列車に乗って夏を満喫するin南東北
その2
あおば通駅9:08(徒歩)→仙台駅9:19
 あおば通に到着しました。というのはこれで何回目だろう…。写
真は8時58分発の快速石巻行きですが、今の時刻は9時2分。
なかなか発車しない…。理由は今でも不明です。ちなみに反対
側のホームにはさっき乗った2WAYシート車がいました。これは
折り返し小鶴新田止まりの列車になるんだとか。そんでもって普
通の車両は石巻行き。(しかも快速) なんだかな〜。と少し思い
ました。
 ここからは仙台駅に戻りますが、どうせ距離そんなにないだろ
うから歩いて行くことにしました。「あおば通駅」の下には「仙台
駅東西地下自由通路」とあります。雨が降ってたので地下通路を
歩いてもよかったんですが、なんか味気なさそうで…。
 あおば通駅のネタを1つ。見てわかるとおり、出口へと通じる階
段です。写真はその階段の一番下から撮りましたが……よく見
て下さい。手前にエスカレーターがありますね。しかしこれが中途
半端な長さで…。そこから先は階段だけです。こんな設計にする
んなら全部階段の方が個人的にはいい気がします。
 さてさて、これから仙台の街並みを歩きます。正直言って至っ
て普通の都市です。これだけ見ると東京と大して変わらないよう
な気が…。でもよく見ると道路の間に木があります。他の都市に
もありそうですが、杜の都・仙台だと違う風に感じてしまいます。
 ある交差点にて。仙台はバスが大量に走ってますね。いろん
な色のバスを目にします。あ、「東西線」と書かれたバスが交差点
を曲がってきました、「東西線」とはおそらく将来開業する地下鉄
東西線のことだろうと思いますが、地下鉄の宣伝をするバスに少
し違和感を感じました。もしかして「地下鉄とバスは一心同体?」
 バスが多いということはバス停もあります。1つの道路にいくつ
ものバス停が連なってますが、その中で1風変わったものを発見
しました。行き先をよく見てみると、一ノ関・大船渡・気仙沼・石
巻・女川…?ご苦労様です。
 そして仙台駅が見えてきました。って結構早かったです。だっ
てこの時点であおば通駅を出てから10分足らず。途中で撮り歩
いたり信号に引っ掛かったりしたから急げば5分くらいで行けそ
うです。
 仙台駅のロータリーにひっきりなしに来るバスを眺めました。相
変わらず来るのは路線バスばっかりですが………、突然レトロ
なバスが来たので撮影。仙台の観光名所をまわる「るーぶる仙
台」でした。当初は「これに乗って青葉城辺りへ…」なんて考えた
りもしましたが、時間にあまり余裕が無い上に天気も良くないん
でやめました。
 仙台駅に戻ってきました。今度は吹き抜けから下を見下ろして
撮影しました。このアングル、結構好きです。
 明らかにさっき来た時より賑やかになっていました。シャッター
で堅く閉じられていたお土産屋さんも今はフル稼働です。
 さっき「時間が無い」と書きましたが、実際には次に乗る列車の
発車時刻まであと1時間半もあります。確実に座るためには発車
の30分近く前からホームにいなきゃいけないため、実質的にフ
リーな時間は1時間ほどとなります。じゃぁ空いた時間は何をす
るのかというと、仙台駅に来る列車の撮影をすることにしました。
 旅行記にも書いてありますが、仙台駅には2年前に来たことが
あり、その当時もこのようにホームを行き来して列車を撮影して
ました。ただ、この当時はまだ国鉄型車両が多く走っていて、中
には急行型の455系もいたくらいです。でも今は写真の通り、
E721系といった新型車両が幅を利かせてます。
 続いては719系がやって来ましたが……なんと8両。この辺
の近郊型電車は2両が基本ですので、4編成を繋げてやってき
たということになります。2〜4両が当たり前の地方都市で8両も
繋げてズラズラとやってくると迫力を覚えてしまいます。ちなみ
に、このまま8両で折り返すのかと思いましたが、そんなわけは
なく。ここで4両と4両に分割しました。
 前4両が白石行き普通列車に、後ろ4両は回送列車になりま
したが……前面幕はなぜか「普通」になってました。白石行きに
なる列車も撮りましたが、そちらは前面幕に行き先を表示してま
した。だとすると、この「普通」幕は案外貴重かもしれません。
 仙台駅に来る列車は見慣れないものが多くてワクワクします
が………在来線でもこの「スーパーひたち」だけは例外です。だ
って上野駅に行けば見れる列車なので、関東人にはとっても身
近です。「じゃぁわざわざこんな所で撮るより上野駅に行って撮っ
た方が良いじゃん」と思う人もいるようですが、上野駅だとこのア
ングルで撮るのはまず不可能ですからね。
 仙台空港鉄道のSAT721系が来ました。基本的なスタイルは
E721系500番台とほとんど変わりませんが、色が違うだけで相当
雰囲気が違いますね。車内もE721系とほぼ同レベルなの
か……と思ったら違いました。E721系では「板」そのものだった
ヘッドレストにモケットが張られていました。これだけで座り心地
は非常に分かれます。
 701系が停車中です。前面のLEDが切れてて行き先が見えに
くかったですが、白石行きのようです。ということは、さっきの
719系も白石行きだから……うわ。恐ろしき格差。
 この車両は18きっぷユーザーからは嫌われてるんですが、僕
はあまり嫌いません。そりゃぁ1時間くらいの乗車なら大丈夫です
が、2時間3時間となると「…(汗)」と思うしかないです。
 そろそろ時間が来たので改札を出て駅弁を買って、また入っ
て……。次に乗車する列車が入線する7番線ホームに行きまし
た。そこのキオスクで面白い仙台土産を発見しました。「ごますり
団子」……くれぐれもずる賢いイメージを持たないで下さい。(笑)
以前この名前を聞いて、「本当にあるのか〜」と半信半疑でした
が、本当にあったんですね。とちょっとビックリ。
 次に乗車するのは仙山線の快速山形行きです。仙山線の快速
は一口に「快速」といっても停車駅のバリエーションが豊富です。
こちらは全区間で快速運転をする純粋な「快速」です。ちなみに
2年前も仙山線の快速に乗車しましたが、この時は愛子まで各
駅に停車するタイプでした。
 そして列車が入線してきました。仙山線は愛子行きにE721系
が、山形行きに719系が使われると予想したんですが……やっ
てきたのはE721系。座席が柔らかい719系を希望してたんです

ね…。さっきまで「天国と地獄」をさんざん見てきたんですが、今
度は僕が「天国と地獄」を体験する番になってしまいました。。トホ
ホ……。それより思ったのが、「E721系っていつの間にか山形に
来るようになったんだ〜」
 1本前の山形行きをちらっと見た時は結構乗車率があったので
この列車も……と思ったら案外乗客が乗ってこなくて拍子抜け。
まぁ相席にはなりましたが。

 そして発車時刻になりましたが……「なかなか発車しない。も
しかしたら大雨による遅れがいよいよこっちにも来てしまったの
か!?」と思ったら「対向列車の到着を待って発車します」との
こと。その対向列車は719系でした。「どうせなら向こうの車両が
よかったなぁ〜」と思うのはいわゆる「敗者の弁」です。
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