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2001年2月11日号

学校のPCBは大丈夫?

読者から「学校のPCBは大丈夫なのですか」との質問が寄せられました。教育委員会で聞き取りをしました。

 PCBが含まれる蛍光灯などは、昭和40年代に作られた東部小学校、大谷小学校、石動小学校にあると考えられますが、調査の結果、大谷小学校に46個、東部小学校に37個ありました。石動小学校は大規模改修を行なったためか、ありませんでした。このうち、大谷小学校の分は32個を撤去し、残りは14個となっています。これらの残りは、できるだけ早く撤去したいとしています。
 PCBは蛍光灯に使われているコンデンサーや安定器に電気の絶縁用に含まれています。PCBはかつて、カネミ油症公害事件の主な原因とされ、その後、使用が禁止されているものです。
 撤去された照明器具は今のところ学校で保管していますが、長期にわたる保管が必要なため、今後、教育委員会で一括して管理することを考えているそうです。

カネミ油症公害とは

 カネミ油症事件とは、カネミライスオイル公害ともいわれ、1968年、北九州市に本社のあるカネミ倉庫が製造した米ぬか油(ライスオイル)を食用に使用した住民の中から、吹き出物やしびれなどを訴える患者が続出し、西日本一帯で14000人以上の被害者を出した大規模な食品公害事件のことです。激甚被害で認定を受けた患者数は1870名近くに及んでいます。
 米ぬか油の製造過程で加熱用の熱媒体として使用された鐘淵化学工業製のポリ塩化ビフェニール(以下PCBと略)が米ぬか油に混入したことが原因と考えられたため、長い裁判がたたかわれました。(止めようダイオキシン汚染!関東ネットワークのホームページより)

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