絵を入れるのは、eps化してしまえば良いです。tgifなら一度名前を 付けて保存した後printerをEPSFにして印刷。gif等のフォーマットなら、xvで 読みこんでからPostscriptでSaveするのが安直だと思います。
eps化できれば、latexに取りこむのはepsf.styなり、eclepsf.styなり、 graphicsパッケージなりを使えばいいです。日本では、eclepsf.styがメジャーで、 最初の頃epsf.styと名前がついていたためepsf.styと混乱したりします。 JEでも/usr/local/lib/tex/macros/epsf.styはeclepsf.styです。 私の業界では(本家)epsf.styを使う方がメジャーなため最初のころ混乱しました。
というような、 悩ましい日々はgraphicsパッケージの出現によって過去のものとなりました。 pLaTeX2eで
\documentclass{jarticle}
\usepackage[dvips]{graphics}
とでもしてパッケージを読みこみます。[dvips,xdvi]とoption指定できれば
xdviでも表示できます。
\includegraphics{tiger.ps}
とすればOKです。大きさを変えるときは、
\scalebox{0.4}{\includegraphics{tiger.ps}}
で0.4倍になります。この手の自由なレイアウトって、LaTeXの苦手なところですね。
指定された枠に収める文書もそんなに簡単じゃありません。
著者は、昔あるところで見たpicture環境を使った方法が気に入っています。 \begin{picture}で枠を作りframeboxやmakeboxに入れたminipageや絵などの部 品を座標を指定して並べていく方法です。
まず紙の大きさをpicture環境で用意します。見えるようにframeboxで囲んでおき ます。葉書の大きさ=100mm×143mm
\setlength{\unitlength}{1mm} %長さの単位は1mm
\begin{picture}(100,143)(0,0) %100x143の領域、原点は左下が(0,0)
\put(0,0){\framebox(100,143){}} %外枠、レイアウト用(下で説明する箱)
\end{picture}
この中に部品をputで置きます。箱付きにするとわかりやすいので、箱だけま
ず置いてみます。
\put(10,10){\framebox(50,50){ } }
これで、原点(左下)から(10mm,10mm)の場所に(50mm x 50mm)の箱が置かれます。
箱の左下角の座標が(10,10)です。
箱は印刷時には\renewcommand{\framebox}{\makebox}とでもして 消します。ほんの少しずれるかもしれません。 本番状態で試しずりしてみること。
あとは部品をそのままなり、minipageに入れるなりしてframeboxに入れて
やります。(frameboxはオプションをつけて中身を上下寄せや右左寄せできま
す。例、[tl]で上左寄せ)。
箱の移動はput(x,y)ですぐできます。
%\renewcommand{\framebox}{\makebox}%試し書き時はコメントアウト
\setlength{\unitlength}{1mm} %長さの単位は1mm
\begin{picture}(100,143)(0,0) %100x143の領域、原点は左下が(0,0)
\put(0,0){\framebox(100,143){}} %外枠、レイアウト用
\put(10,10){\framebox(50,50)[tl]{ %左下角が(10,10)に置かれた50x50の箱
\begin{minipage}{47mm}
riverrun, past Eve and Adam's, from swerve of shore to bend of
bay, brings us by a commodius vicus of recirculation back to
Howth Castle and Environs.
\end{minipage}
} }
\end{picture}