赤旗読者通信のページ
2001年9月9日号
夏休み、冬休みも学童保育を
民文委員会で砂田議員は学童保育の準備状況、とくに@石動小学校で10月から始まる予定の二ヵ所目の学童保育と、A夏休み、冬休みなど長期休暇中の学童保育の実施について質問しました。
石動小で定員20名で学童保育
当局は、石動小学校での準備については、「シャッターの取り付け、入り口の修繕をしている。指導員も2名の人について本人の了解を得ている。20名前後受け入れることができる」と答えました。その後10月1日から正式にオープンしました。
長期休暇中の学童保育の場所におとぎの館も検討対象
長期休暇中の学童保育については、「場所の問題がネックとなっており、幼稚園や公民館、『おとぎの館』など検討していきたい」と答えました。教育長も答弁の中で検討対象施設のひとつに『おとぎの館』も上げました。
場所の問題では学童保育の子どもの親たちと社会福祉課との交渉の席で、児童センターに隣接する児童図書館『おとぎの館』でという案が出されましたが、当局は「これは教育委員会が管理している施設であり、民生部の施設ではないので、使うのはなかなか難しい」といっていたところです。民文委員会で担当課だけでなく、教育長からも『おとぎの館』という場所が検討対象と答弁されたことは重要な手がかりです。
当局が長期休暇中の学童保育について「すぐには間に合わない」と答えたことに関連して、砂田議員は、「冬の間一人で子供に留守番させるとストーブの火の用心が心配だ」という親の声を紹介し、早く実現するよう重ねて要望しました。
また、指導員の配置の問題でも、「夏休み、冬休みだけ日中一日中勤務する人を確保するのは困難だから、児童図書館の職員として市職員と同じ待遇で採用し、長期休暇中は学童保育の指導員として活動できるようにしたらどうか」、「そのような指導員には例えば、教員を目指しながらもなかなか採用されない臨時講師のような若い人を募集してはどうか」と提案しました。
9月議会での当局の答弁
長期休暇中の学童保育実施へ、検討始まる
長期休暇中の学童保育の早急な実施、各学校での開設などを求めた9月議会での砂田議員の質問に、当局は次のように答えました。
長期休暇中の学童保育
(長期休暇中の学童保育を実施する場所をどこにするかについて)「おとぎの館」(市内鷲島。現在の学童保育の隣にある児童図書館)もひとつの選択肢であり、関係部局とも協議、検討していきたい。
(指導員の確保については)ご指摘のような若い臨時講師等を確保することも、学童保育の推進を考えたときには、適切な対応かと思う。
各学校での学童保育
保護者の要望、学校の余裕教室を勘案し、実施対象の学校を検討していきます。
民文委員会も学童保育の拡充を要望
9月議会最終日、民生文教常任委員会は委員長報告で「学童保育の拡充」をとくに要望しました。早急な実現が望まれます。