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2000年8月13日号

重要な遺跡は県が保存・調査に責任を果たすべき
わたしは、桜町遺跡特別委員会の一員として、8月2日、福井県三方町縄文博物館を視察しました。三方五湖のある町として知三方町縄文博物館られるここ三方町は、縄文時代の丸木舟が発見された鳥浜貝塚遺跡でも知られています。
三方町縄文博物館は今年4月29日から1ヶ月間の「河姆渡遺跡(かぼといせき・中国)と鳥浜貝塚の交流展」(開館記念特別展)でオープンしたばかりです。建築のための総事業費は13億円で、運営費は年間6千万円、3名の学芸員を擁しています。
遺跡出土品の保管管理は県立歴史民俗資料館で
鳥浜貝塚からの出土品の保管、管理は県立若狭歴史民俗資料館が行なっており、三方町縄文博物館としての調査研究活動は、そことの共同になるとのことでした。重要な遺跡については、県が資料館をつくるなどその役割を果たすことが必要だと痛感しました。
人口9334人、予算規模50億円の町がこれだけ立派な建物を建設したので、町民の中には反対もあったようです。担当者も個人的には、県がする仕事だと語っていました。
「縄文に学ぼう」講座を開設して小矢部市桜町遺跡から出土した古墳時代の屋根
「縄文に学ぼう」講座を、大学教授らを講師に1998年度4回、1999年度7回開催し、町民を中心に60人も参加がありました。博物館開館を準備する目的で開いたものです。
砺波女子高校の生涯学習高校への改編にあたっても、縄文講座を開いてはどうかと思いました。

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