<二日目 前半>

 6時半に起床。写真は部屋から見た風景です。そういえば部屋に
あったパンフレット(?)に日の出の時刻が書いてあり、それがまさに
この時間帯だったわけですが…。まぁこんな空模様じゃ残念な結果
になるわな。。。
 身支度と朝食を済ませて足摺国際ホテルを後にします。この日は
グループ別体験学習。四万十川でのカヌー・サイクリング・さらには
ホエールウォッチングなど多種多様なコースがありますが、自分は
釣りを中心としたコースを選びました。釣りコースは番号でいうと「4
コース」になるため、窓に「4」と貼られたバスに乗車します。実はこ
のバス、昨日高知空港からホテルまでお世話になったバスと全く同
じクルマだったりして…。

 1時間強で最初の目的地に到着。まずここで釣りをする予定で
す。写真だけ見ると「こんな山の中で釣りなんてできるはずないじゃ
んか」なんてツッコミが出てきそうですが…。
 振り向くとこんな感じになっています。「海釣り」ということなので太
平洋を一望できる場所を想像しましたが、実際は入り江みたいに
なっていました。そんなわけで地元の漁師さんの指導の下、まずは
釣り具をセットしました。
 ところが…。これが不器用人間の悲しい運命か、釣り具のセットに
かなり難航しました。多くの人が釣り糸をセットし終わり、堤防に移動
してもう釣り糸を垂らしている時でも、自分は慣れない釣り糸と釣り針
と格闘し続ける…。「あー、こりゃ釣り糸をセットしている間に釣りの時
間が終わりそうだな」と本気で思ったことも。結局このコースに引率し
た現地の観光協会の方まで巻き込み、ようやく釣りの準備が整いま
した。
(写真は魚を釣る餌になる予定のエビ達。エビ達が入った紙コップを
2回ほど倒してしまったのは内緒でお願いします)
 というわけでようやく堤防に向かい、釣り糸を垂らします。それにし
ても………魚いないなぁ…。。。水面を眺めてるとたまに黒い大量の
影が見えるものの、すぐに消える状態。これじゃぁ魚1匹釣り上げる
どころか竿にすらかからず、挙句の果てには餌だけネコババされ
始末orz とうとう魚にまでナメられたか…(苦笑
 準備に時間がかかったせいか、釣りの時間はあっという間。うむ、
初めての釣りにしてはまずまずの結果だったな。
 ………スミマセン!これは真っ赤な嘘です。写真は堤防に置い
てあった水槽を勝手に撮影しただけです。じゃぁ実際の結果はという
と…。魚にかすりもすることなく、見事なボウズでした。。。ちなみに
今日は潮の流れが悪いせいか魚があまりいなかったらしく、自分含
め実に7割がボウズに終わってしまったんだとか…。
 釣りの結果はアレでも、空模様は気持ちのいい青空です。写真は
何気なく撮りましたが、かなりイイ感じに仕上がりました♪ 見るから
に山の中の風景なのに、手前には船が写ってるというミスマッチ加
減が面白かったりします(笑
 というわけで再びバスに乗り込み、着いた先は足摺宇和海国立公
園の園地にある駐車場。写真を見れば大体見当がつきますが、ここ
でBBQをします。ていうか駐車場で飯を食べるということ自体がある
意味新鮮です。
 そんな前置きはさておき、BBQはエース・華の牛肉の他にも、焼
きそばやウインナー・サツマイモなど様々な食材が用意されていま
す。それらの食材を班別で焼くわけですが、自分は幸運にも(?)お
肉の班になりました。
 と、いうわけで今まさにお肉がジュ〜ジュ〜焼けている姿を勝手に
撮影〜。こういう感じだとサボりを享受しているようにも見えますが、
一応BBQのお手伝いはしましたよ。とはいっても洗面所から水を汲
んで持って行くだけなんですけどね。しかしバケツに入れた水がか
なり重く、途中でちょっとこぼしたというのは…(苦笑
 そんなこんなでお肉が焼けてきて、いよいよ食する時です。しかし
ながら、グループ別体験学習の中でもこの釣りコースの人数は最
多で、しかも食べ盛りの男子の比率が比較的高いもんだから、お肉
が減るペースがとにかく速い…。。。本当にチンタラしているとお肉無
くなっちゃうよ〜みたいな状況で、結局自分はそんなにお肉食べて
ないような…。
 大方の予想通りBBQの花形選手のお肉が大人気の中、その一
方でこちらは焼きそばです。さっき肉をそれほど食べられなかった
ので、だったら焼きそばいっぱい食わないと満腹にならねぇな〜、と
思って焼きそばは比較的ガッツリ食べました。
 昼飯を食べ終わると、バスの出発時刻までは自由時間。その時間
を利用し、展望台の方まで行ってみました。駐車場から徒歩3分で
展望台に到着。この写真を見ても絶景が期待できそうですな。ちな
みに展望台の下の建物はトイレです(笑
 展望台からの眺めがコチラ。さっきハードルを上げたばかりです
が、期待を裏切らない見事な眺めです。思ったより太陽の光が眩し
く、写真も見事にド逆光ですが、これも上手い具合に撮影できたよう
な気がします。
 こうして駐車場に戻り、再びバスに乗車。30分ほど揺られ、「海の
物産館ながしま」とかいう所でバスを降りました。ここでトイレを済ま
せますが、次なる目的地はここにあらず。ここから先に進み、船着
き場に向かいます。そして船着き場に着いたら点呼があり、ここでこ
の後に控える見残しトレッキングの班分け。班の名前は「鯛グルー
プ」や「イカグループ」など、魚介類からとってました。
 船着き場には漁船らしき3隻の船が停泊している光景が。これか
らこの船に乗るわけですが、無論また釣りをするというわけではあり
ません。実はこの船はグラスボート。竜串海中公園の中に組み込ま
れている遊覧船です。外観上は目立った特徴は見られませんが、
この船の特徴は船内にあります。
 というわけで早速船内に入りました。真ん中がくりぬかれているよ
うな感じですが、これがグラスボート最大の特徴。船の真ん中の床
面がガラス張りになっていて、ここから海面の様子が見れるというわ
けです。したがって、最初に「グラスボート」を聞いてガラス細工の
ボートだと勝手にイメージしてしまった自分はドアホです(笑
 そしていよいよ船が出航し、見残し海岸までおよそ20分のクルージ
ングが始まりました。出航してからしばらくして、真ん中の窓からサ
ンゴ礁が見えました。そして船体のガラス窓に群がるお魚たち。さら
には海面の地形は起伏に富んでいるので、見応えがあります。
 窓から見えるサンゴ礁ですが、ある場所を境に雰囲気がガラッと
変わります。上の写真とこの写真を見比べればもう一目瞭然。この
あたりでサンゴに関する案内放送があったんですが、内容はほとん
ど忘れてしまいました。。
(余談ですが、下ばっかり見てきたせいか若干船酔いに…。。。飛行
機といいバスといい、今回の修学旅行はホントに酔うな)
 20分のクルージングはあっという間でした。というわけで見残し海
岸に到着。ここからはガイドさん引率で見残し海岸をトレッキングす
るわけですが、2〜3分も歩くとご覧の通り。早速遊歩道に起伏が出
てきました。

<二日目 後半>
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