赤旗読者通信のページ
2001年5月20日号
押すな押すなの学童保育
希望者全員受け入れに、市が特別の配慮を
小学校低学年児童の放課後支援としてはじまった学童保育が好評です。共働きの家庭がかねてから強く望んでいたもので、市は1999年9月から、鷲島の児童センター(総合保健福祉センター)ではじめました。
学童保育では、子どもたちが思い思いに宿題をしたり、鬼ごっこやかくれんぼをしたり、絵本を読んだりしてすごしています。指導員の一人は「子どもたちに何かを強制したりするのでなく、学校から帰って家庭で過ごすようにしてあげたい」と語っていました。
今年度は、定員20名のところ、27名が利用しています。他にまだ、希望があるそうですが、これ以上受け入れられない心配もあります。
市の児童対策が好評
この児童支援対策が好評で多くの利用者があることは、小矢部市の施策が市民の希望にぴったり合っていたということで、たいへん喜ばしいことです。これまでは多少無理しても、希望者全員を受け入れてきていました。ここへ来て、希望者に断ることのないよう望まれています。
石動小学校でのオープンまで、希望者を特別の配慮で受け入れを
現在学童保育は、2名の指導員でやっていますが、今年10月からもう一ヶ所、石動小学校で増やすことになり、新たに2名の指導員を配置します。せめてそのうちの1名だけでも、すぐに採用して、現在の児童センターで見習いをかねて子供の世話をしてもらえば、希望者全員を受け入れることができます。現状では人件費はパート扱いですから市がわずか30万円前後を負担することで可能です。
現在の児童センターの場所が狭いという問題も、すぐ隣にある児童図書館「おとぎの館」を利用すれば解決できます。
夏休みに学童保育をするには
小学校ごとに開設が必要
夏休みや冬休み、春休みは学童保育がお休みになります。この期間中も学童保育をとの希望がありますが、それができないのは、児童センターの同じ場所で「子ども家庭支援センター」が開設されているからです。
「子ども家庭支援センター」では主に保育所へ行く前の親子が子育て相談や子育て講座、遊びなどを行なっています。これも好評で多い日には50組の親子が集まります。学童保育はそれが終わった午後3時以後が中心になります。長期休暇中にも学童保育を行なうとなると、学童保育の子どもたちが一緒に飛び回って、小さい子どもたちに怪我をさせることが心配で、現在は行なっていません。この解決のためには小学校区ごとに学童保育を実施する必要があります。