絵を入れる/レイアウト


●絵を入れる

 絵を入れるのは、eps化してしまえば良いです。tgifなら一度名前を 付けて保存した後printerをEPSFにして印刷。gif等のフォーマットなら、xvで 読みこんでからPostscriptでSaveするのが安直だと思います。

 eps化できれば、latexに取りこむのはepsf.styなり、eclepsf.styなり、 graphicsパッケージなりを使えばいいです。日本では、eclepsf.styがメジャーで、 最初の頃epsf.styと名前がついていたためepsf.styと混乱したりします。 JEでも/usr/local/lib/tex/macros/epsf.styはeclepsf.styです。 私の業界では(本家)epsf.styを使う方がメジャーなため最初のころ混乱しました。

 というような、 悩ましい日々はgraphicsパッケージの出現によって過去のものとなりました。 pLaTeX2eで

       \documentclass{jarticle}
       \usepackage[dvips]{graphics} 
とでもしてパッケージを読みこみます。[dvips,xdvi]とoption指定できれば xdviでも表示できます。
で、絵を入れるところで、
       \includegraphics{tiger.ps}
とすればOKです。大きさを変えるときは、
       \scalebox{0.4}{\includegraphics{tiger.ps}}
で0.4倍になります。
余談ですが、ghostscriptのサンプル、tiger.ps (/usr/local/lib/ghostscript/examples/tiger.ps)は背景が灰色で塗り潰され るので、66行目を %clippath fill (%は一個)とコメントアウトすると上手く いきます。
●レイアウト

 この手の自由なレイアウトって、LaTeXの苦手なところですね。

 指定された枠に収める文書もそんなに簡単じゃありません。

 著者は、昔あるところで見たpicture環境を使った方法が気に入っています。 \begin{picture}で枠を作りframeboxやmakeboxに入れたminipageや絵などの部 品を座標を指定して並べていく方法です。

  まず紙の大きさをpicture環境で用意します。見えるようにframeboxで囲んでおき ます。葉書の大きさ=100mm×143mm

       \setlength{\unitlength}{1mm}      %長さの単位は1mm
       \begin{picture}(100,143)(0,0)     %100x143の領域、原点は左下が(0,0)
       \put(0,0){\framebox(100,143){}}   %外枠、レイアウト用(下で説明する箱)

       \end{picture}
この中に部品をputで置きます。箱付きにするとわかりやすいので、箱だけま ず置いてみます。
       \put(10,10){\framebox(50,50){ } }
これで、原点(左下)から(10mm,10mm)の場所に(50mm x 50mm)の箱が置かれます。 箱の左下角の座標が(10,10)です。
[image]

 箱は印刷時には\renewcommand{\framebox}{\makebox}とでもして 消します。ほんの少しずれるかもしれません。 本番状態で試しずりしてみること。

 あとは部品をそのままなり、minipageに入れるなりしてframeboxに入れて やります。(frameboxはオプションをつけて中身を上下寄せや右左寄せできま す。例、[tl]で上左寄せ)。
箱の移動はput(x,y)ですぐできます。

       %\renewcommand{\framebox}{\makebox}%試し書き時はコメントアウト
       \setlength{\unitlength}{1mm}      %長さの単位は1mm
       \begin{picture}(100,143)(0,0)     %100x143の領域、原点は左下が(0,0)
       \put(0,0){\framebox(100,143){}}   %外枠、レイアウト用
       \put(10,10){\framebox(50,50)[tl]{ %左下角が(10,10)に置かれた50x50の箱
       \begin{minipage}{47mm}
         riverrun, past Eve and Adam's, from swerve of shore to bend of
         bay, brings us by a commodius vicus of recirculation back to
         Howth Castle and Environs.
       \end{minipage}
       } }
       \end{picture}
[image]
ちなみに縦書きの場合もminipageのoptionの大きさは一行の長さになります。 御注意を。
databaseから宛先latex sourceを生成するatesaki.pl
非常にいい加減。
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