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2001年6月24日号

北陸線を守れ
交通問題シンポジウム

 国鉄労働組合富山県支部らが呼びかけた「北陸線・ローカル線の存続と交通問題を考えるシンポジウム」は16日、富山市で開かれ、127名が参加しました。報告者は立命館大学の土居靖範教授、東北本線を守る会の山火武津夫氏らでした。
 参加した砂田市議は「今年の冬、あの程度の雪で北陸線が麻痺したのはなぜか」と質問。稲葉敏国労県支部委員長は、民営化による合理化が原因と次の三つの事情を指摘。@県内に石動をはじめ5ヶ所にあった電力の職場が、富山・魚津に統合され、災害現場まで到着に時間がかかること、A信号操作が金沢に統合され、各駅の実情を知らない若い人が、駅に電車が止まっているのに、マニュアルどおり次々に発車指示を出したこと、B駅の待避線が撤去されたこと。これらの改善には世論によるJRへの働きかけが重要と強調しました。

JRシンポジウム

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