NFSS2を使う方法


  JT1*.fd
を用意します。*の部分はファミリ名です。mc(明朝)、gt(ゴシック)は使用済みなので、それ以外(cm*も避けた方がいいかも)、5文字以内英小文字。サンプルがまる文字だったので、mrにでもしますか。

 内容は、/usr/local/lib/texmf/JY1mc.fd、JT1mc.fd等の真似です。
JY1mr.fdの内容

       \ProvidesFile{JY1mr.fd}[Dynafont Marumoji]
       \DeclareKanjiFamily{JY1}{mr}{}
       \DeclareRelationFont{JY1}{mr}{m}{}{OT1}{cmr}{bx}{}
       \DeclareFontShape{JY1}{mr}{m}{n}{<5> <6> <7> <8> <9> sgen*dmaru
           <10-> dmaru10}{}
       \endinput
最初に自分自身のファイル名、[ ]内はコメント、次からのコマンドの第二引数がファミリ名。dmaruとなっているところ(2箇所)が、対応させたいフォントのtfmファイルの名前です。JT1mr.fdも(JY1→JT1、dmaru→tmaru)にして同様に作ります。これはカレントディレクトリにでも置いておくことにします(もちろん$TEXMF/tex/platex2e/baseに置いてもいいです)。

 使ってみる(pLaTeX2εですから、documentclass)

       {\kanjifamily{mr}\selectfont 新しいフォント}
で使えます。その時の大きさに従います。例えばHugeと指定してあれば、
       \Huge{\kanjifamily{mr}\selectfont 新しいフォント}も使える。
[sample image]
その時のHugeサイズになるわけです。newcommandしてもいいと思います。
目次へ戻る