今日のウオーキング、JR大府駅から、石浜駅まで、万歩計22540歩、我が家から我が家までは30,000歩を越えた。歩幅50cmで計算すると15Kmは歩いたことになる。3連休の(我が社では隔週3連休の設定が多い)初日、思い切って出かけてよかったと思っている。苦しいことは確かでしたが、まだ歩ける体力があることがうれしい。
   次回は、JR武豊線東浦を起点に、11番から、峠越えの18番を目指します。乞う、ご期待を。
今日の終着点
 JR武豊線石浜駅
観音寺
疲れた足にうれしい幟
 10番札所 福聚山・観音寺

        知多郡東浦町大字生路字挾間2

 桜の古木が並ぶ境内に観音堂だけのこじんまりとした札所。近在の神後院、常照寺が輪番制(6年)で管理する、とある。「知多四国八十八所遍路」によれば、本尊 聖観世音菩薩とともに緒諸の仏菩薩をまつる、その中に怖い閻魔大王もいるがなぜか距離を感じない、とある。
 知多半島は平地の少ないところである。高い山とてないが丘陵地が続く。大きな川がなく、近年、木曽川から取水した東濃用水が先端まで引かれたことからも農業用水に困っていたことと思われます。こんなことからも弘法信仰が盛んな理由の一端が伺われます。
   国道は比較海岸沿いの平地を走るが札所は小高い丘の上に多い。10番札所に近ずくにつれ、歩いては足の痛みは感じなくなってきたが、止まると痛い。だんだんと歩が落ちる。
   ここでも、灯明と線香、般若心経を供え、休息をとる。初めてお茶の接待にあづかる。おいしい。実においしいお茶である。住職の奥さんは、まだ陽は高いし、もうちょっと進んでみては、と勧めてくれるが、もはや、身体は限界。8番までと予定していたのが10番まで進めたと今日は打ち切りを決意する。
   万歩計20656、2344歩、約1.1Km  所要時間  25分
明徳寺大師堂
明徳寺本堂
 9番札所 浄土山・明徳寺

       知多郡東浦町石浜字下庚申坊70

 「知多四国八十八所遍路」によれば、地名から、同郷に由来する庚申信仰から、弁財天・庚申・弘法大師増と秘仏に”歓喜天”を合祀するという。山門、本堂、大師堂がある。眺望にも優れた境内である、ともあるがとてもそんな余裕はなかった。
明徳寺山門
 引き続き古い家並みの町道をゆく。ここで、JAなんとかと書かれた喫茶を見つけて昼食をとる。時計を見て驚いた。11時前とばかり思っていたのが11時45分である。なんと1時間勘違いをしていたことになる。それだけこのウオーキングを楽しんでいたことになるのか。
   35分の休息の後、出発。そういえばここは見覚えがあるぞ。うん、「XXXX」という会社のある通りだ。始めてきたときに迷ったっけな。ここで、町道がとぎれ、国道366号線をゆく。進行方向の右側にだけ歩道がある。助かる。歩道のないところでは、さして広くない道路を大型、中型車がうなりをあげて過ぎ去っていく。怖い、本当に怖いと思った。白装束をつけるべきか。1番札所ではそんなことを考えもせず通過。後の札所では用意していないとか。
   東浦町保険センター前を通る。ウオーキングコースの看板がある。残念なことに、札所は一カ所ものっていない。近くの民家から出てきた若い奥さんに聞く。今度は、親切に教えてくれた。
   万歩計18200、 3500歩  約1.7Km  所要時間40分
伝宗院本堂
伝宗院山門
 8番札所 上世山・伝宗院

       知多郡東浦町緒川字天白48

 「知多四国八十八所遍路」によれば、徳川家康の生母「於大の方」が生まれた緒川城趾の近くにある。
 本尊・延命地蔵菩薩
 ここから12番札所までは国道366号線沿いに点在するが、排気ガスをさけて可能な限り1本西側を歩く。ふくらはぎ、腿の痛みに加え左足薬指のウラが痛んできた。豆ができたようだ、靴が合わないのかな。靴づれををさけるためにゆるめにしていたひもを堅く締める。これで豆の傷みは気にならなくなった。古い家並みの裏道を歩く。昨夜記録したクラシックの小品MP3を聞き、気を紛らわせながら歩く。おかげでこれからの道中の様子はよく思い出せない。
   7番札所で、8番への最短道を聞き、歩くが例によって案内がない。やっとお寺さんらしき屋根を見つけて近づく。境内に入って、大師堂が見あたらない。間違えたのかと庫裡の横の通路を見ると弘法様の幟が見える。脇地にある大師堂を伝宗院で管理をしているようだ。万歩計、14700、970歩、約0.5Km 所用時間25分
極楽寺大師像
 7番札所 彼岸山・極楽寺

        知多郡東浦町大字森岡字岡田51

 国道366号線スーパードミー西の高台にある。本尊は阿弥陀如来、
 6番札所 万年山・常福寺

        大府市吉田町北向52

 畑の中に残る森の中にある。小さな集落のお寺さんといった趣。前述の書によれば、源平合戦に敗れた平影清がこの地に庵を結んで隠れ住んだとある。源氏の栄えるを見るに耐えなかったのか、突然自らの目を抉って投げ捨てた。その地に社殿を造営したという生目神社と併設なのか狛犬が一対祀られている。
常福寺大師堂
常福寺山門
 国道155号線を西に向かって歩く。JRの袴道橋ををわたると森岡地区に入る。ここから6番札所常福寺(5番札所は、コースから大きく外れて八十八番札所の近くなので八十七番の後にするとよい、と前述の「知多四国八十八所遍路」にあるので従うことにする)まではなだらかな登りが続く。めずらしく国道に「札所案内」の標識を見る。ふくらはぎがつっぱてきたころに常福寺を見る。
   万歩計6576、 5765歩 約2.9Km 所要時間45分
 4番札所 宝龍山・延命寺

      大府市大東町1−279
  
 知多半島の「観光と歴史」によれば、大府市内唯一の仁王門を構え、この奥に本堂、客殿、鎮守堂、護摩堂などがあり、いずれも江戸時代の建造物であるという。
目抜き通りのオブジェ
JR大府駅
 JR大府駅を8時30分出発。駅前の目抜き通りを東へ進む。仕事で走っていた10年前とは様変わりの様相で、「健康都市・大府」をイメージするオブジェが所々に配置されている。美しく舗装された歩道を国道155号線にでる。ここから田舎道を南へ入ると延命寺。2番、3番同様山門が見えるあたりにきて案内板を見る。わかりづらい。
   4番札所延命寺まで20分、万歩計1811、0.9Kmでした。
極楽寺大師堂
7番札所への途中で
極楽寺山門
 納経所で応対してくれた奥さんが親切な方で、7番札所への道順を地図を片手に説明してくれた。しかし、これが私の頭の地図の方角を狂わせてしまったようだ。気がつくと知多半島有料道路の高架が見える。7番とは逆を歩いていたようだ。約20分のロス。
   改めて、常福地に戻り再出発。愛知スポーツ公園を巡る立派な道路を進む。仕事できていた頃には畑であったはずのところ。
 やはり、自動車では経験したことがない感覚に襲われる。今自分がどの方角に歩いているのかまるでわからない。歩道の段差に腰をかけて、休息方々地図を上から、下から、横から眺めてみる。・・・・な〜んだ、これがあそこへ抜ける道で、こちらがあそこか、とやっと霧が晴れる。
   7番札所が近いはずなのに案内がない。通りがかりのおばあちゃんに聞く。「7番札所へはどういくんですか」「7番札所?そんなもん、しらん」。まいった! 「それじゃー、おばあちゃん、極楽寺はね」「あー、極楽寺ならここを下りていったところじゃ」。親切なおじさんが(私もおじさんですが)、しばらく一緒に歩いてくれて「ほれ、あの大きな木のあるところが極楽寺じゃ」と教えてくれた。お寺さんで聞いたところでは地元では札所では呼ばないとか、ここが本四国と違うところか。
   白装束に菅笠の巡礼姿のおじちゃんが元気に自転車で追い越してゆく。これも巡礼、ちょっと散歩といった感じの私も巡礼?(申し訳ないが信仰心はほとんどない)。様々です。
   けいれん気味の太股を叱咤激励、坂を上って極楽寺へ到着。
   万歩計、13030、6424歩、 距離 3.2Km  所要時間 65分
国道155号線の標識
鞍流瀬川では亀がお迎え
延命寺大師堂
延命寺本堂
延命寺仁王門

新四国八十八カ所巡礼録


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 10月27日 朝7時我が家を出発、名古屋市バス、地下鉄、JR東海道線を乗り継ぎ、今日のスタート地点JR大府駅に8時25分着