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2002年3月10日号

2002年3月提出議案

2001年度補正予算

 2001年度一般会計補正予算案が3月定例市議会に提出されました。2002年度に事業を実施することになります。
 今回補正で増やす金額は4億4363万円で、総額は146億6808万円となります。その結果、市の借金は3億3559万円増えますが、今年度末の市債残高は134億6609万円となり、前年度より約5億円減ります。(2000年度末残高139億6384万円)
 一般会計で見る限り、4年前に砂田市議が主張、提案していたように「市債残高を減らしながら事業を展開」する方針に沿った財政運営がなされています。
 
◆地域イントラネット整備事業   (事業費8100万円)
市役所や図書館、学校、消防、保育所、幼稚園、公民館など市の公共施設を光ケーブルやCATVなどで結び、インターネットなどで市役所の各部門で持っている情報を相互に利用できるようにします。
12月より公民館や学校などから図書の情報を検索し、図書の予約することもできるようになります。ただし、住民票などの交付はまだできません。
◆ケアハウスおやべ建設事業      (事業費11億9300万円) (市の補助金2億9500万円)
60歳以上で高齢による身体機能の低下や家庭環境、住宅事情などに関して不安を持っている人が入所し、日常生活を送る。
事業主体は社会福祉法人小矢部福祉会。(特別養護老人ホーム「ほっとはうす千羽」経営)
・サービス 食事と入浴の提供、生     活相談、疾病・負傷など緊急時の援助
・入所費用 所得に応じて月額6万 円から11万円程度。(居室の光熱水費、電話料、ケーブルテレビの利用料は別途)
・居室 個室76人、夫婦部屋2室4 人 鉄筋コンクリート4階建て
・場所 市内鷲島地内(クロスランドの横)
・開設予定 2003年5月
◆合併処理浄化槽設置事業        (事業費657万円) 15基
◆水島地区にミニ体育館 (事業費  1億5900万円)集成材を用いた木造
◆公民館管理運営費増額        (380万円)
パソコン教室の開催などで公民館の活用が進み、不足した光熱水費等を補填する。
◆旧北陸中央病院敷地、建物購入費   (6526万円)

条例案件

□一般廃棄物処理施設にかかる生活環境影響調査結果の縦覧手続きに関する条例

 ゴミ処理施設を設置する際に、住民がその影響調査結果を縦覧するできる手続きを決めます。
 条文には、調査報告書を縦覧できるだけで持ち出すことができないとなっていたので、砂田市議は議案説明会で、「ゴミ処理などの施設を設置するには住民の理解と合意が不可欠である。どんな影響があるか調べた調査報告書は膨大な文書になることも予想できる。複写もできることも条例に明記すべきだ」と改善を提案しました。市長は「複写の件は条例第?10?条を活用して実施する」と言明しました。(条例第?10?条には「必要な事項は、市長が別に定める」となっています)

□ 市職員の育児休業等に関する条例の一部改正

 育児休業、介護休暇を取る条件を緩和し、期間も?3?ヶ月から?6?ヶ月に延長します。
 男女ともこの制度を利用できるようにすることが大事で、そのためには、休暇が明けたらまた元の職場で仕事ができるようにすることが大切です。その重要性を指摘した砂田市議に、総務部長は「不利益にならないように取り扱う」と答えました。                  

□ 市営バス条例の一部改正
一日、何回乗っても200円に

市営バスのルートを一部変更し、北陸中央病院を回るコースを採用し、料金も一日何回乗っても200円に値下げします。
実質、これまでの往復400円が半額になります。

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