一日目 V(東京にとんぼ返り)


 今度はまだ未踏だった北西の方の遊歩道へ足を運んだ。しばらく歩くと、左手に海が、右手に岩場が迫るようになった。
左手に見えるのは一応は海だろうが、岩場によって分離されているので、湖のようにも見える。さらに歩くと行き止まりに
ぶつかったので、引き返す。その付近の崖の上からは、さっき訪れた犬吠埼灯台がよく見えた。

 というわけで時間も迫ってきたので、犬吠駅に戻る。帰りは再び岩場を通った。それにしても本当にこの岩場、アスレチッ
クみたいだな…。しかしこういうの、嫌いじゃない。そして岩場を抜け出し、少し歩いてちょっと大きな道路に出た。それから
程なくして犬吠埼マリンパークの前を通った。マリンパークの前には恐竜のオフジェがあった。しかも卵からかえったとこ
ろ…。このマリンパークと恐竜に何の関係があるのか分からないが…。ここからは当然来た道を戻ったが、途中で道が2
方向に分かれてる所があり、どっちに行くか迷った。でも何とか正しい道を通って犬吠駅に着いた。

 銚子行きの電車が来るまではまだ時間があるので、銚子名物の濡れ煎餅を購入。買ったのは5枚入りだが、弧廻手形
に引換券がついてたので、ぬれ煎餅1枚と引き換えてもらった。というわけで、引換券と引き換えした1枚を犬吠駅前のベ
ンチで食べる。味はちょっとしょう油が濃すぎたような気もするが、かなり美味しかった。食べ終わったとは駅構内のあちこ
ちを撮影したりした。ちなみに、駅前には「桃太郎電鉄」でお馴染みの貧乏神の石造が置かれていた。


岩場と海に挟まれた遊歩道を行く

その付近の地点からは犬吠埼灯台がよく見える

犬吠駅に戻った

これが銚電名物のぬれ煎餅

ここで行き止まりだ

マリンパークの前にいたのは…生まれたての恐竜!?

駅前に立つ貧乏神と猫

観光客で賑わう駅構内の売店
銚子電鉄
(銚子行き)
犬吠
(13:45)
仲ノ町
(14:00)

 そんなこんなで銚子行きの電車が来た。逆光の上にカメラのレンズが汚れていたので酷い写真になってしまったが…。
その銚子行きの電車だが、またしても桃鉄ラッピングの車両だった。しばらく乗車し、銚子の1駅手前の仲ノ町で降りた。

 仲ノ町で降りた理由は隣接する車庫で昼寝している車両を撮影するため。仲ノ町駅は入場料を払えば車庫にも立ち入り
できるようになっている。というわけで一旦ホームを出て入場料を払い、再び駅構内に入る。車庫にはデハ700形とデハ800
形が留置されていて、旧型車両パラダイス状態になっていた。そのうちデハ702+デハ801の2両編成はかなり手前の方に
留置されていたので、ホームからも撮影できた。さらに奥へ行くと、デハ701が留置されていた。ドアを開けたまま留置され
ていたので、車内をちょっとだけ覗いた。赤色のモケットを纏った座席と木の床しか見えなかったが…。

 さらにその横には、仲ノ町車庫一の人気者であるデキ1もいた。3年ほど前に銚子に行った時もこの車庫を訪れたが、そ
の時の塗装は黒だった。公式サイトによるとつい最近今の塗装に変更されたらしい。ちなみに、この機関車を撮影する同
業者も何人かいた。その付近には立ち入り禁止の看板があったが、駅名票風になっていた。次駅案内に「登り調子」や「本
調子」といった文字が書いてあったところを見ると、結構遊び心が感じられる。

 もっと見ていたいところだが、時間が無いので仲ノ町駅を後にする。だが、銚子行きの電車はしばらく来ないので、歩い
て銚子駅へ行く。しかし仲ノ町駅を出た時間で14時10分。銚子発14時27分の列車まで20分弱しかない。なので少し急いだ
が、5分くらいで銚子駅に着いた。そんなに急ぐことはなかったか…。


車庫の手前の留置線にいたデハ801+デハ702

わずかに開いていたドアから車内を覗き見

駅名票風の進入禁止看板

奥に行くとデハ701が

ここでの最大のお目当てはやっぱりデキ1

仲ノ町駅から車庫を見る
総武本線・成田線
普通列車
(千葉行き)
銚子
(14:28)
千葉
(16:14)
総武線
快速
(横須賀行き)
千葉
(16:22)
錦糸町
(16:54)
総武線
各駅停車
(三鷹行き)
錦糸町
(16:55)
水道橋
(17:07)

 銚子からは先述の通り14時27分発の普通列車に乗る。行きが211系だったので、帰りこそボックスシートの113系に期待
したいところだ。そんなわけでホームに行くと、総武本線の普通列車とこれから乗車する成田線の普通列車が発車を待っ
ていた。しかし、両方とも211系。まさか往復で211系にあたるとは…。しかも千葉行きなので、また長時間乗ることになる。
ちょっとブルーな気持ちで車内に入った。車内は一部が部活の遠征帰りと思われる高校生の集団で埋まっていたが、それ
以外はガラガラだった。

 そして列車が発車し、程なくして松岸に停車。昨年春から東京近郊区間が拡大され、銚子も近郊区間内に入ったが、こ
の松岸が総武本線と成田線との分岐点のため、大回り乗車で銚子駅へ行くことは出来ない。松岸を発車し、列車は成田
線に入る。しばらくして列車は利根川の近くを走行し、時折利根川が見えることもあった。佐原、成田を経て、列車は銚子
から2時間弱で終点の千葉に到着した。この後は総武線快速・中央総武緩行線と乗り換えて水道橋へ。


松岸から列車は成田線へ

利根川に沿って(もないけど)走る
都営三田線
(西高島平行き)
水道橋
(17:13)
春日
(17:14)

 水道橋で都営三田線に乗り換え。座れなかったが、降りるのは1駅先の春日なので問題ない。そして水道橋を発車して
からすぐに春日に到着し、ここで下車した。春日で降りたのはこの駅の近くにある「菊水湯」という銭湯に行くためである。た
だ、地図をろくに見なかったため、ほとんど勘で行くことになった。唯一の手がかりは駅の東側にあることだけ。そんなわけ
で手当たり次第に銭湯探しを始めた。ところが、地図を見ないで探すのは無謀だったようで、案の定道に迷ってしまっ
た…。どこの道へ行っても菊水湯らしき建物は見つからなかったが、それでもまだまだ探す。そんな中、1軒の銭湯を見つ
けた。だが、銭湯というよりは健康ランドのようなものだった。諦めてここに落ち着く手もあったが、それで満足はしたくな
い。あくまでも銭湯に入ることが目的なのだから…。

 というわけでまだまだ探すが、もう既に心身ともに限界に近づいていた。そして探し始めてから1時間近く経った時、煙突
を見つけた。これは間違いなく銭湯の煙突だ。そう思って建物の近くまで来ると、その建物は本来のお目当ての菊水湯
だった。ずっと探していたので、見つけた時には本当に嬉しくなった。早速番台で入浴料450円を払い、入浴した。しかし、
浴槽のお湯はかなり熱く、何度も入っては数秒で熱さに耐えられず出てしまった。メインの浴槽の隣には薬湯みたいな浴
槽があり、そこはメインの浴槽に比べると熱くないようなのでそこに入ることに。そっちの浴槽も結構熱かったが、すぐに慣
れた。熱すぎるのはちょっと苦手だけど、1時間近く寒空の下を歩いた後の入浴は気持ちいい。しばらくそっちの浴槽に入
り、大分熱湯にも慣れてきたのでメインの浴槽に戻る。すると…難なく入れた。

 そしてその後体を洗い、再び浴槽に入る。そんな感じで体が充分温まったところで浴槽を出て、体を拭いて服を着て、番
台に預けていた貴重品を取りに行った。しかし、これで銭湯を出るわけではない。番台の横でビン牛乳が売っていたので、
コーヒー牛乳を買い、畳張りのベンチに座って飲んだ。風呂上がりのコーヒーは絶品で、やっぱり銭湯といえばビン牛乳だ
な、と思った。それにしてもここは昔ながらの銭湯の雰囲気がかなり強い。特に浴場の壁面に描かれた富士山の絵が、
「銭湯」という感じがして個人的にはかなり好印象だった。ちなみにマンガがたくさん置かれている本棚もあったが、20〜30
年前の古いマンガばかりだった。ここの客層がおのずと分かってくる。


1時間近く迷ってようやく菊水湯にたどり着いた

浴槽から上がったらコーヒー牛乳

昔ながらの銭湯の雰囲気を色濃く残している

暗くても東京ドームシティは賑わっている
写真なし 総武線
各駅停車
(津田沼行き)
水道橋
(19:26)
秋葉原
(19:32)
山手線
(外回り)
秋葉原
(19:33)
浜松町
(19:42)

 疲れが取れたところで菊水湯を後にして水道橋駅に戻る。行きは地下鉄で行ったが、地下鉄で1分の所なら歩いていけ
るだろうと思い、水道橋まで歩いて行くことにした。少し歩いて大通りに出ると、東京ドームシティが見えた。遊園地は営業
中だった。こんな闇夜の中なのにジェットコースターも動いていて、乗っているたくさんの人が絶叫していた。ただでさえ
ジェットコースターが苦手な僕が、夜中にジェットコースターに乗ると失神するだろう。

 15分ほど歩いて水道橋駅に到着。ここで青春18きっぷの旅に戻って中央総武緩行線に乗る。ホームに上がってすぐに
錦糸町方面の電車が来たため写真は撮っていない。4分ほど揺られて、秋葉原で山手線に乗り換える。10分くらいで浜松
町に到着。ここで下車し、徒歩で次の目的地へ行く。


<一日目 W>
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