新四国八十八カ所巡礼録1
子供の頃、母ちゃんに茶碗一杯のお米をもらって、お菓子をもらって歩いたあの一日、「からすみ」といった米の粉を練って蒸しただけの今ではおいしくもないお菓子ですが、昭和20年代前半の復興期の田舎では一年に一度のごちそうでした。
全国を行脚して、ため池を作ったり井戸を掘ったりと農民のために尽くしたとされる弘法大師(空海)の偉業を偲んで、ずっと昔から続けられていた行事で、四国八十八カ所巡礼など夢でしかなかった人たちが作り出した「ミニ巡礼と接待」と知ったのは最近のことです。
2000年10月14日
1番札所 清涼山 曹源寺
愛知県豊明市栄町内山45番地 曹洞宗
国道23号線の近くにあり、自動車での参拝には便利。駐車場も完備。
一番札所とあって、札所所在地地図、納経帳、白装束などが用意されて
おり巡礼の七つ道具はすべてそろう。朱鷺書房発行の「知多四国八十
八カ所遍路」(富永航平・著)も用意されており各お寺さんの由来、見所
などが満載です。
2番札所 法蔵山 極楽寺
愛知県大府市北崎町城畑112番地 浄土宗
自動車同士のすれ違いができないほどの旧道を入る。駐車場は
ないので境内まで乗り入れてしまう。弘法様ごめんなさい。