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2000年12月17日号

小学校1年生の多人数学級への支援講師
「子供たちのたくさんの目が一人の先生を見ているのに、先生の二つの目で何十個とある子供たちの目を見てあげることができるでしょうか」
「少人数学級にならない限りずーっと必要」

 今年、1学期だけに限られて始まった支援講師の派遣は、結果として今年度いっぱい、一応年間を通じて、派遣されることになりました。一応というのは、4月当初、入学式当日でさえ、いつからだれが先生としてこられるのかわからなかったこと、1学期で終わりという予定だったこと、1日の勤務時間は3時間と限定され、朝の打ち合わせもいっしょに行えないこと、修学旅行などほんとうに支援の必要な行事のときに来てもらえないことなど、学校現場の実情や必要性とは合わない勤務条件だったからです。
 知事選があったおかげで2学期もひきつづき来ていただけると喜んだのもつかの間、雇用対策だから同じ先生は絶対雇えない、2学期のいつの時点からだれがきていただけるのかもわからない(結局10月の初めでしたが)、という場当たり的な支援でした。これに対して、1年担任も当の1学期に来てくださった講師の先生も、ひいては子どもたちも父母の皆さんも、戸惑いやら喜びやら、期待はずれやら、とにかくいろんな思いでこの処置を受け入れざるを得ず、県の方針を聞くたびに管理職やら県教組やら教育事務所やらいろんなところにお願いや問い合わせをしました。
こうした現状に、大きな不満や疑問、怒りの声を上げたのは1年生の保護者の皆さんです。県教委が、先日1年生の保護者向けに支援講師についてのアンケートを行ないました。自由記述の欄には日頃の思いがたくさん書き込んであり、とにかく1度この現状を見に来たらどうかという切実な訴えが出ていました。父母の声からは、やはりどう考えても30人学級を早く実現しないと、目先のごまかし的な対処をしていても子どもたちへの充実した教育活動はありえないことがはっきりしています。

支援講師は、雇用対策で必要なのではありません。
子どもたちにとって必要なのです


 子どもにとっては、講師も正規の先生も自分の先生に変わりはありません。自分の成長を見守ってくださる先生が、突然いなくなったり別の人になったり、大切で楽しい行事のときにはいなかったりしていて、子どもたちの気持ちが落ち着くはずがありません。同じ不安を父母の皆さんが持つのも当然といえます。こうした父母や子どもたちの切実な声が、講師の1年間派遣や保護者への県教委のアンケートという企画に結実したものと思います。こうした父母の声に誠実に耳を傾け、30人学級に向けて1歩でも2歩でも前進できるよう、教師と父母が手を取り合ってがんばっていきたいと思います。


 12月県議会では日本共産党の犬島県議の質問で、この支援講師の派遣を来年度も行なうことが明らかになりました。ただ、この記事にもあるように、途中で講師が変わってしまう問題などはまだ解決されていません。
 一方市議会民生文教常任委員会では、少人数学級の実現を一致して求めることになり、12月議会最終日の委員長報告に取り入れることになりました。

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