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2000年7月16日号

上田ゆみ子の県議会報告
教育には十分な予算をつけ、若者に魅力ある高等教育を

上田ゆみ子県政対策委員長6月県議会で、犬島県議は少子化の影響で存続の危機に直面している洗足学園短期大学の問題を取り上げました。小矢部市においても砺波女子高校の生涯学習高校への再編問題があるだけに、私は関心を持って傍聴しました。

日本共産党はこれまで洗足学園について、県内の数少ない高等教育機関として、音楽にかかわる活動で全国的に注目される情報提供・発信に努めるべきであるとの提言を行ってきました。

この視点に立って、犬島県議は、

@ 富山県立短期大学としての存続を検討されたい

A 洗足学園の20年間の歩み・特色を生かして音楽科に関する道を求めること

B 音楽と人間生活のかかわりを研究する学問が成り立つかどうか検討すること

C 幼児教育・初等教育から高齢者介護等の分野までにかかわる人材を輩出できないか

と質問しました。

また、厚生省で研究している音楽療法分野の学問や、看護系高等教育機関の設置についても洗足学園で検討を要望しました。

知事の消極姿勢は残念





県知事は、県内の看護士養成機関の実情を調べ検討すると述べましたが、県立短期大学とすることは考えていないとし、県としては洗足学園に要望するという答弁にとどまりました。教育に消極的な姿勢に、私はたいへん残念な思いでした。

特色ある専門学科を残し、
若者が定着する県に



就職難の時代に若者たちは、就職に有利な専門教育を求めています。特色ある専門学科を持つ大学を県内に残すことは、若者の転出、流出に悩む富山県にとっても大切な課題ではないでしょうか。

洗足学園や砺波女子高校が改編される生涯学習高校は、現代社会が求める教養や技能を身につけ、成長するための大切な教育機関です。私は、県が教育に対して十分な予算で対処し、県民の期待に答える県政を求めていきたいと思います。

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