Mobianへの道(98年7月hammに挑戦)

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98/7/1

hamm 6/23ディスクセットでカード認識。いよいよhammをインストールする日が来た。 アップグレードが簡単なことが売りのDebianでhammを一から入れ直す必要はまったくないが、やりたいものは仕方ない。hamm resc-6-23は2.0.34か。
とりあえず育てていたhomeをバックアップ。実験用パーティションにhammインストール(dselectはしないでquit。問題なし。では、いよいよインストールはまた明日。
この作業中気付いたのだが、hammでポートバーを付けてブートするとポートバーのシリアルをttyS0と認識し、PCMCIAをttyS1と認識した。確かboではポートバーのシリアルは認識しなかったと思うが、なにか入れ忘れていたのだろうか。
7月はhammの月だ。


98/7/2

フロッピーレスインストールに挑戦しようと思ったが、loadlinするとコンソールがブラックアウトする、、と思ったら、これは、dosでusしてないからだった。恥かしい。mobian.htmlにもそう書いてました。書きなおし。これでまた一歩野望に近づいた。


98/7/3

怒涛のhammインストール。手塩にかけて育ててきたhomeは固めてWinのディレクトリへ。 Linux-MLの話題から、FDD less インストールをしてみることにする。と言っても、mobioの場合ハードディスクのid問題以外はlibrettoと同じ道筋を辿ることになってしまう。

win95でNetwork Card経由でfips一式を一ディレクトリに入れておく。また、 Debian hammの場合、dosパーティションに6つほどファイルを置いておけば、loadlinブートしてインストールする際にそこにアクセスしに行ける(doc参照)。
手順は普通と同じ。loadlinブートするのが違うだけ。

loadlinブート。hda全体のidを06に変更、リブート、dosプロンプトでブート。fips。dosプロンプトリブート(この時点で06でWin(DOS)を立ちあげてしまうことになるが、うちでは問題はおこらなかった。気になるときは、fips直後にloadlinということになろうか)。
[追加情報。ここでWinでブートしなおして、DOSプロンプトでハイバネーションをパーティションにするのがいい方法だと思います。]
loadlinブート。通常のインストール作業。この時boでは、hda1が06でないと、hda1に置いたkernelイメージ等が読めなかった。hammでは未確認。途中で、PCMCIAをコンフィギュアしておく。
この時点では、liloは、どうでも良い。hda2に入れると赤warningが出るが気にしない。loadlinする積りなら、reboot直前に裏コンソールでhda1をマウントして/boot/vmlinuz-xxあたりをhda1のどこかに置いておくことになろうか。reboot。
rootのパスワード等を入れ、PCMCIAカードを刺す。あとは、ftpインストール。ちなみに私はhamm-6-23というdiskを使ったところ、dselectで../debian-jp/xxxと相対指定した所が全滅して、困った。/pub/../debian-jpまで指定してdists/hamm/main dists/hamm/non-free ... dists/hamm/contrib-jpと指定するのがいいみたい。
hammでは用途別?インストールができるが、うっかりWork_stdかなんかを選んでえらい目にあった。emacs19, emacs20, xemacs20とか、fvwm, fvwm2, fvwm95, twm, vtwm, afterstepとか、個人で使うには必要ないダブりまくり。
Debianはミニマムに入れて必要に応じて増していくのが基本だから(でないとconflictの処理も、インストール中の質問に答えるのも大変)、もっと小さいところをまず、selectしないで言われるままにインストール。そのあと、欲しいものを加えるようにしましょう(自戒)。
結局膨大な時間かかって、なんとかconflictを処理できた。でも、得体の知れないものが沢山入ってしまった。可愛いいmobio号をごみだめのようにしたくないので、もう一度インストールしなおそう。

ついでのメモ。kernel-2.0.34はfatとかvfat、iso9660というようなファイルシステムのサポートは、Native Langageというセクションにあります。これをONにしないと項目が現われません。
netscape-4.05はglibc2で作られたものがあるので、使ってしまいました。ノート用リソースを$MOZILLA_HOME/ja_JP.ujis/に入れて、muriyari版の起動スクリプトの内、LANG=ja_JP.ujisLD_PRELOAD関係はコメント、でもって、ちゃんと日本語化しました。が、日本語入力は、完全に消えます。おしい。
で、hamm-jp所収のxserver-freetype-svgaはneomagicパッチも当たってるし、freetypeパッチもあたってるしいたせり尽せりですね(感謝)。久しぶりにX-TTの現在位置を知ることができて感激。すばらしい。すばらしすぎる。slantや、boldもちゃんと出るのですか。あ、iso8859もX-TTまかせにできるのですか。すばらしい。こんな日もあろうかと売り物フォントを買ったかいがありました。日本語の強調が遂に視認できるのですね。


98/7/4

もう一度一から整備。今回は、「Standard」を選んでまずまずまともな環境になる。
Standardではemacs19/20が入る。Xは入らない。dselectはselect画面は何故か現れるtowns関係の2つを - してそのほかは手を触れないで、インストール。
tetex関係でインストール順序エラー。これはもう一度Installを実行で問題なし。Configure実行で、manがjless, jgroffがないとのエラー。Selectに戻ってバトル開始。

emacs19は消してcanna関係を入れて、skk関係を入れて、platex関係を入れて、rubyを入れてktermを入れて、fvwm2-jaを入れて、fvwm*のそれ以外は消す。xserver-freetype-svga。あとは適当に。locale-jaってこのへんには依存してないのかな。とりあえず独立に入れておこう[現在では、wcsmbs-localeを入れることになっているようです]。gimpも入れてみよう。
やっぱりこのパッケージ選択が大変。結局上から下まで見ることになるからなあ。 ここがdselectの大欠点。

インストール中のメモ。
面倒なやつら。
●cvs こいつ入れなくても良かったかな。質問の意味すらわからん。今度入れることがあったら、最初に消そう。
●smail, まあこいつは仕方ない。
●X, これも仕方ない。けど、XF86Setup日本語メッセージをおもしろがって[y]したらフォントを入れる前だったのか、化け化け。超能力でやる、けど、英語でやりゃ良かった。
●MIME関係のプライオリィ入力。これは、現在のMIMEでの例えばgif表示のプリオリティ順は[1],[2]...になってるけど、今インストールしたアプリを使った方法 --> をどのプライオリティに入れましょうか。ということでした。

さすがに今回はシンプルなセットだしエラーは非常に少ない。Install, Confiureを2度づつほど実行すると問題がなくなる。
このInstall実行でno-errorでカーソルがConfigureに移動し、そしてまたno-errorでRemove, Quitに移動する快感。

pppなんだけどpppconfigというパッケージが入っていた、依存関係があったのかな。こいつを使ってみる。あ、コンソールで使うのね。
ふむふむ pon keyword で繋ぐ、と。で、pppconfigが作るのが
/etc/ppp/peers/keyword
/etc/chatscript/keyword
あたり。この手の自動コンフィグ生成プログラムって、うまく行けば便利なんだけど、うまく行かないとはまりがち。私は結局できたコンフィグに手を入れちゃいました。

netscapeは405にはpackageはないので~/netscapeに入れといてみる。 kernel作り直して、emacs関係と、その他手直し。おお、懐かしのmobio号が復活。 使用ディスク容量は373MB。55%使用。


98/7/5

ハイバネーションをパーティションで確保する方法を教えていただく(あべ様、感謝)。 これをやると、Bootflagをhda2に立ててLinuxをインスールし(lilo.conf: boot=/dev/hda2)、Win95のmbrを壊さないで、Warningも避けることができます。
ただし、ハイバネーション復帰後のLinuxでの諸問題は解決しません、そうです。
私は、パーティションをいま既に切ってるので、実験できませんが、HDの最後尾に領域を確保するそうです。Win95にインストールされている、phdisk.exeを使用するとのこと。


98/7/7

いつから、XF86では、.Xdefaultsが使えなくなったのだろう。debianのポリシーなのかな。/etc/X11/Xsessionxrdb -merge $sysresources が実行されてるんだけど、sysresources=/etc/X11/Xresourcesが存在するので、.Xdefaultsは無効である。うーむ。Xsessionのこの行、ifからまとめて消しちゃえ。

[メモ] emacs20の .emacs

;;==========初期設定、どこまでが必須なのだろう=========
(set-language-environment "Japanese")
(set-default-coding-systems 'euc-japan-unix)        ;; 7/24  追加 :-)
(set-terminal-coding-system 'euc-japan-unix)
(set-buffer-file-coding-system 'euc-japan-unix)
(set-keyboard-coding-system 'euc-japan-unix)

;;==============   Font   ===============
;; .Xdefaults (.Xresources) に
;;   Emacs.Font: fontset-standard
;;   Emacs*Fontset-0:  -*-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-fontset-small
;;   Emacs*Fontset-1:  -sony-fixed-medium-r-normal--24-*-*-*-*-*-fontset-big
;;と書く。2行目は14で使うための設定。3行目は24で使う場合(mobioで使えるか)。
;;16で使うなら一行目だけでOK
;;
;; 以下5行は14をdefaultにする。16をdefaultなら必要なし。24ならsmallをbigに。
(setq default-frame-alist
        (append
         '((line-space . "0") (width . 80) (height . 30)
           (font . "fontset-small"))
         default-frame-alist))
で使える模様。Shift-Mouse1 FontsetでFontが選べる。もちろん、この後にMewとか色々個別設定は必要。


98/7/10

yatexが出たのと、libc6がversion-upしたのでついでにまとめて、現在地に追随しておく。locale-jaは、wcsmbs-localeに入れかえ。
あと私的に足りないのは、mnewsくらいかなあ。
boot-floppiesパッケージを入れて、清水パッケージセットを作ろうかと思ったが、kernel-imageとかも用意してやらねばならず(あたり前か)、面倒になったので、このWWWが載ってるserpent号をdebian化する時に考えよう。その頃には、誰かが日本語セットを作ってくれそうな予感もするが。


98/7/13

ハイバネーションパーティションについて、linux-usersで情報を得る。
phdisk.exe /CREATE /PARTITION でいいそうです。C:\necutils\phdisk.exe を覗いてみましたが、
phdisk.exe /CREATE /PARTITION
でハイバネーションはHDの最後尾にパーティションで、
phdisk.exe /CREATE /FILE
でBootflagの立っているFAT16パーティションにファイルで(これがデフォールト)、となるようです。

その際にこのページも紹介されてました。佐藤様、こんな、素人のメモでもお役に立ててうれしく思います。
SlackwareでPCMCIA SCSIからのインストールはどうなのでしょうね。私はネットワークインストールしてしまったので、なんのコメントもできません。


98/7/28

NECのホームページからmobio用のBIOSアップグレードモジュールを取ってきてBIOSを上げてみる。Win98にする場合にはサスペンド関係で問題が起こるらしく、これでLinuxでのハイバネ問題に進展があるかも、と思って(Win98持ってないけど)BIOSだけ上げる。

結果は、起動画面が白地に浮き上りNECロゴになって眩しくなった。設定メニューはあまり変ってないような気がするけど変ったかなあ。ハイバネーションは少なくともデフォールトのBIOS設定ではなんら解決してません。残念。

ちょっと見ないうちに、MobioがTFTで4種類になっている。TFTアプリケーションなしモデルも出ている。Win98 Mobioも出ている。STNモデルはもう広告でも見なくなったなあ。今時Dの付いてないSTNですからねえ。

最近mobioは私と行動を共にしていますが、gene95+xdicで携帯フリー英和辞書機能も有しております。hammだとGIMPまわりを揃えるのが楽なので(X-TTだし)、mobioでGIMP(サンプルそのままのロゴです。たいして見る価値ないです)も楽しんでます。なんというか、わざわざmobioでGIMPというのもあれなんですけど。そうだこのページのlogoくらいmobioで作ろう。


98/7/29

インストール・設定作業はもうほぼ片付いたので、運用モードに入って、わざわざ書くことが無くなって来ました。あと、今日「mobio linux」でgooで引いてみましたら、結構いろんな人がLinux/FreeBSDでmobioを使用のようです。
mobioで使うFreeBSD
あたりは結構詳しいです。
まあ、しかしあれだけ値崩れすれば、買っちゃいますよねえ。Linux(PC-Unix)の使用には液晶の発色レスポンスもCPUスピードも「それほどは」必要ないですからね。まあ値崩れしたSTN mobioはさすがに消えたようですが。


98/7/


simtak@mua.biglobe.ne.jp