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2001年11月4日号
「制度融資」の改善を迫る
長引く不況のもと、金融機関の「貸し渋り」がひどくなっています。このため地方自治体がつくっている制度融資(富山県小口事業資金あっ旋保証融資)への期待が高まっています。
ところが、Aさんは小矢部市商工振興課へ小口事業資金の申し込みをしたら、「商工会に加入していますか、加入していない方は銀行を通じて申し込んでください」という対応を受け、高岡民主商工会(民商)に相談。民商はすぐに電話で「その扱いは小口事業資金の実施要領に反する」と市の担当者に指摘、即日解決しました。さらに民商は10月24日、小矢部市長あてに「制度融資の運営改善」を申し入れました。これには砂田市議が同席しました。応対した商工振興課長は、「商工会、金融機関まかせでなく、市へ直接申し込んでいただいても受け付ける」と明言しました。
民商の代表は、「この融資制度では、運転資金、設備資金とも1千万円までは担保も保証人も必要ないのに、金融機関が保証人を取っている」、「県保証協会のデータによると県下9市で保証人を付けない融資がゼロなのは小矢部市だけ」と指摘し、この改善も求めました。課長は、「実際どうなっているのか、調べさせてほしい。制度の趣旨からして、保証人が要らないのに金融機関がそれを要求しているとしたら問題であり、改善を求めるべきだ」と述べました。