赤旗読者通信のページ
2001年10月7日号
私たちの議員活動を全国誌で紹介
9月30日の晩、私の家に電話がありました。「平田です」。えっ、平田?。
「『議会と自治体』誌10月号で君の論文を読んだが、この経験はもっと普及する必要がある」。私は、すっかり恐縮しました。電話の主は、元共産党県委員長、平田貢氏でした。「立山町でも、介護保険料の減免を党議員が求めているのだが、当局はなかなか言うことを聞かない。私はかねてから住民運動が鍵だと思っていたが、良い論文を書いてくれてありがとう」。「君らしい素直な読みやすい文章で」などといわれて、すっかり、気をよくしてしまいましたが、全国誌に掲載されると意外な反響があるものだと思いました。
雑誌編集部から「砺波地方議員団の活動についてレポートを」と求められたのですが、私は「多面的な活動を前進させる議員団活動の重要性を実感」というタイトルで、介護保険改善のために砺波地方の党議員が連携して取り組んだ経験を書いたものです。
介護保険改善のとりくみは、私にとって忘れられない運動のひとつでした。3年前の市議選では、「共産党はよいことを言うが、実現できないではないか」という市民の思いに、なんとしても前向きに答えなくては、そのためには「共産党の複数議席を」と全力を上げました。県議選にも挑戦しました。これらの挑戦は、結果的には1議席にとどまり、実りませんでした。しかしこの挑戦は、その後住民運動とあいまって、全国的にもあまり例のない介護保険での独自サービスを、この小矢部市で、そして砺波地方一円で実現する確かな力となりました。
この教訓を、次のたたかいに必ず生かしていきたいとの思いを込めて、このレポートをまとめたので、平田氏の電話がおおきな励ましになりました。
(市議会議員 砂田喜昭)