2001決勝成績(8)

最多FLはウィリアムズ、セクターではミヒャ

2001.11.17

2001年のシーズンサマリー、決勝の8回目は、ファステストラップです。FLは速く走れる力があることを示します。ウィリアムズが8回もFLをとったのは、優勝4回に対し、速さの潜在力があることを示します。ブラジル・ヨーロッパ・アメリカは勝ってもおかしくありませんでした。来年はウィリアムズが勝ちまくる可能性があります。

FLと優勝者の一覧

GP FL 優勝 ファステストラップと優勝者の一覧です。
FL最多はラルフの5回、
ミヒャ・デビ・モン・ミカが3回ずつでした。
ルビは0回。すべて3強で占められました。

ウィリアムズが最多8回と、速さを
見せています。終盤3戦は独占。

FLと優勝の同時達成はミヒャ3回、
ラルフ2回、デビ・ミカ1回でした。

ミヒャは優勝9回に対しFL3回で、
無理して走ってなかった感じです。

マクラーレンは前半デビが調子良く、
後半はミカの方が乗れていました。

オーストラリア M・シューマッハ M・シューマッハ
マレーシア ハッキネン M・シューマッハ
ブラジル R・シューマッハ クルサード
サンマリノ R・シューマッハ R・シューマッハ
スペイン M・シューマッハ M・シューマッハ
オーストリア クルサード クルサード
モナコ クルサード M・シューマッハ
カナダ R・シューマッハ R・シューマッハ
ヨーロッパ モントーヤ M・シューマッハ
フランス クルサード M・シューマッハ
イギリス ハッキネン ハッキネン
ドイツ モントーヤ R・シューマッハ
ハンガリー ハッキネン M・シューマッハ
ベルギー M・シューマッハ M・シューマッハ
イタリア R・シューマッハ モントーヤ
アメリカ モントーヤ ハッキネン
日本 R・シューマッハ M・シューマッハ

 

セクターごとのベストタイム記録者

GP セクター1 セクター2 セクター3   セクターベスト計 セクター別のベストタイム記録者です。
3強以外で、パニスが唯一記録しました。

のべ51セクターのうち、M・シューマッハが13、
R・シューマッハとクルサードとハッキネンが9、
バリチェロとモントーヤが5でした。

M・シューマッハは速かったのです。
1周のうち、最速ポイントを絞り、
レースは1周でなく、全体で考えました。

セクターベスト計とFLが違ったのは、
ヨーロッパでした。

オーストラリア M・シューマッハ M・シューマッハ M・シューマッハ   M・シューマッハ
マレーシア R・シューマッハ M・シューマッハ ハッキネン   ハッキネン
ブラジル R・シューマッハ R・シューマッハ パニス   R・シューマッハ
サンマリノ クルサード R・シューマッハ クルサード   R・シューマッハ
スペイン ハッキネン M・シューマッハ M・シューマッハ   M・シューマッハ
オーストリア バリチェロ クルサード クルサード   クルサード
モナコ クルサード クルサード クルサード   クルサード
カナダ M・シューマッハ R・シューマッハ R・シューマッハ   R・シューマッハ
ヨーロッパ M・シューマッハ M・シューマッハ モントーヤ   M・シューマッハ
フランス バリチェロ クルサード クルサード   クルサード
イギリス ハッキネン ハッキネン ハッキネン   ハッキネン
ドイツ モントーヤ モントーヤ R・シューマッハ   モントーヤ
ハンガリー ハッキネン ハッキネン ハッキネン   ハッキネン
ベルギー M・シューマッハ M・シューマッハ M・シューマッハ   M・シューマッハ
イタリア R・シューマッハ バリチェロ R・シューマッハ   R・シューマッハ
アメリカ モントーヤ ハッキネン バリチェロ   モントーヤ
日本 M・シューマッハ バリチェロ モントーヤ   R・シューマッハ

 

3強5年間の推移

FL回数は、マシンの速さを示しますが、1998〜2000の3年間はマクラーレンが速かったことがわかります。ただ、勝利数は常にFL数より少ないものでした。2001年はFL・勝利とも前年より半減です。

一方、フェラーリはFLより勝利数の方が多く、レース戦略にも長けていたことがわかります。

低迷期を脱したウィリアムズは一気にFL数でトップになり、90年代の最強時代を再現しようとしています。信頼性が上がれば勝利数も最多になる力を秘めています。

 

つづく