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2001年4月8日号
野菜の緊急輸入制限を求める意見書を採択
三月議会で全会一致
3月議会は最終日の23日、全会一致で「輸入野菜等の増加に対する緊急輸入制限措置の発動に関する意見書」を採択しました。
日本の商社や食品産業、量販店が、中国などで野菜等を栽培させ、日本に逆輸入しているため、国内の農産物価格が暴落し、農家経営を圧迫しています。このままの状態が続くなら、日本農業が根本から破壊され、安全な国内産の食糧を求める国民への安定供給が脅かされる深刻な事態にあります。そこで、WTO協定に基づいて、輸入を抑えるための緊急輸入制限措置の発動を政府に求める意見書を提出してほしいと、農民運動富山県連合会(前田満夫氏)は2月27日、「一刻も早い緊急輸入制限(セーフガード)の発動と、対象品目の拡大を求める請願」を砂田喜昭議員の紹介で提出しました。また、いなば農業協同組合(佐野俊之組合長)も同じ内容の請願を宮西、中山両議員の紹介で3月2日に提出。これらの請願を受けて、意見書採択になったものです。