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2000年8月13日号

日本母親大会で元気をもらいました
父母と教師の垣根をどう乗り越えるか
「大空へ飛べ」が互いの理解の架け橋に 分科会で2回も発言

7月29日、30日と東京で開かれた日本母親大会に小矢部市から3名が参加、そのうちのお一人に感想を寄せていただきました

黒柳徹子さんの講演に涙・涙
全体会では、黒柳さんの講演に涙しました。(感動したのと笑ったのとで)。内容については、「とっとちゃんととっとちゃんたち」の著作で読んでいたことがほとんどだったのですが、生の声で聞く臨場感は迫力があって、心に染み込みました。ユニセフ親善大使を引き受けて、世界の飢えた子供たちを訪れる仕事をあえて続けていることそのものに黒柳さんの人間性が表れてはいますが、自分自身は母親ではないのに、子供のすばらしさや母親の気持ちをよく理解していることに驚きます。情緒の豊かさ、人を観る感覚の鋭さ、思いやりの深さは、積極的にいろんな経験をつんだからこそ養われてきたんだろうと思います。難しい話ではなく、強い自己主張でもないのだけど、説得力があり、一つ一つが強く印象に残る話でした。
ロックソーラン、わたしも絶対踊るぞ
日本母親大会のステージステージでのロックソーラン、うたごえ広場での南中ソーランで子供たちの躍動感あふれる踊りを見たので、絶対わたしも踊るぞ、(子供たちに躍らせるぞ)と決意した次第。
親と教師の垣根が見えて・・・
次の日は、70余りの分科会のうち、4分科会、「確かな学力・豊かな心を育てる―@わかる楽しさ、あそべる仲間、楽しい学校―小学校の問題」に行きました。親と小学校教師がごちゃまぜで各々の切実な問題が話され、教員として気づかないことに目を向けるいい機会となりました。日頃のお互いに対する本音が出され、父母と教師の垣根(バリア)が、小さなことから大きなものまでいろいろとあることをあらためて認識しました。
そこをどう乗り越え、協力するか
「大空へ飛べ」の経験を全国に発信

しかしだからこそ、こうした大小の対立を、子供を中心にすえて協力し手をたずさえていく力にしていくことが、いま求められていることだと思います。こうした中で、高岡市教職員組合が主催している「大空へ飛べ」の取り組みは、父母と教師が子供の健やかな成長と平和を願って手を取り合う場として、全国的にも珍しいものです。全国の父母、教師が集まるこの機会にぜひこの活動を知ってもらいたいと思い、2回も発言させてもらいました。同じ歌や劇のステージを作り上げる中で親子が、教師と父母が、子供同士が、障害ある子や心身にいろんな問題を抱える子が、みんな一つになって理解しあう場になっていること、観客の皆さんがこのステージを見て、希望や感動を持って前向きに生きる力を得る機会になっていることを短い時間でしたが、何とか伝えることができました。分科会の最後の申し合わせ(決議)にも、父母と教師の文化活動を通した交流という趣旨の内容が盛り込まれました。
全国のお母さんたちから
元気をもらいました

暑い中、全国のお母さん教師の皆さんが次々とマイクを持ち、力強く話し合う姿にとても力強さを感じました。同じ教師の皆さんが日々多忙の中、学級崩壊、父母や同僚からの信用の失墜などいろんな苦しみの中で反省や学習を積み重ねながら、気を取り直してがんばっている様子がわかり、わたしも自信を持ってがんばろうと決意を新たにしました。(A)

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