ねこ少女
ねこ少女はお化け屋敷にぜひ住まわせておきたいキャラクターです。
猫への展開はトーキングヘッドを思いますが、ここではメカの動きを考えます。
顔の反転ドンデン返しや、すとんと落として後ろの猫を見せるなどします。
少女を若干奥に配して顔を倒した後、スイングアームに載せた大きな猫顔を
前方ゲストのほうに飛ばしてくるとアニメーションの様な感じが出てきます。
この絵は少し(作者が)変態です。こうなってしまった...
お化け屋敷は少し世間から離れた要素も大切ですから良しです。
トーキングヘッド のっぺらの顔(立体・乳白色が多い)に顔の表情を映像投影する技術。
のっぺらと言っても演技する俳優さんの顔を型取り精密に彫刻しないといけない。
そうでないと、思うような効果が得られない事が多いのです。
モーフィングCGも高度なものが必要です。
オールCGだと顔型をどう割り出すのか課題ですね。あ、3Dプリンタかな。
100円ショップの結構使えるもの
綿棒 カラータグ コードクリップ アルミ自在ワイヤ

カラータグは金属リングがついていたのを外したもの。束線タイで使います。
コードクリップはザックリと一時留めておくのに便利でした。
綿棒も現場にあると何かといい物です。あと爪楊枝もね←細かい半田付けに重宝します。
ドアセンサー なんとなく何でも何とかしてくれる光学センサーです。
自動ドアの開閉用なので 2m 程度で安定して動作するようにできています。
お化け屋敷では結構近い距離でも使えることが多いです。
外光が無く黒っぽい場所という事かもしれません。
カバーを取った状態。一般におなじみなのでバレ安いのでカバーを取ってしまうことも。
この製品はカバー無しでも配線部品の露出部がなく使いやすい。
オプテックス株式会社 ドアセンサー
現行品
http://www.optex.co.jp/as/product/door.html
血液型占い
お皿に描かれた巫女さん?から御宣託を頂きます。
神のお告げですが、一応音声なのでローランドARシリーズを使うと良いです
カウント再生モードで次々と内容を変えていけます。

この巫女さんはヤンキーなので当然気合を入れられます。
声優さんからキャラをいくつかもらってお皿もあわせて変えたりします(日替わり)。
水晶球なら大いに良いのですが、球体内への投影はまだコストとか難しいと思います。
そのうちできるようになる気がします。
注意 AR-200Rでのカウント再生
AR-3000/3000R または ARE-3000 を使って、カードをカウント再生に設定します。
(AR-200R本体だけではカウント再生の設定はできません。)
ローランドAR-200R Rolandのサポート頁
https://proav.roland.com/jp/products/ar-200r/support/
金属近接センサー APS4-12S
Koyoの製品 動作距離 4mm 鉄、非鉄金属となっています。
電源電圧 DC10-30v 負荷電流 吸い込める電流が 50mA 最大
アンプ無しでも小さなリレーなどは引っ張れそうです。
十字の的みたいなのが検出面。上面検出型と言うようです。
光洋電子工業株式会社 近接センサー
http://www.koyoele.co.jp/product/sensor/index.html
APS4-12S
の資料 pdf
http://www.koyoele.co.jp/support/pdf/aps4-12m_12s.pdf
ガラス絵 夢の考察で実験もしていないのですが...
自分のスケッチでは雰囲気も出せないので漫画家さんに描いてもらったマーメイド。
お化けはやらない方なので可愛いめなのでした。

ガラス絵 描いた面の反対面から見るから描く手順が逆になるため難しいと言われます。
アニメのセルのように2〜3の重ねで見せられないかなと。
通常の絵付けとの組み合わせでやれば作れそうな気がします。
お化け屋敷の中のセットや絵、たまには気分変えましょう。
エア演出のプラン
エア吹きエア吹きと何回も書いてますが構成図も置いておかなくては。

最初から全部並べてみると結構色々あるなあ〜ですね。
お化け屋敷のモーションエフェクトではエアピストンなどを使うので、大きなコンプレッサーを
設備していることが多いです。そんな時は空気を分けてもらってできますが、エア吹きは
自前のリザーブエアタンクが必須です。無しでは全体の空気圧が一気に下がってしまいます。
演出が何をやっているかは図で判ると思います。
失敗談:お札投函口が詰まらないようにクリーナーとしてエアを吹き付けてますが、
実際には電磁弁2の前にレギュレーター2の調圧器を入れていなかったので、
制御のエンジニアの方に苦労をかけてしまいました。
電磁弁の開閉時間だけでは薄い紙は張り付いたりして難しかったのです。
演出のエア吹きは強いほうが良いのですがクリーナーのほうはちょっと弱目が欲しかったのです。
E3Z-R61
2M 図中にあるセンサーオムロンの現行品
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/407/lineup.html
演出プランを考えている園のスタッフの方(両端お二人)です。
お不動様の台座の下に仕込もうか?等など。
お顔は外させて頂きましたが、浅草の有名な遊園地の幹部の方々なんです。
エイジングの参考になるかな?破れ傘 長年のお役目を終えてお休みしている傘です。
右下は提灯ですが、ここまで疲れ果てるとは...彼には大変なことがあったのでしょうね。
お化け屋敷の製作で古びた感じを出すことをエイジングという事がありますが、
ちょっと違和感があります。間違いとか言う話ではなくてね。
エイジング、年を重ねる、経時なんだけど使い込むの意もあって、
スピーカーをエイジングして良い音に仕上げるとか使います。
錆びをつけたりするなど、古いものに見せる美術手法であるから、
模型分野の「ウェザリング」という言葉も場合により意識したほうが良い気がします。
ウエザリング=風化 エイジング=加齢、経時 となります。
ずいぶん昔のレコードジャケット
BBCの効果ライブラリーから作ったというSEのレコードのジャケットでした。
まだCD以前の頃の物と思いました。良くこんなイラストのジャケット普通に出せたな〜
と思いながら買ったものです。お化け屋敷はエロチックな猟奇(変態)要素も必要だからね。う〜ん。
薄型マットスイッチ 感度が良く小さなお子さんでも検知しやすいです。
カーペットなどの下に隠して使います。直接踏んではいけません。壊れてしまいます。
必ず何か養生材の下に敷いて使うものです。

オジデンの薄型マットスイッチ 大阪自動電機株式会社
http://ojiden.co.jp/itemdetail.html?itemId=I20130925004
標準型 頑丈なつくりの物があります。
http://ojiden.co.jp/matswitch/index.html
東京光音電波製の高精度ボリューム
2CP-601 10KΩ 2連 オーディオ・テーパー いわゆるAカーブと思います。
小型・2連コンダクティブ・プラスチック・フェーダーです。
ステレオの左右がぴたりとあって気持ちが良い製品。
海神無線株式会社 買えるお店 秋葉原
http://www.kaijin-musen.jp/34.html
東京光音電波
http://www.ko-on.co.jp/products/att/cp.html
注意:金属つまみはシャフトと絶縁しないといけません。できれば使わないこと。
ヘビメカ考察 ヘビというのはなかなか上手く作れない感あります。
樹脂製作では長持ちしない感あるので、昔からある、おもちゃの連接構造を、
まま使ったらどうだろうという考察です。
絵に描くだけはできるんですけど、結構大変そう。無理せずクネクネはあきらめて
シャーと言う感じでベルトに載せて走らすことを考えます。ベルトのRはもっとずっと大きくなると思います。
金物で作ればモーターやギアを含めて結構音が出るはず。そこで音効は電気音響は止めて発音盤としました。
円盤に山溝凸凹をつけて発音ベロでこする。これ、メカとして作ったことは無いけど
音効の録音でありあわせの回転する道具でやる定番です。
洗面台 いまどき、こんなのに騙されるゲストはいないと思います。
ですが、コストは低そうだしちょっと考えて見ましょう。
実は何もしないのもありますが、バックグラウンドで物音や人声がするなど見かけます。
デフォルメした水音などの場合は少し汚して作ります。
きれいにリアルに作りハンドドライヤーや鏡も配して徹底的に騙しにかかる場合。
蛇口カランあたりを壁から光電センサーで狙い、おなじみのエア吹きとなります。
水は出さないのでオーバーフローを使って吹きます。
センサーはスモークアクリ(濃さのテストが必要)などで堂々と隠します。
2つ使ってシンメトリーに配置しておけば何となく溶け込みます。
洗面台の下、床から 15cm あたりで 70cm 幅で2個使う方法もあります。
ハンドルの無い蛇口にすれば手の動きをオーバーフローから検出できそうですが
ゲストがそこまで付き合ってくれるかどうかですね。
五球スーパー 昔の真空管ラジオです。
お化け屋敷の置き道具としてやってきた物で真空管(ST管)が五本使われている
スーパーヘテロダイン中波ラジオ受信機です。たしか、周波数変換6WC5、中間周波増幅6D6
検波電圧増幅6ZDH3A、電力増幅6ZP1、整流12F と言う真空管であったと。
スピーカーが生きている物なら効果用のスピーカーとしても使いたいもの。
真空管回路用のスピーカーはトランスが付いていますが現代のアンプで鳴らす時は不要です。
リード線とかの引き出しを調べてコーン紙の裏から出ている線があれば直接つなげば良いです。
注意 この頃のラジオは出力が2wぐらいです。スピーカーはそれに合わせて作られています。
5wも入れたらボイスコイルが飛んでしまうかもしれません。
なので、アンプは絞った状態からそっと上げていってね。
当然ガンガン鳴らす目的には使いません。
画像ではダイアルのランプが付いています。 6.3v の物が多いはずです。
真空管ラジオ回路は高い電圧を使います。ランプの点灯だけヒータートランスという
小型トランスで置き換えてラジオの電源は活かさずにおくほうが安全です。
小型シール鉛電池用充電器
比較的大きな電流が取り出せる小型シール鉛電池。時々必要になることがあります。
充電器が必要ですが作ってみました。回路は下記からいただいてきました。
趣味の電子工作にようこそ こちらが
Seiichi Inoue さんのページTopです。
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/menu.htm
回路の説明の頁
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/car2_3.htm
組み立てた状態 小型にまとめてますが一回り大きな箱のほうが楽に組めます。
私は、電源関係のICの放熱器は大きめにしてます。

小型シール鉛電池メーカー種類によっては専用の物が指定又は推奨されている事があります。
その場合は専用品を使いましょう
シリコンハウス共立 人体感知センサースイッチ

シリコンハウス人体感知スイッチ 共立電子の店エレショップ
http://eleshop.jp/shop/g/gHBU111/
この機材は安価で、価格コスパも良い感じです。検知出力はOUTから電圧出力ですね。
リトリガー式なので、出力中に検知があれば出力時間は延長されます。
エレショップの記載では ON時間:センサー感知から感知終了後約10秒間 とあります。
リトリガーは便利なこともあるのですが、お化け屋敷で照明や音効を組み合わせて
景作りをする時は、検知を一定時間の短いパルスにしたいことがあります。
ここでは、手抜き回路なのですがコンデンサーに電気をためておき一定時間放電させて
リレーを動作させる回路をつけています。リレーは消費電流の小さな基板用などが向いています。
動作は回路を追って考えてみてください。簡単な回路なのですが、意外とアレ?感もありますよ。
電源が24Vであればコンデンサーは300μF50V程度で試行しますが、
リレーコイルの感度、消費電流により大幅に変わります。
12Vの場合コンデンサーが大きくなって作りにくいです。
手抜きしない時はリレーAの前にNPNトランジスタ回路をはさめばいいのです。
2003と言うIC型のが使いやすいです。コンデンサも小さなもので済みます。
汎用タイマー オムロン H3FA
基板用タイマー 古くからあるタイマーで、キツメの環境でも安定動作するタイマーユニットです。
ヘビーデューティ仕様と言うわけではないので使用温度環境や電圧などの条件は守らなくてはなりませんが
私が使った範囲では故障した物が記憶にありません。

Aタイプ時間設定のベースが1秒〜 Bタイプ時間設定のベースが6秒〜 の2種があります。
オムロン H3Fタイマー
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/208/
H3FA データーシート 大きな画像
↑タイムレンジ設定など使いこなすにはデーターシートが必須です。