バイク道楽日誌 No.25

「バイク買い換え」  99年7月31日(土)
(CB400との対面、バリウスとの別れ)
 先週火曜日(7月20日、海の記念日)、地元のレッドバロンに3月にニューモデルが出たHONDAのCB400SuperFourを見るだけのつもりで行ったところ、展示車も在庫車もなく、実物は見られなかったのに、どういう訳か、購入契約をしてくる羽目となった。
 人気車なので注文しても納車までは2、3週間ほどかかると言われていたが、1日も早くとせかせていたため、晴れて本日納車となり、バリウス2に乗り引き取りに行く。
 私のバイクライフのスタートを支えてくれたバリウス2は完成度の高いバイクであり、ずっと気に入っていたが、それでもCB400に買い換えたのは次のような理由である。
@登りのワインディング道路等で、250CCの力不足を感じていたため、現在の免許で乗れる最大排気量の400CCにステップアップしたいと考えていたこと。(ツーリングクラブで、男性はほとんど大型バイクに乗っており、スクーター以外で250CCに乗っていたのは私だけであった) 
A3月に出たニューモデルのCB400SuperFourは、HyperVtecという新機構を持ち、トルクは増えたのに車重は軽くなるなど、買いたいバイクが出現したこと。(CB400と言えば、教習車のイメージが強く、最初のバイク選びの時には絶対に避けたいと思っていたが、そのイメージも気にならなくなっていた)
 CB400に初めて対面。鮮やかなブルーがかっこよい。意気揚々と乗って引き上げる際、下取りに出したバリウス2がひっそりと立っているのが目に入る。1年8か月乗ったこのバリウスは23万円で引き取られたが、恐らく30万円ほどで売りに出されるのだろう。買うのは元気な若者、と言う気がしてならない。
(CB400インプレッション)
 主にバリウス2との比較においてCB400の良い点と問題点を、バイク雑誌風にまとめてみれば、概ね次のようなことであろうか。(※この項は、8月1日及び8日のツーリングの結果も踏まえて書いています)

《Good》
@操縦性
 150CCの馬力の差か、総重量の差か、低重心化の差か、幅広タイヤの差か知らないが、とにかく操縦しやすい。高速道路の走行も安定しているし、上りのワインディングでも楽に曲がり、加速感も良い。
A燃費
 慣らし運転中で回転数を上げていないからもあろうが、700キロ走行した段階で満タン法により測定し、2回とも約26Km/L走ったのにはビックリした。バリウス2では良いときでも23Km/Lであった。
B積載性
 シート下にバリウスよりもずっと大きい容量の小物収納ボックスがあり、レインウエア一式を入れておけるのはありがたい。リヤシートにはネットを引っかけるフックや突起が付いており、この部分の積載性は、バリウス同様、何も問題がない。
C装備
 デジタル式の時計とオドメーターに、トリップメーターが2つも付いているが、特に常時表示している時計は、今回、一番便利に感じるものである。バリウスにも付いていたハザードランプのほか、パッシングライトスイッチも付いている。
Dその他
 バリウスの丸形サイドミラーに比べ、CB400の角形サイドミラーは格段に視野が広く見やすい。エンジン音が静かで、隣近所に気を使わずとも発着できる。
《Weak》
@熱風
 炎天下走行中のエンジン部分からの熱風がすごい。去年もバリウス2で炎天下を走っていたが、これほどではなかった気がする。エンジンが大きくなったためか、構造上の問題なのかは分からない。
A振動
 運転中に特に振動を感じるというわけではないが、長時間走行して降りると、両手の指先にかすかに痺れが生じる。バリウスのときには全くなかった感覚なので、やや気になる。
Bその他
 太陽の直射光のもとで、ニュートラルランプがバリウスよりも見づらい。サイドスタンドがステップと干渉し、乗車位置からの操作がしづらい。
(買い換え総括)
 ニューモデルであり、排気量も大きい分、バリウスよりも総合性能で勝っているのは当然とも言えるが、とにかく運転しやすいのが気に入っている。買い換えは、まずは正解であった。
 ただ、今回の乗り換えで、排気量が増え、出力やトルクが大きくなることによる快適さを実感してしまったので、いずれ、更に大きめのバイクを欲しくなるのではないかと心配である。CB400は、400CCとはいえ軽めでコンパクトであり、それが良いところでもあるのだが、大型バイクの間に入ると、「車格」の違いがはっきりしていて、やはり見劣りがする。
 資源や環境問題を考えた場合、リッターバイクは過剰排気量であり、好ましくないと言うのが私の持論であるが、600CCやナナハン位のバイクには乗ってみたい気もしてきた。そのためには大型の免許を取りに行かなければならないが・・・
 煩悩はなお続きそうである。