栖町の経験から学ぶ

住民参加のワーキンググループ方式

この点では、秋田県鷹巣町の経験から学ぶことが有意義だと思います。住民で作ったワーキンググループは、自分たちでできることは自分たちで実行する、行政に要求することは要求を出す、一方行政の側ではすぐに実行できることはすぐにやるが、予算が必要など、すぐにできないことは行政の側の実情を話し、ワーキンググループでもう一度知恵を出し合うというやり方をしているそうです。たとえば、役場の玄関を車いすの人が入れるようにバリアフリー化してほしいという要望が出されたとき、町はすぐにできることとして、玄関にブザーを設置したそうです。ブザーが鳴れば職員が飛んできて車いすの補助をするのです。役場がこのようにすぐに要望に答え具体化してくれると、住民の方もどんどん積極的になるそうです。

こんなやり方で北陸中央病院の跡地活用策をさぐり、これを住民参加で町づくりをすすめる第一歩にしてみてはいかがでしょうか。

市 提案を十分参考にしたい

助役 庁内で専門家を交えた検討をしているが、それをふまえて市民の皆さんのご意見を伺いたいと考えている。その際、ご提案を十分参考にしたい。

 

もっと広範な市民参加で活用策の検討を

 

小矢部市は6月議会終了後の24日、14名の市民代表からなる懇談会を開き、現地調査もし、要望を聞きました。そこでは「美術館」、「各種団体の事務局を」「宿泊、研修施設」などの要望が出されたようです。

今後、14名だけの市民参加でなく、希望者がだれでも参加できる現地見学会、懇談会で、広く意見を集めることが求められます。

 

阿尾とよひろ党市政策委員長の談話

北陸中央病院跡地活用問題

注目される北陸中央病院の跡地の活用策について、このほど市が開いた懇談会には、自治会や商工会、スポーツ、芸術など各分野の代表者や市の担当者ら14人が出席したそうです。

市側も含めて14人の出席というのでは、とうてい広く市民の声を集める姿勢とは言えません。もっと大規模や市民の声を聞く取り組みをすすめさせなければなりません。

また、この北陸中央病院跡地活用問題に関連して、私の住む吉和台町内の住民をはじめ多くの市民から、当町内へ進入する道路の改善要望が強く、私は今、この実現に力を尽くしたいと訴えているところです。

 



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