赤旗読者通信のページ
2002年4月7日号

石動公民館が旧北陸電力営業所跡地に移転

 勤労青少年ホームと同居していた「石動公民館」が旧北陸電力営業所跡地に移転することになりました。北陸電力より土地、建物を借り受け、「石動コミュニティーセンター」として6月1日オープンの予定です。借りる土地は裏の駐車場を含め1597平方メートル、建物は延べ床面積553平方メートルです。新年度予算で整備費に2000万円、運営費に410万円を計上しています。
 利用者からは歓迎される施策ですが、同時に新たな心配も解決されなければなりません。

 石動公民館は、これまで勤労青少年ホームと同居していたため、夜間の使用時間が9時過ぎまでと制約があったり、土曜日午後の利用ができなかったりと市民の間に不満がありました。

 日本共産党はこれらの声を受けて運営の改善を求めていました。
 市は、総合会館に小矢部中央公民館を併設し、勤労青少年年ホームでも総合会館でも、公民館活動として申し込み方法、使用料など同等に扱うように改善を図りました。

 今回の石動公民館の移転によって、夜間の使用時間がかなり自由になるなど、より改善が進むものと思われます。しかし、「これまで公民館活動に活用できた勤労青少年ホームや総合会館に制約が生まれるのでは」との懸念もあります。

 市議会民生文教常任委員会(3月15日)でこの問題を取り上げた砂田喜昭市議は、「石動公民館が移転しても、これまで勤労青少年ホームで行われていた公民館活動や総合会館での公民館活動に制約が生じるようなことにしてはいけない」とただしました。
 当局は「市民の活動にとって不便にならないよう、それぞれの施設で調整していきたい」と答えました。

 この議論を受けて、3月議会最終日の22日、民生文教常任委員会報告で「石動コミュニティーセンターが開設されますが、石動市街地の総合会館や、公民館など既存施設とともに有効に活用され、市民が利用しやすいように総合的な運営をされたい」と強調しました。

赤旗読者通信のページへ戻る

砂田喜昭のホームページへ戻る