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2002年2月10日号

市の「リサイクルプラザ計画」
規模と内容の見直し

 小矢部市は第五次総合計画で、リサイクルプラザの建設(5億2500万円)を予定していますが、今年度中にその見直しが行われます。
 この施設は、不燃物を破砕処理し、鉄、アルミ、銅などの資源に分別、回収し、再生利用しようとするものです。また、リサイクルについての理解を深めるための学習の場にもなる予定です。
 昨年6月議会民文委員会での当局の報告によれば、@スチール缶、アルミ缶、ペットボトル、プラスチック製品をストックし、まとまったら業者に引き渡す中継点、A大型家具の破砕処理をし、有価物の分別を行なう、取扱量は日量5トン以上、B中古品の修繕、再利用を行うところとのことでした。

2003,2004年度建設へ
田川・斎場横で


 場所は小矢部市斎場横の敷地を予定しています。2002年度、2003年度で建設予定でしたが、国がダイオキシン対策に優先して補助を出すことにしたため、計画より1年遅れることになりました。
 今年度は施設の基本設計を進め、このほどその中間報告がまとまりました。
 市議会全員協議会(1月21日)での市長の報告によると、不燃物を破砕する機械をある程度の性能のものを導入すれば予算をオーバーして10億円程度になること、しかも破砕機の歯にあたる部分に鉄の塊などが詰まると歯を壊してしまうこと、そのため運転にそれなりの技術が必要でほかの自治体の例では専門業者に運転を委託していることなどの問題点が出されました。
 建設が計画より1年延びたことから、市当局は、どのような規模と内容にするか、今年度中に計画を詰めたいとしています。

砂田市議の主張

 市議会民文委員会(昨年6月議会、今年1月22日)で、日本共産党の砂田喜昭市議は、「リサイクルプラザの機能のうち不燃物を破砕処理する設備については、隣町に『ハリタ金属』が日量300トンの処理能力を持つ大型の再資源化工場を持っており、わざわざ小矢部市が日量5トン程度のちゃちな施設を作る必要がない」と主張しました。
 当局は1月22日民文委員会で「今回の見直しの中で検討していきたい」と答えました。


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