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2001年11月25日号

みんなの切実な願いや思いが具体的に話し合われた女性議会
なごやかな空気の中にも緊張感あふれる会議でした
             上田ゆみ子さんが女性議会を傍聴

 11月16日、第四回小矢部市女性議会の一般質問が行われました。私は傍聴席で皆さんの真剣な発言を聴きました。

 傍聴席は第一回の時の張り詰めた雰囲気ではなく、少しばかりなごやかな空気に包まれていました。しかし女性議員はほとんどの人が初めての体験であり、緊張して議会の始まりを待っている様子が伝わってきます。

女性の願いと共産党の主張に共通点が多い

 質問では、小矢部市の男女共同参画プランの作成を求める意見、市町村合併問題に市民の意見を反映させる要望、北陸中央病院の跡地利用について市民が集う憩いの場にとの提案等、女性の間でも関心の高い今日的問題が取り上げられました。
 また、従来から日本共産党も主張し運動してきた少人数学級の実現、放課後児童クラブ(学童保育)を各小学校単位で実施すること、土・日や夏休み・冬休み期間等の実施、市街地活性化のための駐車帯設置の要望が述べられました。

介護保険の改善を具体的に
提案が傍聴者に共感を呼ぶ

 今回初めて私も所属する新日本婦人の会から阿尾多美さんが女性議員になり、介護保険実施後の問題点を取り上げて質問しました。痴呆症の人が実態より低く判定されるので数回訪問してほしいこと、在宅介護で苦労している家族が元気をとりもどす支援策の提案や介護認定からはずれた人への支援策、要介護者のための家の改修費は事前に申請する必要があることをもっと知らせてほしい、市役所と総合健康保健福祉センターの両方へ行かなくてもすむように申請の受付を工夫してほしい等具体的な内容が傍聴者の共感を呼び、傍聴席は静まり返りました。

今後市政に活かされるよう
みんなで働きかけることが大切

 市当局の答弁は、現在ある制度を説明することが中心でしたが、検討するという返答もありました。
 私は、女性議会が取り上げた身近な問題を、今後市政に活かされるよう働きかけていくことが大切であると感じました。 (上田ゆみ子)

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