<神戸編 その2>

神戸港遊覧船
オーシャンプリンス
中突堤
(13:15)
中突堤
(14:00)

 高速神戸を下車し、歩いて向かったのはハーバーランド方面。これからポートタワーや海洋博物館とかに行こうかな…。
なんて思って神戸港付近を彷徨していると、船を発見しました。オーシャンプリンス号という神戸港を一周する遊覧船で、
毎時15分に出航するようです。時間を見てみると、13時10分ということでもうすぐ出航時間。とりあえずスルーしようとした
ら船券売り場にいた人が船への乗車を勧めてきました。船券の料金は800円。他の予定を全部キャンセルすれば何とか
なるか…と思って船券を購入。それに天気も回復して気持ちいいだろうし。というわけで桟橋の方へ行って乗船。
 乗れる場所は大きく分けて3つ。クイーンルームと船体後部のオープンスペース、そして甲板です。クイーンルームは冷
房完備でかなり寛げはしますが、これじゃ船に乗ってる感じがしないのでパス。まずオープンスペースへ行きました。ここ
はほとんど人がおらず、展望スペースを独占できました。しかし、寂しくなってきて結局一番人気で混雑している甲板に逃
げ込みました。観光船という性質からか、甲板にいる乗客はそのほとんどがカップルか親子連れ。そんな中一人で佇む
僕って一体…。

 そんなわけでいよいよ1周45分のクルージングの始まり。しばらくして川崎重工が見えました。鉄道ファンから見ると川崎
重工は「鉄道車両を製造する工場」というイメージが強いですが、ここは造船所で製造途中の船も見えました。ちなみにこ
の船が何なのかは全く分かりません。船に関してはほとんど知識が無いんで…。造船所を見ているうちに、大分陸地から
離れてきたようです。それから程無く明石海峡大橋と淡路島が見えました。迫力という面ではさっき山陽電車の車窓から
眺めたのよりやや劣ってしまいますが、海上から見るとやっぱり違う。
 さらに少しすると神戸空港も見えました。この空港が開業する直前の頃は帰省の時に神戸空港を利用したいと思ったも
のですが、時が流れて「帰省するときは鉄道を使う」という傾向になってきたのか、未だに利用したことがありません。それ
どころか、空港アクセスに活躍するポートライナーさえ一度も乗ってないわけで…。なので今度帰省する時には撮影くらい
はしてみたいもの。旧型車が置き換えられて新型車に統一されたばかり、という撮る側からしたら一番つまらない時期にあ
たりますが…。ちなみにポートライナーの車両を何度か見ましたが、新型車両ばかりでした。そして45分のクルージングも
いよいよ終盤に差し掛かり、出航直後に見たポートタワーも次第に大きくなってきました。最後はクイーンルームで締めくく
ろうと移動しました。それから間もなくして水陸両用バスが動いているところを目撃しました。すぐにカメラのシャッターを押
しましたが、ガラス越し+デジタルズームでこんな粗い写真に…。こうしてクルージングは終了し、中突堤に着岸しました。


最後尾の展望スペースはこんな感じ

ポートタワーと海洋博物館が肩を並べる

港から大分離れてきた

さらには神戸空港も見えた

土壇場に水陸両用バスも目撃

観覧車を横目にいよいよ出航

川崎重工の造船所付近をゆっくり進む

海の上から明石海峡大橋を見る

ポートライナーも辛うじて撮影することができた

こうして下船となった

 オーシャンプリンス号を下船した後はモザイク周辺をぶらぶら。それから1時間してそろそろ帰ろうかと思った矢先、神戸
阪急の前を通った際に「鉄道まつり」という催し物をやってることを知る。こりゃぁ当然行くしかないよね!と言わんばかりに
早速3階大催場に直行。するとそこには鉄道関係の本や鉄道部品が並べられていました。今となっては貴重な阪急電車
の丸型標識板や各種サボ、さらには蒸気機関車のナンバープレートまである鉄道部品の方も興味深いですが、しばらく
本棚を漁ってました。普段図書館や古本屋に行っては20年ほど前の古い鉄道本を探したりしています、掘り出し物という
のは案外こんな所に埋まってるものです。30分ほど漁った結果、1冊購入しました。さらに奥には大きな鉄道模型のレイア
ウトがいくつかありました。レイアウトといってもさほど複雑なものはなく、レールを敷いて何個か建物を置いただけの簡素
なものばかりでした。しかし模型の車両は日本の新幹線から世界各国の主要車両までと多種多様。線路幅もNゲージや
HOゲージ、さらにはOゲージまでありました。他にも色々見て回ったところでここを後にしました。


これを見て催場に直行

本棚には掘り出し物もあるはず…

模型で歴代東海道新幹線車両の並び

この中には激レアなサボやヘッドマークもある

でもメインはやっぱり鉄道模型

Oゲージの方はレイアウトがヨーロッパ風だった
山陽本線
快速
(網干行き)
神戸
(16:07)
垂水
(16:20)

 帰りはJRを使います。これまで帰省中に出かけた時は運賃は基本的にJRより私鉄の方が安いという先入観からか、帰
りは山陽電車のお世話になっていたんですが、今回調べてみると神戸から山陽電車で行くよりJRで行った方が安いとい
うことに気付く。というのも、あっちは神戸高速を通るためその分運賃が高くつくからだと思います。そんなわけでJRの神
戸駅に向かい、しばらく待って来た快速に乗車。車内はそこそこの混雑で、何とか空席を見つけて着席しました。しかしそ
れにしても、この列車は須磨からしばらくの間海沿いを走るってのに、何で山側に座ったんだろう…。こうして10分あまりで
垂水に到着しました。


<京都編 その1>
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