Session,

Passion,

Percussion!

(楽団サウンド・ボックス)練習風景

 

(アンサンブル・センプリーチェ)浜名湖花博にて

 

「楽団サウンド・ボックス」 の巻

 

2004.5/23(日)午後2時から
 愛知県は、小坂井町、フロイデン・ホールにて、
楽団サウンド・ボックス アンサンブル演奏会

 こちらの内容は、既存の打楽器アンサンブルの楽曲として、業界ではお馴染みな「トムトム・フーリー」(「太鼓バカ」とでも訳すのか?)、
あとは、季節はずれながら、クリスマス・キャロルから1曲(鈴やチャイムを使って簡単な曲を。)。
打楽器専門の奏者のばかりではないので、比較的簡単な楽譜としてアレンジを施しました。聴いて見てのお楽しみ。
 演奏会の全体像としては、管打楽器のパートごとのアンサンブルのあと、
みんな揃って、吹奏楽の古典的名曲、
最近大ブレイクの「Jupiter」の作曲家ホルストによる、吹奏楽のための組曲第1番と第2番をお送りします。

 フロイデンホールの場所は、JR東海道本線「西小坂井」駅前。
 チケット問い合わせは、フロイデンホールまで。
 入場料、一般500円・高校生以下300円

(2004.5.10 Ms) 

 こちらの演奏会も、無事終了しました。
 例えて言えば、久しぶりに、古巣に戻ったような気分です。
 今回、初めて演奏する方々ばかりでしたが、吹奏楽そして、打楽器アンサンブル、・・・・・我が「青春」(ハズカシイナ)の思い出と重なり合い、自分自身のなかで、最近にない燃焼といおうか、化学反応といおうか、テンションの高ぶりがありました。
 また、ホルストの作品も、日本人にとっての懐かしさを喚起するのでしょう・・・(英国の民謡、例えば、それぞれの組曲で引用される民謡風な旋律は、日本の伝統的な音楽との共通点もありますし)・・・・五音音階風な節、半音下げられた導音、・・・・・素直に自分に染み入るような、素朴な感動があります。
 
 さて、「吹奏楽団」としては、駆けだしで、メンバーも不足、なかなか辛いところですが、一生懸命さがヒシヒシ伝わって、それが自分のエンジン・原動力にもなりました。今後も出来得る限りのお手伝い、微力ながらさせていただけるのなら、というのが素直な感想です。正直を言えば、今回は、準備不足という側面も確かにあり、今後につなげて行きたい、という気持ちもあります。
 ただ、惰性の中に甘んじるような安定感をして、毒にも薬にもならない無機的な演奏を生ませるより、この「産みの苦しみ」のもがきの中から瞬間、垣間見えた、躍動する音楽の鼓動、・・・・この発見こそ、音楽の本質に近いのではなかろうか?
 官僚的、霞ヶ関的、または会議室的ではない、音楽の現場、これこそ、私の心を今揺さぶった、ってことかしら。

(2004.5.24 Ms)

 


こちらは、5/23(日)の
「楽団サウンド・ボックス」アンサンブル演奏会
の練習風景です。

 高校時代の先輩であるYさんからのお話で、私の住む街の隣町、小坂井町の吹奏楽団のエキストラとして今回の演奏会、出演させていただきました。今回は、吹奏楽としては、前述のホルストの組曲2曲のみ、それ以外は、各パートごとのアンサンブル、というコンサートである。
 打楽器パートは、先輩の教え子さんを中心に、私を含め5名での参加となりました。およそ1ヶ月、という短い期間ながら、何とか2曲仕上げ、本番も(私的には)満足いく出来となりました。

 まず、1曲は、既存のアンサンブル楽曲から「トムトム・フーリー」Tom-Tom Foolry。ティンパニと、トムトム3個。4人で。極めてシンプルな、タイコだけの編成。ただ、本番までにテンポもそこそこ速くもっていくことができ、聴き応えのあるものとなったのでは。
 3分ほどの小品ながら、ただ騒々しいだけの音楽にはならないように、特にピアノの部分の音楽の作り方は細かく考えてみたつもりではあります。やや、高度な要求にも皆さん応えて頂きました。本番は結構、熱く、白熱した、テンションの高い演奏になりましたが、それにしても、突っ走ったり、自滅、などということはなく、安定した中のスリル、いい演奏ができたとの感想はあります・・・・・ただ、私Msがビジュアル的にもやや仕掛けたのが、吉と出たか凶と出たか、これはその場にみえた方のご判断。
 意外と、コンサートの中でも映えたかな・・・・トロンボーン四重奏、バリチューバ四重奏(バリトンつまりユーフォニウムとチューバの組み合わせ)と続いた後ということで、趣向も激変、かなりお客さんの耳にもインパクトあるものになっただろう。今後もいろいろ使えそう、か。

 さて、2曲目は、タイコのみの音楽から、旋律主導の音楽へ。というコンセプトは最初からあったのだが、さてどの程度の作品を持ってこようか?時間もないし、既存のもので適当なものもないし、かといって自前のアレンジ物も、書き下ろしても、いろいろ手を加える余裕もない・・・さてはて、と思案のうえ、かつて、2人の編成で最低限の楽器だけを使ったアンサンブルをし破天荒にも人前で演奏したりしたのだが、(詳細はこちら)(小太鼓を中心とした行進曲風な曲想のうえに、鉄琴がクリスマス・キャロルの旋律を奏でる)・・・・The Little Drummer Boy・・・・この作品を5人用にアレンジすることとした。
 ちょうど、演奏会でも、アンコールでチャイムや、銅鑼を使うので、あとで出てくる吹奏楽で使う楽器をフルに使って、(季節はずれながら)クリスマス風の楽曲に仕上げた。
 鈴の響きから始まり、ウィンドチャイムの囁き、そして行進曲のリズムが刻まれ、鐘(チャイム)が鳴り、鉄琴が旋律を歌う。途中で、鐘とティンパニを主導とした旋律の変奏、そして銅鑼も動員したクライマックス、小太鼓の64分音符を駆使した細かなリズムをまぶした行進の足どり、これが遠くへ去って、小太鼓のリズムは止み、鈴がまた残り、鐘の余韻と、ティンパニによる旋律の断片で幕・・・・てな構想の、突貫工事なアンサンブル楽曲を仕立てて、意外とスイスイと曲になりました。もっと難しく書いてもよかったかな、と思うくらい。
 個人的には、タイコの乱打の第1曲との対比はしっかり浮き立ったし、ティンパニも旋律楽器として歌が感じられれば・・・と思いつつの演奏ながら、さていかがだったでしょう?

(2004.6.9 Ms)

 


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