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5月下旬から6月初旬、2回に分けて16巻の配達ツアーを
行った。写真は3度目にしてやっとお参りできた「小菅神社」の
奥社。鳥居をくぐり、”参道”と呼ぶには険し過ぎる山道を
えっちら小1時間、素敵な景色に出会う事が出来た。
苔のむした石段と杉並木からこぼれてくる陽の光、熊野古道
にひけをとらない清々しさがある。
しかし今回のツアー、順風満帆という訳にはいかず・・・。
実は旅行数日前、動けなくなる程の高熱を出し、病院へ。
もしや季節外れのアレかと思ったが、そうではないと分かった
とたん熱は下がり、車のハンドルを握れる程度にまで回復した。
とはいえ、喉が痛くて咳が止まらない。挙句の果てには
声帯もやられ、ハスキーボイスになってしまった。

5月27日、スガアマは片品名物「アスパラ祭」に売り子として
参加してきた。休日のうえ、「花の駅・片品」という人気の
日帰り温泉施設が開催場所なだけに、朝から沢山のお客さん
が訪れた。急きょ売ろうと、野ざらしの畑から摘んできた
アスパラの束はあっという間に売り切れ、「ふーみん」さん
特製の、地元特産物を使ったケーキやプリンも午後には
すっかりなくなった。販売の他にも歌や踊りや太鼓など
いろんな催し物があり、片品パワーを感じると共に、
またも楽しいひとときを味わってしまった。
その後、一旦東京に戻り、あるトコの座談会へ。
さほど商品買ってもいないクセに、会長の前でしこたま文句を
云ってきた。
そして手製のパンを携え、4日間、長野、新潟へ。
5月31日は飯山、野沢。
小菅神社を参拝したのち、馬曲(まぐせ)温泉でさっぱり
汗を流し、以前お世話になった方々にご挨拶してきた。

6月1日、中野市にある「谷厳寺」から高杜山をアタック。
石仏を巡りつつ、カラマツやブナの涼しげな山道を
ゆっくり上り、「動結場」から尾根伝いを歩く。
高杜神社の奥社である岩洞窟のヒカリゴケに感動し、
鎖場をやっつけ、アップダウンを繰り返し、遂に山頂へ。
途中、黒い雲が空を覆い、突然の大雨。雷が怖いから
引っ返そうかと思ったが、鎖場を過ぎて景色がぱあっと開けた
辺りから天気も回復。水は汲めなかったけど風が心地よかった。
本当に、素敵な山でした。
高杜山を教えて下さった方、それと猛獣除けの柵について教えて
下さった「さくらの里」事務局の方、アリガトウ!

6月2日、午前中は妙高シャンツェへ。管理人さんにご挨拶
してすぐ去る予定だったが、丁度学生さんが練習に訪れて
いたので見学させて頂いた。雪のまだ残る赤倉ゲレンデ、
それとはうらはらにリフト下にはタンポポが「これでもかっ!」
って位咲き乱れる。風はまだ冷たいけど、選手たちのインナー
が半袖なのを見てると、彼らは既に夏モードに入ってるんだ
なぁと悟る。

午後、白馬に到着。所長さんがお留守にも関わらず、
シャンツェ中間地点をおもに資料集めの撮影。ネームで
描いた雑なシーンと重ね、アレがこうなってコレがこうなって
と、試案に暮れつつ、休憩の合間にジャンプ台から見える
風景を眺めたり選手の練習している所を見学したり、自分、
何やってんだかって一時混乱したものの、あ〜なんて幸せ
なんだろうとしんみりしたりして・・・。
6月3日、午前中偉いお方とお会いした。
某名門スキー部の監督さん。以前、シャンツェの
背景資料集めでたまたま練習中にお邪魔するなどニアミス
はしていたが、上手くご挨拶できずにいた。
W杯の映像を見る限りでは怖そうな印象だったけど、いざ
お話しを伺うととても親しみ易く、こちらの質問にも快く答えて
下さった。後日、改めてお伺いする予定である。
午後、雨と共に帰路につく。
週末の関越道。渋滞寸前のギチギチな中、スピード****
な車が左車線から追い越し、強引な割り込みを繰り返す。
そんなヤツ、日本にはイラナイ!事故の元になるし、
永遠に消えて欲しい。
夕方、墨田に帰宅。いつの間にか咳もなくなり、
出発の日よりゲンキになっていた。高い声も出せるように
なり、段々普段の声に戻りつつある。風邪は治って良かった
けど、ハスキーボイスとサヨナラするのはちょっと寂しいカナ?
ツアーの合間に宇都宮へ出向き、先生に17巻のネーム
も見て貰った。ご指摘を基にナオシを加えてはいるが、
いつでも原稿におこせる段階まで進んでいる。

*おまけ*
今回、妙高→白馬へは糸魚川ルートから行ってみた。
写真はその途中のPAで食べた「ブラック焼きそば」。
妙高のレッドは既に制覇、残るは上越のホワイトのみ!
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