あくまでも”独学”な作画術 その3

※注意※
これらの作画術には佐藤の独善的な思い込みも含まれますので、正しいか否かはご自身の判断にお任せしますm(-_-)m



・コマ割りで違ってくる時間の間隔
 左上下のイラストはどちらもモノ(雑巾;)を投げてそれを(チリトリで;;;;)打つシーンです。比べてみると時間の感覚が違ってみえますでしょうか?ひとつの動作を表すのにコマ数が多ければ多いほど時間の感覚が遅くなります。

 左下のイラストには「モノを投げる」動作として「モノが人の手によってエネルギーを与えられ、自ら運動をおこす」までのプロセスが描かれてあります。「モノを投げる」と同様に、「打つ」の中にも「人がモノを打ち返そうと何かを握り締め、タイミングをはかってそれを振り下ろす」というプロセスが予想されるでしょう。そうすることで単なる「投げる→打つ」の動作がドラマチックに表現することができます。

 このような表現の仕方はスポーツ漫画などでよく見うけられます。野球、サッカー、ボクシング・・・読んでみてやたら時間が長く感じられたことはありませんか?(佐藤の好きなゴルフ漫画はゲームの最中一話につき一打打つのがやっとです^^;)この表現法を上手く利用してストーリー展開にメリハリがつけられたら面白いですよね。(動作を表すものすべてに適用しなければいけないという訳ではありません。)



※注意※
 スポーツ漫画の中にはゲーム以外に人間関係などさまざまなエピソードを加える為に時間の感覚が遅くなるものもあります。
 


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