<三日目 後半>

 再びバスは松山へ向けて動き出しました。ここで「ワンピース」
の映画がビデオ上映されるということで車内は大盛り上がり。こ
れまで「ワンピース」にあまり関心を示さなかった自分もモニター
に目を向けますが………ゲームの宣伝でした(苦笑 これじゃ
話が違うじゃんか、と思ってからすぐに映画のビデオ上映が始
まりました。
 「ワンピース」の映画を見ていた分、外の風景はあまり見てま
せんが…。。今まで散々クネクネ道を経験してきましたが、宇和
島からは比較的高速道路が整備されているため、バスはス
ムーズに進みます。
 で、スムーズに進んだ結果がこれです。宇和島を出発して1
時間。松山の路面電車と併走しました。ここまで来ると今日泊
まるホテルにも到着目前なので、映画のビデオ上映もここで終
了。まだまだ全体の半分くらいで、これから面白くなりそうなとこ
ろだったんだけどなぁ〜。。ていうか、しおりの行程表では宇和
島からホテルまで2時間かかると書いてあったけど!?
 こうして予定より1時間も早く本日泊まる「ホテル椿館 別館」
に到着しました。これが今日一夜を共にする部屋の様子です。
写真には写ってませんが、テレビが結構新しめだったな。
(写真は部屋メンバーが自分以外誰もいないときに撮影したも
のです)
 この後は部屋でゆっくりしたり大浴場で一日の疲れをお湯に
流したりして、5時半ごろに夕食。見ての通り、初日の皿鉢料理
にも引けを取らない豪華さです。ただ、豪勢なのはいいんです
が、量が…。。食べ盛りの運動部男子ならいざ知らず、男のくせ
に普段から小食気味の自分にはこの量はキツくて…。。。結局
全部は食べ切れませんでした。
 夕食を食べた後は2時間ほど時間が空きます。これは自由時
間となっていますが、受付の名簿に名前を記入すればホテルを
出て道後の街を観光することも可能です。その名簿を見る限
り、クラスのほとんどの人がホテルを出て道後の街へと繰り出し
ているようでした。というわけで自分も名簿に名前を記入し、夜の
道後の町を散策しますか。
 道後の町散策というとやっぱりココは外せません。というわけ
で、まず向かったのは道後温泉本館。今回は神の湯に入浴しま
した。そういやガイドブックには「神の湯は温度が高め」と書いて
あったのでそれなりの覚悟はしてましたが、意外と温度が丁度
よかったです。
(ちなみにこの日2回目の風呂。なのでここでは温泉に浸かるだ
けにとどめておきました)
 そして入浴後はお茶を飲みながらまったり休憩………というの
は表向き。実は入浴後に荷物を入れていたコインロッカーの
カギを紛失してしまう
というトラブルが発生。温泉の従業員たち
を散々巻き込みまくった末にどうにかカギは見つかりましたが、
この一件で湯上がりのポカポカ気分が吹っ飛んだわ(苦笑
 そういうわけで2階休憩室にてようやく休憩です。写真はお茶
とお菓子で、松山だから坊ちゃん団子が出るのかと思いました
が、そんなに甘くはないようで…。
 風呂上がりにはやっぱり牛乳!ということで休憩室にある売店
でフルーツ牛乳を買って飲みました。もうすっかり温泉やら銭湯
やらに入った時の恒例行事として定着してます(笑
(そして後日、松山に行ったというのに一度もポンジュースを飲
まなかったことに少し後悔した)
 最後に道後温泉本館の小ネタ写真です。本館には神の湯の他
にも霊の湯は又新殿などの見所があり、そこへ向かう順路が床
に色分けされています。赤・青・黄………って赤ちょっとしか写っ
てないじゃん。。。と、こんな写真ばっかり撮影したからなのか、
この辺りでカメラの電池の残量がヤバいことになってきまし
た(汗
 というわけでアーケードの中にあるローソンで電池を買いまし
た。これで一安心と言いたいところですが、ここで新たな難題が
自分の身に襲い掛かろうとしていました。それはまた後ほど…。

 そのアーケードを通り、向かったのは伊予鉄道(軌道線)の道
後温泉駅。観光の拠点だからなのか、路面電車の駅としてはか
なり立派です。おや、駅の右側になんかいますね。
 近くに行って見てみると、道後温泉駅の横には坊ちゃん電車
が停車していました。昼は路面電車の線路を走行し、松山観光
の目玉のひとつとして活躍しているのは知っていますが、夜に
なると駅前に展示されるというのは知らなかったわ〜。おかげで
バッチリ記録させて頂きました♪
 さっきも述べた通りですが、道後温泉の駅は路面電車の駅。
路面電車の駅には基本改札が無い。つまり、駅の中に自由に入
れる。というわけで、ここは鉄分補給の絶好のチャンスだと言わ
んばかりに路面電車の車両を撮影しました。
 その頃駅前には人だかりができていました。その理由はズバリ
この時計。道後温泉本館をモチーフにした時計らしいです。自分
が来た頃はこんな感じですが…。
 20時を回るとその姿が一変しました。そう、これはカラクリ時計
で、一定時間になると時計が変形し、小説「坊ちゃん」で出てきた
とされるシーンが登場するという仕掛けです。ところで、このカラ
クリ時計の仕掛けがロボットアニメとかによく出てくる変身シーン
に似ているように見えたのは自分だけだと思います。。
 そろそろ自由時間も終わりに近づき、ホテルに戻らなくてはい
けない時間になってきました。というわけで帰りのアーケードで
こんなのぼりを発見。何で松山でヤクルト?とこれを見た当初は
思っていたんですが、後日松山がヤクルトの秋季キャンプの舞
台であることを知りました。ていうか、時期的に考えたら簡単に
推測できるよな…。
 まだ10分ほど時間があったのでホテルに戻る前に足湯に入り
ました。「自由時間は終了ギリギリまで楽しまなきゃな〜」という
考えの上での行動ですが、よくよく考えるとその考え方が昨日の
バス乗り遅れ事件を引き起こしたという…。。。…全然成長して
ないな(苦笑


 というわけでホテルに戻りました。修学旅行最後の夜も大富豪
に参加しましたが…。自分、結構弱いな。。。都落ちルールがな
ければどんな悲惨なことになってたか…。

<四日目 前半>
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