PanHead EQ
 PH-1 

全周ウオームホイール・マイコン搭載・超小型ポータブル赤道儀   「KISEI」      

PanHead EQ(PH-1) 販売価格 ¥43,800-(税込み) 
※受注生産。※納期2ヶ月以上

■外観、仕様などは改良の為、予告なく変更する場合があります。

 ◆PanHead EQの取扱い説明書 【PDF

---雲台赤道儀 PanHead EQ (PH-1) 基本スペック---             ※改良のため変更される場合もあります

追尾機能: 恒星時(キングスレート)、太陽時、月の動き、2/3倍速(星景写真用)、東西40倍速。北/南半球切替スイッチ

北半球・南半球切替  微動:ウォームホイールによる全周微動、φ56mm・歯数110枚  ウォーム軸:φ12mm、材質:真鍮

極軸:φ25mm、材質:真鍮

ベアリング数:4個

搭載可能重量:雲台を含めて約3.0kg

極軸設置:北極星のぞき穴:素通し等倍(実視界約8度)

傾斜計(標準添付)と方位磁石(ユーザーが用意)、40倍速によるDPPA法、外付け極望。※目的に応じて複数の方法を選択可能。

駆動系:PM型ステッピングモーターをHUBエンジンによりユニポーラ駆動。恒星時駆動は約14.7PPS

動作電源:センター+の6V12V単三電池×6(9Vの電池ケース標準添付)Ni-MH充電池、Ni-Cd充電池にも対応

外部電源入力のプラグ(ジャック)サイズ:内径2.1mm、外径5.5mm センター+(プラス)

連続作動時間:単三電池6本で12時間(20℃、アルカリ乾電池使用)

大きさ:86×114×80mm(突起部を除く)、重さ:920g、搭載重量約3kg

他の機能:スタンバイ・ボタン、オートガイダー/リモコンボックス(別売。2倍速・停止、東西40倍速)兼用端子。

機構関係:極軸φ25上下ベアリング支持。ウオームホイールφ56歯数110枚。ウオームスクリューφ12左右ベアリング支持。着脱式ターンテーブル。※レリーズケーブルの付属は無くなりました。

     MusicBoxEQ

オルゴール式ポケッタブ星野写真赤道儀  (オルゴール赤道儀)
KISEI」 MADE IN JAPAN

販売価格 ¥19,800- (税込み) ※受注生産。※納期2ヶ月以上

MusicBox・EQⅡ及びPH-1ご注文は電子メールでお願い致します

横72×縦143×高さ90mm(突起部含む)

重量=600g

推奨撮影レンズ=50mm以下のレンズを45分露出

※搭載可能重量:2Kg

特注の7分間演奏オルゴールムーブメントを採用。音楽はキラキラ星。
ウオームホイールは大型赤道儀並の直径で追尾は極めて安定。
50mm
標準を45分程度は追尾できますが、星座写真用の広角レンズで23分露出が本機には適しています。

※仕様、形状などは予告無く変更する場合が御座います。

Music Box EQⅡの取扱い説明書 ダウンロードはこちら(PDF)

 

 

PanHead EQの機能

小さなウオームホイールはPモーションが大きく精度は悪いのが通例です。

ウオームホイールは可能な限り大きくすべきです。

しかし、小さくて歯数の少ないウオームホイールはPモーションの周期が長くなります。

PanHead EQは直径56mmで歯数110枚と少ないウオームホイールを採用しました。

Pモーションは100~135mm望遠レンズを長時間追尾できる±15″角くらいですが、周期は約13分と長くなります。

デジカメの星野写真は56分しか露出しないので、±15″角の半分以下の影響しか受けずに露出完了となるため、200mm300mmを確実に撮影できます。

「あえて歯数の少ないウオームホイールを採用する」という逆説的発想が、PanHeado EQ 赤道儀の実用性能を向上させています。

 

●電動ならではの機能

ポータブル赤道儀は、元々は自作するものであったためか? 恒星時で回転するだけの台座で充分との見解もあるようです。

しかし、電動にするからには「星野写真撮影機」としての便利な機能を投入すべきです。

世界初の機能が「スタンバイ・ボタン」です。赤道儀は設置やカメラの構図を変えた直後はギヤがなじんでいないため、数分間待ってから撮影開始する必要が

ありますが、スタンバイ・ボタンは10秒間でギヤをなじませ、すぐに撮影できる機能です。

順行/逆行の40倍速は眼視鏡筒を乗せたときに便利です。メンテナンスとしてギヤのエージングにも使えます。また、デジカメのライブビューを極望代わりにし

て、極軸設置を容易に正確に行なう「カーチス・デジカメ法」のために搭載しています。

 

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---雲台赤道儀 PanHead EQ 基本スペック---

●オルゴール赤道儀 MusicBox EQⅡの上位機種として発売。

オルゴール駆動のポータブル赤道儀 MusicBox EQⅡは、性能が認められて大人気です。

控えめに「50mmレンズを数分追尾」と公称していますが実際は100mmレンズも使用でき、アストロアーツさんの投稿HPには300mmをお使いになる名人も

いらっしゃいます。

http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/obj?k=%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%B5%A4%E9%81%93%E5%84%80

 

このように星野写真撮影はオルゴール赤道儀でほとんど事足りてしまうので、モーター駆動の上位機種 Panhed EQ はマイコンの電動を活かして圧倒的に

便利で高性能なスペックに仕上げました。

 

●手作りで安価に高性能を供給します

PanHead EQ より大きなポータブル赤道儀を作ると、その違いはウオームホイールの大きさくらいです。

つまり大型も小型も部材は同じでコストはあまり変わりません。

外観に贅沢な仕上げを施すと売価は10万円近くになってしまいます。

PanHead EQは手作り生産で可能な限り安価に供給いたします。そのため外見には眼をつぶった無骨な仕上げですが、なにとぞご寛容ください。

また、手作りを活かして1台ごとに綿密なエージング調整を行なっています。

 

--PanHead EQ の特長

○ギヤのエージング

1台ごとに3000倍速による強力なエージング(実機によるギヤ研磨)と40倍速によるていねいなエージングでギヤの最適化を行なっています。

そのため、小さなギヤとは思えないほどの高精度です。

Pモーションはベンチ測定で±15″(135mm望遠レンズを長時間追尾可能)に追い込んでいます。

 

Pモーション周期は約13

小さなウオームホイールはPモーションが大きく精度は悪いのが通例です。ウオームホイールは可能な限り大きくすべきです。

しかし、小さくて歯数の少ないウオームホイールはPモーションの周期が長くなります。

PanHead EQは逆説的発想から直径56mmで歯数110枚と少ないウオームホイールを採用し、Pモーションの周期を約13分と長くしています。

デジカメの星野写真は56分しか露出しないので、約13分のPモーションの影響を全部受けずに露出完了となるため、200mm300mmを確実に

撮影できます。

http://skybird.at.webry.info/201201/article_1.html

 

○粗動回転する脱着式ターンテーブル

自作などのポタ赤は極軸の上に直に雲台を載せるため、カメラの重量が極軸やギヤに負担をかけて精度が落ちます。

あまり重いカメラを載せるわけには行きません。

PanHead EQ のターンテーブルは着脱式で下面をベアリングで支えるため非常に丈夫です。

普通の赤道儀と同じようにクランプを緩めて粗動回転もできるため、使い勝手も良好です。

 

14.7PPSで眼視観測にも使えます

小型の望遠鏡を搭載して眼視観測にも使えます。その際には東西の40倍速がとても便利です。

PanHead EQ の天体追尾は約14.7PPSです。これは口径8cm望遠鏡の理論分解能程度ですから、1秒間に14.7回のステップが振動となって見え味を

損なうことはありません。

10PPS以下にすると、高倍率時にボケたり星が2個見えるようになってしまいます。

 

○マイコンのHUBエンジン

PanHead EQ の駆動エンジンはマイコンを採用しています。協力アドバイザーの名前(土生)とパソコン用語をかけて「HUBエンジン」と称しています。

マイコンなので様々な振る舞いをプログラムすることができます。

実は、赤緯軸を搭載した場合の自動導入やバックラッシュ補正、カメラのシャッターと連動する機能も織り込み済みです。

 

○スタンバイ・ボタン

HUBエンジンには世界初の「スタンバイ・ボタン」があります。

ボタンを押すと10秒間で、高速逆行→高速順行→中速順行→恒星時運転と動いて、ギヤのバックラッシュやたわみをなじませる機能です。

カメラの向きを変えたときなどは、ギヤがなじむまで数分間放置してから撮影を開始しますが、スタンバイボタンを押せば10秒後に撮影を開始できます。

 

○極軸設置について

写真フィルム時代は1コマ40分程度の露出をしたため、200mm望遠レンズの場合は極軸設置±3′が必要で、これは良く調整された極望の限界精度でした。

しかし、デジカメで4分露出程度になったため極軸設置は従来の1/10(±30′)の精度でOKになりました。

50mm標準レンズで4分露出なら極軸設置は±2°で大丈夫ですから、強いて極望を使う必要はありません。

写真フィルム時代の経験から追尾失敗の原因を極軸設置不良と考える人は多いですが、それは誤りで追尾失敗の原因の多くはギヤの精度不足です。

PanHead EQ に標準添付の傾斜計(下げ振り分度器)は±0.3°(±20′)は読めるため、上下方向の設置には充分な精度ですから極軸設置の補助として

活用してください。

もちろん、極軸望遠鏡は別売で用意しています。

また、40倍速を利用してカメラのライブビューによる「カーチス・デジカメ法」(DPPA法)で極軸設置をすることもできます。

 

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