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2002年2月24日号

固定資産税の税率引き下げ
市の新年度予算概要
 2月6日、2002年度小矢部市予算案の概要が市議会の日本共産党、自民党系2会派にそれぞれ説明されました。

 一般会計の規模は142億円で、2001年度に比べ6億4500万円増えています。主な理由は津沢コミュニティーセンターを新たに建設する事業費を計上したからです。
 一方、歳入では、市税収入が前年比で1億6729万円も減額すると見込みました。それは、市民税が8900万円減額と見込んだのと、固定資産税が7500万円減額と見込んだためです。
 固定資産税については、税率を0.05引き下げて1.55とします。
 これを補うために財政調整基金から7億5800万円を取り崩し、新たに9億円あまりの借金をします。
 市債は前年度比で4億3730万円も増えます。ただしこのうち、3億9000万円は、国が財源不足から地方交付税を削減した分を補うための臨時財政特例債(後年度、国が地方交付税で全額補う)です。

実現
夏休み、冬休みも学童保育実施
学校図書室に司書
市独自で、小学校低学年に支援講師

 父母市民の要望が強く、日本共産党などが強く要求してきた教育関係の三つの事業が新年度予算案で具体化されました。
@ 夏休みの学童保育は、市内全体を対象に今年は石動小学校で実施。大谷、東部、津沢、蟹谷小学校での平日の学童保育は10月スタートの予定。その後は、5小学校でそれぞれ夏休み、冬休みにも実施。
A 学校図書室に司書職員の配置 小学校3人、中学校2人でそれぞれ半日勤務、2日に一回学校を巡回。
B 多人数学級支援講師を市単独で配置 小学校1年生36人以上、2・3年生39人以上の学級に。

その他、新年度予算案で具体化された主な事業

1. 蟹谷小学校の大規模改修 今年度で校舎が完成、来年度体育館の予定。
2. 石動中学校グランド改修工事 3000万円
3. 学校5日制対策 600万円。第1・3土曜日に各公民館を開放する。指導員一人、一日4500円。公民館、PTA、児童クラブに1団体あたり5万円で15館分、保険に90万円、図書などの購入に100万円。
4. 市町村合併について、市民フォーラム2回開催、アンケート1回実施
5. 津沢コミュニティーセンター建設 1559.96u 鉄筋コンクリート平屋建て(公民館、図書コーナー、貸事務所、貸し店舗で創業者支援) 5億1120万円。
6. 石動公民館 旧北電営業所を借り上げて整備。2410万円。
7. 西部保育所の大規模改修に太陽光発電を取り入れなかった模様。5559万円
8. ケアハウスは2001年度予算を3月に補正して建設。11億円。このうち市の負担が3億円。2002年度予算では建設事務費として943万円を計上。
9. いなば農協に籾殻の堆肥化施設を建設4474万円。
10. 稲葉山牧場に畜舎1棟、堆肥舎2棟建設 2億2270万円。水田の肥料に使う方法については今後の検討課題。
11. 建築規制関係の調査 平成16年4月から県が建蔽率の改正を予定しているので、実態調査をし、団地などで適用除外を求める意見書を出すための調査を予定している。
12. 耐震防火水槽の設置 津沢地内
13. 図書情報検索 インターネットで図書館の蔵書検索、予約ができるようになる。8,9月ごろ。425万円
14. 市制40周年記念事業 10月に記念式典


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