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2001年11月18日号

インフルエンザ予防接種に初の助成
「子どもも対象にしては」と砂田市議

11月12日、市議会民生文教常任委員会が開かれました。

 砂田市議が9月議会で質問していたインフルエンザの予防接種は、11月7日から来年の1月31日までの間、65歳以上の希望者に1000円の自己負担で実施されることになりました。小矢部市は予防接種の費用4000円のうち3000円を公費で負担します。予防接種は市内の市指定医療機関15施設で実施します。60歳から65歳未満の方で心臓病や腎臓病など予防接種法令で対象となる疾病を持っている方もこの対象になります。該当者には郵送で市から案内します。市は対象者の3割程度が受けるものと見込んで、必要な予算は12月議会に提案する予定です。
 これに関連して砂田市議は「流行を抑えるためには子どものインフルエンザの予防も有効でないか、なぜ子どもが対象にならないのか」と質しました。健康福祉課長は「予防接種に伴って健康被害が生じた場合の補償問題があり、予防接種法令で決められた対象者以外には法に基づく補償ができないので、できない」と説明しました。

36名以上のクラスに補助講師
来年度以降も継続に


 小学校低学年の多人数学級支援講師派遣事業について、来年度以降も継続されることが明らかになりました。砂田市議の質問に答えたものです。今年の12月から3年間、厚生労働省の「緊急地域雇用対策交付金」が継続されることになったからです。

1年間、同じ人を講師にできる
 砂田市議が昨年政府に改善を要望


 また、これまでは半年ごとに別の人を雇用すべきなどの条件がありましたが、教育関係に限っては1年間通じての雇用が可能になりました。昨年10月24日、日本共産党地方議員団の政府交渉で砂田市議は労働省の担当者に、「教育を第一に考えれば、子どもたちがせっかく慣れ親しんだ臨時講師の先生が2学期になったら別の人に代わっていたということではおかしい。職種によっては1年間を通して雇用できるようにすべきだ」と、この交付金の条件緩和を求めていました。

「30人学級を」と市教育長も県に要望
「どれだけ予算が必要か試算を」と迫る


 砂田市議が30人学級の早急な実現を求めたことについて教育長は、「県に対し、教育長会議で実現を要望している。必要ならば県と市で人件費を折半してもよい。そのための必要経費を試算して報告するように会議で求めた」と述べました。

廃プラスチック処理で南砺工業所を視察

 会議に先立って委員会の一行は廃プラスチック、ペットボトルの分別、減量処理を行っている南砺工業所(福野町)を視察しました。小矢部市の委託を受けてトン当たり8万円で圧縮し紐で梱包しているもので、梱包されたものはNKK川崎製造所へ送られ製鉄の際の材料になります。

小矢部市の分別は徹底していると評価

 南砺工業所では小矢部市内から集めた廃プラスチックから二人の人が不純物を取り除く作業をしていました。係りの話では、小矢部市の場合は比較的分別が徹底しており、NKK川崎からも時々点検に来るが不純物が少ないと評価されているとのことでした。

リサイクルプラザ計画の見直しを
民間業者でできる廃棄物処理は委託を


 委員会では視察後、これらの委託費がどれだけか、資料提出を求めました。砂田市議は小矢部市が総合計画で予定しているリサイクルプラザについて、「民間業者に委託できる作業は民間に任せれば、小矢部市が何十億円もかけてリサイクルプラザを造らなくてもすむのでないか」と指摘しました。

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