赤旗読者通信のページ
2005年2月25日号
大空へ飛べ14
小さな子や障害をもつ子、親や先生たち
みんなで歌い上げた平和の願い
2月11日、高岡市教職員組合が主催する、恒例の「大空へ飛べ14」のステージが高岡文化ホールで開かれ、小矢部市内からもたくさんの方が出演・観劇されました。今年のテーマは「争いと悲しみをこえて。平和と夢の世紀へ」で二五〇人が歌い上げ、合唱組曲「ちいちゃんのかげおくり」は大きな感動を呼びました。
感想を紹介します。
子どもたちと参加して、今年で4回目になります。
レッスンを重ね、曲に込められている思いをみんなでふくらませ、ステージを創り上げていく、そんな時間がたまらなく心地よく、やり終えてなんとも言えない満足感が得られます。
(若林地区Kさん)
すごかった。「ちいちゃんのかげおくり」という劇と歌に感動した。小学校の教科書に出ているそうですね。戦争でひもじい思いをして一家みんなが死んでしまったなんて・・・。
私は少し遅れていったのですが、もう、超満員で、一番後ろにいました。
(松沢地区Nさん)
前回は出演し歌いながら、涙を流したけど、こんど客席で見たら、ほんとにすごいと感動しました。子どもたちが、平和を一生懸命訴えていました。あのあと、戦争 体験をした人が戦争中のことをいろいろ語っていました。平和のメッセージが確かに客席に届いたと思いますよ。
(埴生地区Aさん)
小さな小学生や幼稚園の子らがあの「ちいちゃんのかげおくり」のような歌詞をよく覚えたなぁ。練習に4ヶ月ほどかかったが、しかし、よくも歌いこなしたなというのが率直な気持ちだ。もちろん、それは好きだからだろうけどね。
「お父さん」が掛けていた「祝・出征」「祈・武運長久」のたすき。あれは私が書いた。防空頭巾や焼夷弾、あの頃、僕自身が「ちいちゃん」だったなぁ。東京の空襲をくぐりぬけて・・・。僕自身、身につまされるよ。
この「大空へ飛べ」が14年間も続いているというのもすごいよ。これを引っ張りつづけてきた先生たちにもすごく感動している。
(津沢地区Tさん)
まわりの人がみんな泣いていた。800円という安い入場料なのに、ほんとうにすばらしいものを観られてよかった。親子劇場で見た感動といっしょだった。元気をもらって、ありがとう。
(正得地区Sさん)
大勢の人がひとつになってあれだけのことができるのがすばらしいと思った。とくに「ちいちゃんのかげおくり」に感動した。障害者の人や、手話も上手だったし。小さい子から大きい子まで、学校だったら同じ学年だけで取り組んでいくのですが、みんないっしょになってやっていた。体の不自由な子どもを助けて、一生懸命やっていたのも見えたし。これだけのものを何ヶ月も掛けてつくりあげた先生らの苦労もわかります。
(正得地区Uさん)