魔法使い
女性なら Witch 洋物 海外の映画などでは人気のキャラクターです。
アニメ、ゲームなどにも参考になる作品が在るので、設定は自由に色々作れそうな気がしますね。

おどかしネタとして、「何か落として」と演出家がリクエストすることがあります。
実は、上のほうから何か落ちてくるは、方向とかタイミングとか意外と難しいのです。
そこで、ゲストの関心をちょっと引きながら良きタイミングを得ようとするのが良いですが、
ここでは、まず魔法使いを見せておいて、おどかしネタを出しています。
魔法使いはキャストでも造型でも、コスチュームに重点的に手をかければ纏めやすいです。
造型は予算的にという時は、藁人形でも良いですし、絵、コルトンボックス内照で変化をつけるなどあります。
参考:東方キャラ、東方プロジェクト
SE音源再生機 BitTradeOne (ビット・トレード・ワン) ADSU01使用

株式会社ビット・トレード・ワンのADSU01モジュールを使った音源再生機です。
スタート信号(接点ドライメーク)を受けて再生をします。2フレーズ後着優先選択。
収録時間 2フレーズ合計で90秒まで記録できます。(ADSU01モジュールは4フレーズ合計90秒まで可能)
RCA出力赤白2つありますが、この機材はモノラルです。
2chのパワーアンプを使う場合便利なのでパラ出力としています。
モジュールを2つ積んで2ch音源とするのも良いと思います。

内部構成:ACアダプタからDC9v〜12vを受けて5vの安定化電源としています。
スタート信号を受けるためにフォトカプラ回路を使ってノイズに強くしています。
モジュールの音声出力の後ろに小さなパワーアンプを組んで、出力回路の短絡からモジュールを保護しています。
この製作機材では、パワーアンプ出力を、そのままラインアウトとしています。
イヤホンや小さなスピーカーをつないで収録してある音源のチェックを簡単にすることができます。
SE音効用として実用的にしているのですが、オーディオとして音質にこだわりたい時は、
オペアンプなどで高音質のラインアンプを組むと良いでしょう。
使用環境が良い場合は、モジュールから直接音声出力を取っても良いと思います

ADSU01 PCとUSBでつないで音声データを転送します。
ビット・トレード・ワンwebページから、専用ソフトをダウンロードできます。
このソフトで、WAVやMP3のファイルデーターを専用のフォーマットに編集できます。
DL無料 Windows用 Windows10 の環境で使っていますが特に不具合などはありません。
音声データーはモジュール内のフラッシュメモリに保存されます。
サンプリング周波数:約40kHz 量子化ビット:8bit モノラル
モジュールの音質は良くSE用として充分な性能で、音楽的効果 ME としても良いと思います。
SE音効用の機材は、使用環境(ノイズ、周辺温度など)が過酷なので、動作の安定性などは
判らない点もありますが、製作実験室レベルでの電気的ノイズなどでの不具合は無いようです。
株式会社ビット・トレード・ワン
USB録音 音源再生モジュール
ADSU01
https://bit-trade-one.co.jp/product/module/adsu01/
超大型低音ホーン
CW constant wise 定幅(厚さ)のフロントロードホーンです。
大地震といったパニックアドベンチャーでの低音効果用スピーカとして製作したもの。
大出力のアンプがまだ困難な時代で、ホーンにより高能率に低音域を再生できるようにして、
アンプの出力60w〜100w(8Ω)で運用しました。
1景だけでなく近隣の景3〜4景の低音域をミックスして再生していました。
今ではKWオーダーのアンプが容易に入手できるので、こんなアホなことしなくてもすむ時代になりました。

大きな図
複数スピーカーの接続

一台のアンプに複数のスピーカーをつなぐ方法です。
スピーカーの多くは4Ω〜16Ωの間で作られています。8Ω近辺が多いのです。
アンプは、これらの値にマッチするように作られるので、4Ω〜8Ωのスピーカーをつないだ時に
安全に、一番性能を発揮します。
値が小さいほど電流が多く流れて出力が大きくなりますが、アンプの部品や設計により限界があり、
過ぎると発熱が大きくなって、保護回路が働いて音が止まったり、破壊することがあります。
一台のアンプに複数台のスピーカーをつなぐときは、まず 2台 で考えます。
2台の8Ωスピーカーを並列で4Ωになります。8Ωのスピーカーは2台までが安全です。
直列にすると16Ωとなり、アンプによっては出力が小さくなります。
16Ωを越えて大きな値になると甚だしく出力が低下する機材もあります。
同じ8オームのスピーカーが4台あれば、並列にした2台のセットを直列にすると8オームとなり
アンプにとっては良い状態になります。
※最近では1台6Ωのスピーカーもあります(BOSE社のスピーカーなど)。2台並列は要注意です。
多くのアンプが4Ωまでで設計されているからで、3Ω以下までに対応しているアンプでないといけません。
※スピーカーの極性を間違えると全体の音量が小さくなったり低い音がなくなったりします。
位相(振動板の動く方向)が正反対になるので打ち消しあうためです。
スイッチ回路 ゲストに参加してもらうために押し釦スイッチを押してもらうことがあります。

二つの押し釦でランプをつける例題。
一番上は両方同時に押さないとランプがつきません。
中段はどちらか押せばランプがつきます。両方押しても良いです。
一番下はリレーを使った回路でどちらか押せばランプが点くが両方押すと消えてしまう回路です。
羽子板タップ

私は木の板にコンセントを付けた物を「羽子板」と呼んでいます。
かなり昔、劇場に勤めていた頃ベテランのスタッフさんから聞いたもので普遍的な用語かどうかはわかりません。
板切れ一枚ですが、これで使い勝手がかなり違うので、余ったコンセントなどで作っておくと便利なものです。
抜き差しが楽で、かさばるACアダプタを使う時なども安定しています。
この画像では、仮設用のコンセントを使っています。左のコードは試験用で棒端子を付けて差し込んでいます。
仮設用のコンセントは本来単線を使う必要があるので、設営する時はFケーブルで引いてきて差し込みます。
BGMの音量レベルを自動的に平均化する制御アンプ
AGC(オートゲインコントロール) アンプ アナログフォトカプラー使用の回路

BGMの音量レベルに凸凹がある時、大小差の大きな楽曲など事前の編集では補正が難しい場合があります。
リミッターコンプレッサーと言う機材があるのですが、お化け屋敷のBGM環境では効きが甘い感じになり
そんなに高価な機材でもないのですがコストパフォーマンスが良いとはいえません。
少々品が悪くても音量レベルが突出してきた時は強力に抑えてほしいのです。
アナログフォトカプラ (LED-Cds) を使ったアンプは、ローコストにできて効果もあります。
デリケートな音量調整ではなくガツンと叩くと言う感じです。

オペアンプの増幅回路の出力を整流してフォトカプラのLED部の点灯回路をON/OFFして
カプラのCdsの抵抗値を変化させてゲイン(増幅度)を変化させています。
重要なパーツはアナログフォトカプラーですが、手に入ればモリリカ製品が良質で好ましいです。
すでに終了したメーカーなので代用品を考える場合は秋月などで手に入ります。
Cdsの抵抗値バラつきが予想されるのでアジャスト回路を考えるか、
価格も安いので10個くらいから選別すればよいと思います。
LED−Cdsカプラー 秋月通商
http://akizukidenshi.com/catalog/c/caphca/
考察:映像とのコラボ
大きなテレビがあります。このくらい大きければお化けなど出そうですね。
映像とメカモーションやキャストとの連動を考えることは多いのですが結構難しいです。
受像機、ディスプレイをそのまま使う手法もあるのですが、ここでは作り物で考えています。
画面液晶パネルはリアプロ(後方投影)用のフィルムを張った窓になっていて下へスライドする(落とす)ようになっています。
映像でメインのお化けキャラクターを見せておいて暗転、黒味映像として、スクリーン窓落とし、実キャラクター出現と進めます。
画面が下へ落ちていくところまで映像で作ったほうがシンクロさせやすいのではないかと思います。
実際のお化けキャラは後ろ下方からの押し出しメカやスイングアームなどで考えます。
キャストの場合シンプルに窓から上体を乗り出すのが良いと思いますが、昔のブラウン管テレビ
4:3の画面のほうが作りやすく、出やすいかもしれないです。そのほか、横から堂々と出現する、
ゲストの背後から襲ってくる反則技や、スクリーン窓は固定で、お化けは下から這い出してくるなど
いろいろ考えられます。
スクリーンは、リアプロジェクションフィルム ブラックタイプを考えるのが標準的な手法と:思います。
液晶テレビ等の実ディスプレイと比べるとクリアな画面ではないので、それを踏まえた絵作りをします。
プロジェクターの能力と、必要な投影距離、スクリーン上のサイズの関係をよく確認しながら計画することが重要です。
プロジェクターは強力な光源の物をチョイスしましょう。
スクリーンの専門店の例です。
シアターハウス
https://theaterhouse.co.jp/p_rear/