トップメニューネタバレ映画評レクイエム・フォー・ドリーム

映画のラストシーンが書かれています。まだ、鑑賞されていない方はご注意を!


「レクイエム・フォー・ドリーム」

ストーリー
  自己啓発のテレビ番組を見ることが生活の大部分を占めていた母。そのテレビを売り、麻薬を買う息子。
そんなある日、母親の元にテレビ番組出演の招待の手紙が届く。彼女はテレビに出演するための衣装として若い頃に来ていたドレスを箪笥の奥からひっぱりだす・・・しかし、そのドレスは彼女のすでに体型にあわず、着ることができない。彼女はダイエットを研究しているという医師の元を訪れるが、そこで出された薬は麻薬が含まれたダイエット剤だった・・・。
 一方、息子は母親を困らせてばかりいてはいけないと一念発起し、服飾学校に通う恋人を支援し彼女の夢であるブティックを開かせてやること、そして、その彼女と結婚することを決意する。支援の方法は・・・大量の麻薬の転売・・・(著者一人言:結局、立ち直るつもりないやん)。当初は大量にさばくことができ、うはうはだったが、自分自身も買いつけた麻薬にはまっていき、そして彼女もまた麻薬に侵食されていく・・・。

ネタバレ
  母親・・・やせたいばかりに処方箋を遥かに超えるダイエット剤摂取により幻覚症状に・・・瀕死の状態になるも病院に担ぎ込まれる。しかし、大量に摂取した麻薬は彼女の精神を崩壊させ、結局、精神障害者となってしまう。
  息子・・・大量摂取による注射により、腕が腐ってしまう。病院に行ったところ警察に捕まり、強制労働へ・・・しかし、体調は元に戻らず、警察病院で腕を切断・・・。
  息子の恋人、彼女もまた、薬中毒に・・・薬欲しさに地元の麻薬ルートの元締めに体を売ることで麻薬を手に入れる・・・。その後、恋人は逮捕され、彼女のところに戻ってこない。彼女は、麻薬のとりことなり、再び、元締めのところに行くが、そこで彼女を待ちうけていたのは、「SMパーティ」だった・・・陵辱される一夜が過ぎ、明け方帰宅した彼女は薬を打ち・・・ふっと一息。(完)


太郎と花子のパールハーバー!討論

「すごく、嫌な映画だったけど、面白かった。」
「どぎつい描写が多かったんだけど、スピード感があり、なかなかの佳作ってところ」
「原作が『ブルックリン最終出口』と同じ人と聞いてちょっと納得」
「ラストに至る人間の貶め方はまさに、同じ感覚だったよわよね。」
「あの映画ではジェニファー・ジェイソン・リーが集団レイプに合う。今回はジェニファー・コネリーがSMパーティ。」
「まあ、えげつない最後では有るわね(笑)」
「共にジェニファーという役者がこなしているのも記号が?(笑)」
「しかも、御互いに衝撃的なラストなんだけど露出度は少なめ・。」
「今回のSMパーティのシーンは吹き替えだね。妙にアンバランスだったし。」
「まあ、ジェニファー・コネリーは30代のおぢさん世代にとっては永遠の美少女だし、汚すわけに行かなかったってとこかしら?」
「ジェニファーは30を超えてるはずなのに、まだまだ可愛かったね。」
「それには同意」
「あとは、お母さんの最後は衝撃的だったね。普通にもらった薬で徐々に狂っていくという。」
「あの冷蔵庫が迫ってくるシーンはそんじょそこらのホラー映画より怖いよね。」
「うんうん。その母親は『キャリー』のあのキリスト教を狂信的に信じていた母親と同じ役者さん。」
「やはり、この映画はキャリーののろいか(笑)」


伊達と酔狂 Apl,2001