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Part15   6月の独り言


2013/06/30 ()  コポアヌ媼・・・ # 27


今日は、最後のKamui yukara Oo epa hun を訳そうと思って居る
これは、珠玉のKamui yukara で大正四年のものですネ〜

これで一旦、翻訳は休止して分かり得たことを纏めて行こうと思って居る。
沙流のユーカラ曼荼羅は、高度な為・・・一分野の学者では解き明かせない代物

海流のこと自然の成り立ちのこと人種のこと・・・交易のこと
古代の蝦夷地の成り立ちとか和人のことを包含しているアイヌ文化そのもの
謎に満ちている蝦夷のロマンそのもの・・・

ユーカラに出て来るコタンの発掘調査とかやると面白い事実が
続々と出て来るような気がする。
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戦争をすると・・・そう言った生活の痕跡が失われてしまう。
ユーカラの最大のテーマは、Ratchi Irenka 〜穏やかなる裁量・掟

古代のヤウンクルは、これを第一義としていて・・・時代の流れに
対応するだけの知恵を磨いていて・・・先取性に富んでいた
レプンクルの女性は、それが正しい生き方として憧れていた。
それで、ヤウンクルの強い首領をやっつけようとして集団で掛かる
自分の陣営の男達に幻滅を感じ・・・寝返った女性達・・・

それと、レプンクルは、出世した弟が憎くて殺すこともある・・・
アイヌと一口に言っても・・・哲学が全く違っている。

鍛冶屋に小刀を作らせて小言を言ったら鍛冶屋が怒って斬り殺した。
それが発端で起こったコシャマインの乱・・・渡り党の喧嘩

シャクシャインは、レプンクル・・・ユーカラそのもの
ヤウンクルの沙流と石狩のハウカセは、相手にしなかった。
そもそも、シャクシャインはテロリストの親分
アイヌ社会を破壊してしまったのに・・・銅像が建っている??? (*^_^*)
その挙げ句・・・土地を返せと宣って御座る。
メナシ・クナシリもレプンクルの反乱・・・目先の利益のみ

喧嘩しても和人には適わないこと知っていた古代のヤウンクルアイヌ
それがユーカラの沙流・浜益・余市のトライアングルのデルタ
それを理解していた哲学者 Ponkemaratki 屈斜路彦は、偉い !! (*^_^*)
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色々なことをまことしやかに言っているのが多いけれど・・・
人種(民族)を盾に取っている限り・・・滅びると思う
人間として準拠出来る集団として誇り得る哲学が背景に無いと瓦解する。

しっかりと古代のヤウンクルのラッチイレンカを学ばないと
毎年三万人の自殺者を出している日本人は、アイヌを攻撃すると思う(*^_^*)

人間も社会性を持った動物だから・・・精神が病む(負け犬)となると
共同体を守ろうとして、反射的に排除しようとする・・・イジメとは違う
劣勢の遺伝子を排除しようとするのがDNAにインプット為れている。
 

2013/06/29 (土)  コポアヌ媼・・・ # 26


今日は、大正十四年の Kamui uwepekere 三枚訳してみたが・・・
訳にならない (*^_^*) ・・・今日休みだからやり直してみよう。
金田一博士のメモをそのまま鵜呑みにするといけない場合があって
自分の訳で正しい場合も時々あるもんで・・・それでやってみる。

人間と神の関係を表現しているものだから・・・難しいな〜 (*^_^*)

それに、図書館から借りていた本を返しに行かなくてはならない・・・
久保寺博士のカムイユカラが分かったので当分の間、中央図書館には
行かずに済むと思うし・・・今度は、近くの元町図書館に行くことにしよう。

明日、最後の一篇訳したら・・・ドンピシャリ翻訳休止出来て・・・
色々纏めに進んで行けるのは、感無量ですネ〜
7〜10月まで沙流とか屈斜路湖・・・余市・古平・支笏湖・新冠・・・など
廻って見てみたいし・・・
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余市のアイヌ・・・違星北斗が求めていたアイヌの精神世界
ワカルパの伝承・・・これを知って本当に良かったと思う
 

2013/06/28 (金)  コポアヌ媼・・・ # 25


今日は、Kamui yukara 四枚訳した・・・可笑しくて吹き出す (^m^)
狡いのを戒める話で、面白い・・・人間の世相のようでもある (*^_^*)

古代のアイヌの世界は和人とアイヌは、対等の立場で考えていたこと解った
和人の優れた処は、素直に受け入れる強さを有していた。
文字も持って居る・・・逆に文字を持つと記憶領域が衰えること知っていて・・・
アイヌの機密情報を守る為、ユーカラクルは、文字を持つこと禁じられていたのでは?
そこで、ワカルパは、最後の賭けに打って出たのではないか?
残すだけは、残した・・・和人の手によって

その感謝の気持ちがツレアン翁のハイのパスイであり、ワカルハ翁の
狐のお守りであると思われる・・・今、何処にあるのか? (*^_^*)
 

2013/06/27 (木)  コポアヌ媼・・・ # 24


今日は、昨日の続き三枚やって終わらせた。

この話は、アイヌのPuri 心得を表現していてチト難しいものだ。
コポアヌ媼の熊送りのことにしても・・・共同体を守るIrenka 掟があって
みんな揃った処で平等に分けて・・・それから自分の裁量で
好きな人とか世話になった人とかにプレゼントする・・・Puri 心得

現代は、勝ち組だとか負け組だとか・・・何か白けた世界に成っている。
経済ばかりで政が成り立つ筈も無い・・・

インターネットの普及で世界中の人達と連絡が取れる現在
この資源を有効に駆使すれば、田舎の暮らしの方が豊かだと思う。
 

 2013/06/26 (水)  # 2  ホームページビルダー・・・

新しい ワークステーションは、Windows 7 64bit なので今までのHP作成ソフトが使えない。
そこで、数日前、H・P・Bをダウンロードしてインストールして於いた・・・その試運転 (*^_^*)

やってみると・・・まあ同じ機能が付いているので・・・違和感なく使えそうだ !!
ノートマシンの画面が小さいので・・・何かと不便を感じていたのか゜・・・
ワークステーションのモニターは、20インチデジタルなので編集の時、凄く使いやすい。
後、画像編集ソフトPhoto shop erement があれば良いのだけれど・・・
当面は、無料のGimp でやっていこうと思う・・・Gimp は、Photo shop 並の機能が付いている、
これで、自宅マシンでホームページの編集環境が整いました (^_^)v

これでアップしてみようかな ? (*^_^*)

 

2013/06/26 (水)  コポアヌ媼・・・ # 23


今日は、大正十四年の Uwepekere 六枚の内三枚訳したら・・・
Mashikehi (増毛=浜益)が出て来て・・・何やら面白そう 
犬・狼ってどうやらパコロカムイの眷属らしい・・・(*^_^*)

Uwepekere は、どちらかと言うと軽く考えていたのが間違いだと気付いた。
沙流の人達が残して呉れたもの・・・矢張り全部訳すべきですね。
翻訳チームを立ち上げてみんなで楽しんだ方がベターでしょう。
大体の雅語の語彙は、私の検索辞典に含まれて来ているので・・・(^_^)v

この検索辞典は、プロバイダーでもサーバーの性能が優れていなければ
大概のサーバーは、CGIを許可していなくて・・・設置不可なもの(*^_^*)
CGIと言うのは、インタプリタのPerl言語で動くものでサーバに
可成りの負担が掛かるもので・・・許可してない場合多い。

Biglobe 以外では、矢張り一篇の中篇のユーカラでも一年は掛かると思う
金田一博士でも、一年に一巻くらいと考えておられたくらいだから・・・
そうしてみると、・・・ITの技術って凄いもんだと思う (*^_^*)
 

2013/06/25 (火)  さぁーー・・・もう一息


昨日は、のんびり過ごせたので・・・カムイユカラ何とか今月終わらせたい。

近代のUwepekere とも密接に関係しているメノコイキリ(メノコサニ)・・・
それらも検討して・・・ヤウンクルとレプンクルの勢力分布地図を作ろうと思う。
そうするとユーカラが尚一層理解出来て面白い筈・・・(*^_^*)

今までのアイヌ文化論が払拭されて・・・そのダイナミックな展開を目の当たりに
したとき・・・蝦夷のロマンが甦る
金田一博士は、カネランのUwepekere を童話として紹介されているが・・・
その背景には、色々なことが隠されていて・・・
シャクシャインが如何に愚かだったかが見えてくることだとか・・・
コシャマインの蜂起もアイヌの蜂起と捉えたら間違いであるとか・・・
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パラドックスを理解出来る想像力の豊かな人には・・・
沙流のユーカラ群は、一生楽しめるものに映る筈
優れた哲学だから・・・極一部の人にしか理解出来ない嫌いはあるが
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戦争は、何故、起こるか ? ・・・仏教で言う三大害毒 
貪・瞋・癡
止めることが出来たら・・・戦争は無くなる。イジメ問題も然り・・・(*^_^*)

それを説いてるユーカラ・・・謀略に動じない重い神々は、見えているから
知らない振りして、仲良く酒を飲む・・・本当に面白い。

人攫いを絶対に許さない・・・ポイヤウンペ
大きくなるまで我慢して・・・徹底的に潰すポイヤウンペ
人道上人攫いをした北朝鮮に乗り込んで返せと言うのが本来の首相(ニシパ)
それで決裂して戦争になるなら致し方ない・・・
日本の核廃棄物、ロケットに載せてブレゼントしたほうが・・・廃棄物無くなる
泥棒に追銭か?・・・(*^_^*)

戦争の放棄とは、完全に
貪・瞋・癡を克服しての話であって・・・
そんな聖人今の世の中、何処にいるのか???
 

2013/06/24 (月)  浜益・・・


朝六時十分に女房と二人自宅を出て・・・峠に差し掛かるとニセアカシアの
白い花房が満開で良い香りが漂っている。八時に幌村に着き早速、茗荷確認
ニョキニョキ芽が伸びていた・・・結構丈夫なものなんだな〜 (*^_^*)

それから空も晴れてきたので、築港を散歩して・・・舟が漁に出ていない?
帰り道、タマクマさんが居たので聞いたら・・・ウニ漁だけど海が濁って駄目なんだとか

暫く行っていない善盛園に行く途中、イチゴの場所に行くと荒れていた?
板張りの校舎の板も痛みが増している・・・二宮金次郎がぽつんと一人本を読んでる
それから、善盛園へ行くと奥の方で何やら音がするので行ってみた。

渡辺さんが草刈りしていた・・・側で薪切りしている人二人居て・・・
やあ〜暫く !! ・・・トド(松)だね 処で榛の木って知ってる?
それだ !! と目の前の木を指差す・・・へぇ〜これが榛の木
何で聞く ? ・・・いや実は、カムイユカラに出てくるもので・・・絵を描くときの参考
ところで、イチゴの処どうしたの?・・・若い人止めてしまったとか・・・

渡辺さんの果樹園の廻りには自然のままの環境が残されていて
色々なシリコロカムイ(木)が豊かなんです。
そのうち、浜益のシリコロカムイを調べようと思って居る。

お昼御飯食べて・・・少し昼寝して、浜益温泉に行って・・・S氏は不在
私は、原則として偶然に出会う方が得るものが多いような気がして・・・
余り連絡してから行かないようにしてブラっといくようにしている。
ユーカラ文庫(小さな棚)の処にいくと『浜益のむかしばなし』と云う冊子在り
読んでみると、柏木村は昔、一面葦原であったと書いて在る。
明治三十年の地図と同じ・・・うーーん素晴らしい情報 (^_^)v
トミサンペツ シヌタプカ の絵の構想を練っているので、イメージを
纏めるには、有り難い情報・・・その偶然の妙味が楽しい !! (*^_^*)

金成マツさんの『小和人』にざっと目を通してみた・・・矢張り、沙流のものとは
別次元のもので・・・一緒にするのは、問題が大きすぎると思う。

温泉の帰りに青ツブがあったので、大きいの五個買って来て
炭を起こし、焼いて・・・夕日を見ながらビールをきゅっと・・・旨い !!
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潮騒を聴くと・・・太古からの時の流れの中に居ること感じたり
自然の木々の中の澄み切った空気を感じると・・・
人間って随分、偏った考え方しているんだな〜・・・と思う。
 

2013/06/23 ()  コポアヌ媼・・・ # 22


今日は、Kamui yukara 一枚半3頁訳文が今一だけど一つ訳して・・・
Tukinoye のことを書いた文が出て来た・・・何度読んでも意味が分からず
今日、読んでみると・・・意味が分かった (^_^)v

大正十一年の春だから・・・知里幸恵の前にコポアヌ媼が来て伝えたこと
これで、金田一博士は、ツキノィエを石狩人だと思う・・・と書いておられてる?
ツキノィエは、カシユンデの兄貴で弟を殺したとワカルパ翁から聞いているのに?

金田一博士は、どうやらワカルパ翁のアイヌ側の極秘情報と捉えて
居られなかったようですね〜(*^_^*)
それとツキノィエは、字を書けたようでもありますね〜
------- それを書いておくとしよう -------

Tukinoye   釧路へ行ってチャランケした話あり

tan tukinoye ekori erenka tumi shirene  tan akkesh kotan
ekooshirutu kiwane yakne kukoro ottena utara orokehe
itak sak kusu kochaketa huyeu shisampo kune yakkaiki
kukoro ottena utara kochaketa ku itak na
shisam anakne ikoro sak kusu tomi sak kusu tapanpe patek
ikoro shirine yaikoram sake ne yakka amam ne yakka
ne kusu kukoro ottena utara kochaketa sake ne yakka
amam ne yakka kusanke wa nehi akkari ikori renka
eye wane yakne huye shishampo kune yakka
tono eramu anno tan akkesh kotan epunkine kusu
ayante shisam kune akusu tono oro pakno kunuye kampi
arapa yakne ekori renka eye yakka wen ruwe ne na

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転記してない話、沢山あるんだが・・・どうしようかな?

翻訳は、一応六月いっぱいで休止して・・・言い回し辞典を作っておこうかな ?
そうすると本にするときの校正がしっかりしたものになるからネ
新しい一太郎をインストールしたら語彙が、もの凄いものに成ったから
それも役に立つしネ・・・(^_^)v

今日、明日連休なので・・・明日、浜益でのんびりして温泉に入ってこようと思う
この間、植え替えした茗荷も見ておきたいし・・・(*^_^*)
廃校アトリエ・ギャラリーに向かって石狩市に働きかけて行きたいし・・・
北海道の子供達に古代の蝦夷を想像して貰いたいし・・・
浜益の人達が元気に成って欲しいし・・・てんこ盛りの欲張り (*^_^*)
 

2013/06/22 (土)  コポアヌ媼・・・ # 21


今日は、昨日の続きを終わらせて・・・手強かった (*^_^*)

このAinu uwepekere を訳して良かった〜・・・と云うのは、ようやく
Hashinau kamui (Ashinau kamui)のことが分かった。
ワカルパ/フォルクローレで
金田一博士が描いている木の枝がHashinau の意味
狩りの神に捧げるイナウ(幣)がHashinau・・・その神が狩りの神であること

そのように全部訳さないと解らない沙流のユーカラ曼荼羅
ひょっとしたら・・・本当に全部訳さなければいけないのか?
そうだとしたら・・・絵を描く暇が無くなってしまうのは辛いな〜(*^_^*)
ここは、一つ後継者も捜す必要があるな〜
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ひょっとしたら・・・アイヌもモンゴロイドとなると・・・
今の和人の方が外国人でアイヌが日本の原人かも知れない? (*^_^*)

そうすると天皇陛下もアイヌでなければいけないことになって・・・?
何やらややこしく成ってくるな〜夏の御用邸を浜益に作るとか? (*^_^*)
 

2013/06/21 (金)  ワカルパ/フォルクローレの凄いところ・・・


瀬川氏の『 アイヌの世界 』でアイヌの人種的な起源についてDNAの分析と
頭骨の形の分析が載っているが・・・モンゴロイドの離れ小島的な存在だと (*^_^*)
これについて、百年前、ワカルパ翁が伝えているのは・・・
「蒙古斑の無い子は、あまり長生き出来ないものだ」と云っている。
これは、その当時、金田一博士のコーカソイド(白人系)説を否定するもの
全体のDNAは、モンゴロイドだけど、コーカソイドも混じっているかも知れない?
そうすると・・・辿ってきた歴史を推論出来るヒントに成る。

一番、驚いたのは所謂、レプンクル(オホーツク文化人)の橋頭堡として
奥尻島が占拠されていて・・・阿部比羅夫が討ったと云うもの
これがWendarap yukara のモシレチクチクの正体だとすると面白い
私は、レプンクルの橋頭堡は、利尻島と礼文島ばかりと思って居た。
しかし、その後はそのように成ったと考えるとユーカラは正しい

瀬川氏がこの本を書くキッカケになったこととは・・・アイヌの歴史は静的で
停滞していたとの話は、どうも可笑しいと思ったかららしい・・・
もっとダイナミックに展開して鉄器は、早くから使っていたと推理して
纏めたものらしくて・・・私が分からなかったことがハッキリと
イメージとして浮かび上がる。

奥尻がレプンクルの橋頭堡だったと云うことからエサンノットは、矢張り
一番最初に推理した恵山崎でも可笑しくないことになる。
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今日は、15日にパスした Ainu uwepekere 7枚の内3枚訳した。
沙流のものは、どれもこれも面白い話ばかりで・・・

最近明らかになってきているアイヌの真実???・・・ワカルパ/フォルクローレを
隅々まで精査すると・・・それの真偽が判断出来ると思われる。
それを是非、瀬川氏に提案したいと思って居る。恐らく解って頂けると思う(*^_^*)

沙流のユーカラ群は、全部訳してみて・・・それが丸で密教の曼荼羅のように
成っていることを感じた時、初めて見えてくるものだと云うこと。
文学論でも一つの学問でも捉えられるほど、柔なものではなくて・・・
想像力の豊かな人がようやく感じ取るもののような気がする。
 

2013/06/20 (木)  瀬川拓郎 著 『 アイヌの世界 』


旭川博物館副館長 瀬川拓郎氏は、2011/3/10 に出版されており
その時、私は道立図書館で金田一ユーカラノートのマイクロフィルムから
コピーして脇目も振らず・・・ワカルパのユーカラの翻訳に没頭していて・・・
今日に至っている・・・最近、Netで知って紹介文を読ませて頂いて・・・
私の説・・・ユーカラは、アイヌの軍事機密情報説と同じイメージなこと知った。

それで昨日、図書館の検索システムで近くの図書館にあるのを知って借りてきた。
そして、今日読んでみた・・・うーーーん素晴らしい (^_^)v
私が発見したウテカレ媼の Tonoko Uimam が樺太だと云うのと一致する見解
これは、一度お会いしてお話して於かなければいけないかも ? (*^_^*)

瀬川氏も新たな展開の確証を掴める事柄だと思う・・・
瀬川氏は、未だ沙流のユーカラ曼荼羅をご存じないと思う。
ワカルパのノート10冊には、瀬川氏の研究のヒントになることが
山のように記されていることも教えて上げたいしネ (*^_^*)

来月、A先生から頂いたお手紙のことで旭川に行かなければいけないので・・・
その時、近いうちにお会い出来るようにお願いしてこようと思って居る。
結果を怖れずに進むと・・・新しい展開が開けそうな気がしてきた(*^_^*)
 

2013/06/19 (水)  ATOK2013・・・


秀英フォントの為、一太郎2013 をインストールしてから変換の語彙が
素晴らしく良くなって・・・本の原稿書き・編集も楽になる筈・・・(*^_^*)

タウクノ媼のHanrokka も訳は今一だけどアップして於いた・・・
沙流のカムイユカラとかユーカラって尻切れトンボのように終わるのが多いけど
一つの言葉が入っていると・・・後省略して良いルールがあって
エテノア媼とかカレピア媼とかは、そのルールを知らなかったようでもある。
勿論、幌別のものはその通り・・・(*^_^*)

或る本では、金田一博士はカムイユカラの部分が空白に近く
久保寺博士が124篇収録したとあるが、それは全くの誤解であって
沙流の原典を全て残されたのが金田一博士だけだと云う事実
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日本語の成立に深い関係を持つアイヌ語・・・
殆ど分かっていないアイヌ語・・・謎に満ちているアイヌ語
蝦夷のロマンが詰まっているアイヌの雅語・・・これは手強い (*^_^*)
 

2013/06/18 (火) # 2  久々の図書館・・・


お昼から久保寺博士のアイヌの神謡124篇の中身を確認してきた。
原文は無く・・・ただ訳のみであった。中身はエテノア媼とカレピア媼のが
同じ話をダブッている部分が多くて実際は、私が訳したものと数は同じ位
原文がないとその訳が正しいか?どうか?・・・分からない。
それと、知里幸恵と同じ終わり方をしている・・・
矢張り、金成マツさんはエテノア媼から色々聞いたんだと思う。
エテノア媼は、ホリアンナと金田一ユーカラノートに書いてあるから
洗礼を受けていたんだと思われる。

ついでに金田一京助全集第八・十巻も借りてきて見ると・・・矢張り訳だけ
タウクノ媼のHanrokka の訳が難しく完成していなので・・・
金田一博士の訳を見たら・・・なんと最初の部分しか訳されていない (*^_^*)
金田一博士も訳し切れなかったものか?それならどうして載せたのか?
Hanrokka は、私の訳が初めてとなるようですね (^_^)v

矢張り、大正四年のものが原典であろうと云う確信に近付いて来た。
原文を対訳して残しておくと、後で研究する人が正しく修正も出来る。
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沙流で残して呉れたユーカラ曼荼羅・・・浜益で残せることになり
ワカルパ翁も喜んでいると思う。 (*^_^*)
 

2013/06/18 (火)  Ainu uwepekere Shikushna


ワカルパ/フォルクローレの各村のエカシキリに出てくるシクシナ・・・
シクシナは、平取の奥のPorosara の酋長でチャランケで宝集めた人

ワカルパの兄さんのウトムリウク翁がUwepekere で伝えている。
3頁の超短編だけど、アイヌのイオルに関しての定義みたいなものを
表現しているので・・・アイヌ語に慣れてから訳そうと思って居るもの

そこの処をしっかり捉えないとイオル構想は破綻すると思う。
土地の所有権ではない概念・・・共存共栄の為の利用権など
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アイヌの世界は、必ず陰陽で一つのように見えていると云う世界
絶大な力を持つ火の神でもソーパー神の旦那さんが居る。

モレウレウ〜一般的には渦巻き模様と説明されているが・・・
ワカルパは、本来は蝶と云う意味だと云っている。
着物の文様の左右対称を言っているんだと思う
それで一つのものを表現する・・・

アイヌの神々は、夫婦神が基本で一本の木(シリコロカムイ)でも
夫婦神だと云う
そう言った処を纏めてみたいと思って居る・・・魅力的な神話の世界
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このシクシナと云う人のことでは・・・森鴎外の寒山拾得と同じことが起こった
それを、金田一博士は、随筆に書かれている・・・

或る時、踏査をしていて・・・妙な行動をする人達の処に行った・・・
相手は、税務署か何か不当に儲けたお宝に税金を掛ける調査員と思った
危険を感じた博士は、何時も鞄に忍ばせていたワカルパの
虎杖丸の曲を読んで聴かせた・・・もっともっと聞かせろと親分格のが云った

帰りにはボロボロの傘が張り替えられていた・・・
シクシナ本人では無いにしても沙流に帰ったと博士は書いている。
弁舌巧に・・・言い掛かりを付けて利益を得ようとするのが結構居たアイヌ
でも、アイヌとしてワカルパはカユシピンナの末裔で憧れがあり
チャランケの神様みたいな存在・・・それで博士は助かった (*^_^*)

そう言った修羅場も乗り越えるほどのワカルパ翁の存在・・・形而上学
ウトムリウク翁が弟ワカルパの守り神を譲ったからかも知れない。(*^_^*)
 

2013/06/17 (月)  コポアヌ媼・・・ # 19


今日は、昨日のTusunabanu の続きを終わらせた・・・
これは、Ainurakkuru yaye yukara だから Kamui Oina であろうと思う。

続いてWendarap kamui yukara Hn na oo hu を訳そうと一枚終わって?
あれれっ???・・・何処かで聞いたような話だな〜 
大正四年のタウクノ媼のと全く同じもの・・・(*^_^*)
沙流のものは、丸十年経っても全く同じな伝承で在ること確認した。(^_^)v
これは、今まで研究者が言っていた各自でその場に合わせて
長くなったり端折ったりしするものである・・・と言うのが嘘である確証 !!

それで金田一博士は、久保寺博士の出版を禁じていたのか?
でも、一番の間違いは、先駆者の金田一博士が・・・
沙流では、男のみが伝承するのをユーカラと云う確定を怠ったこと。
全部訳すと・・・それが云えたのに
沙流のユーカラ定義として博士は、発表されているが・・・廻りはそう云わなかった。
沙流に於いても三大豪族の所謂、ニシパクラスが伝承していて
一般アイヌは、それを知らなかったと思われる・・・楽しみのものだと思ってた。

多勢に無勢でどうしようもなかったのでしょう・・・(*^_^*)
でも、ガリレオ=ガリレイのように・・・それでも地球は動いている!! と
頑固になって欲しかったものです。
先駆者と云うのは、確かに大変な努力が要求されるけど
更に優れた洞察力も要求されるし・・・真実を曲げない
頑迷さも要求されると思う。
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さぁーーて 今日、明日は連休なので・・・七月からの行動計画を
考えてみようかな ?
昨日、久々にVine Linux 6.1 64bit DVD iso 版をダウンロードしてみて・・・
DVDに焼いて於いた・・・Linux は、デュアルブートでなく
専用マシンでサーバーとしてワカルパ/フォルクローレなど
沙流のものを全て利用出来る環境を誰かに残す必要がある
金田一博士のように亡くなると・・・そこで断絶してしまうのを防ぎたい。

プロバイダーのサーバーを使えなくなった時、ローカルでも
同じ検索など出来るようにしておくと・・・続けて作業が可能
本の原稿も残しておく必要もある。
 

2013/06/16 ()  コポアヌ媼・・・ # 18


昨日の Kamui yukara の続き三枚と Tusunabanu 五枚の内三枚訳した

神々の役割がはっきりと説明されていて特にカムイフチ(火の神)の力が
絶大であることが分かった。

カムイユカラは後、僅かになって味わいながら訳せるようになって・・・
絵になるイメージを確立しつつある・・・やって良かったと思う
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最近になって・・・エサンノットは、函館の恵山崎なのではないか?
と言う風に考えるように成っている・・・(*^_^*)
襟裳岬とも考えていたことに終止符が打てるかも知れない。
人間の世界って・・・時代で様変わりすると一般的には考える
しかし、そんなに代わり映えしないと考える形而上学・・・
 

2013/06/15 (土)  コポアヌ媼・・・ # 17


大正八年のAinu uwepekere を訳そうかと思ったら風習と云うか仕来りと云うか
何やら難しいので・・・先に大正十四年のKamui yukara にした。

これは、アイヌラックルの許嫁(梟の妹)をポロシリ神が横恋慕して闘う話
七枚の内四枚訳した・・・沙流と幌別の死生観が全く違うことを確認出来る話

死生観が違うと云う事は、違った民族と考えた方が正しいのかも?
それを混交して一つの民族とするのは、止めた方が良いのでは?
河野本道氏(民族学)が東側のものばかり遺産登録の申請をするのは可笑しい?
本道の西側にも遺跡があるのに片手落ちだと仰っている・・・
氏の考えに、私は全く同感である。

日高山脈を境に文化面で可成りの隔たりがあるのを研究すべきで
ワカルパ/フォルクローレを研究者は精査する必要があると思う。
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古いワークステーション ガッちゃんが壊れてテータが・・・と
トホホの状態だったので・・・バックアップ用に使っていたUSB外付けHDDを
何とか、WinXPのノート ポイヤウンペで使えないかとやってみたら
見事、復活した・・・(^_^)v 良かった〜〜 (*^_^*)

このHDDは、Win98SE時代の代物なので、駄目かと思って居たもの・・・
CADのデータが残せたので・・・本当に良かった
 

2013/06/14 (金)  コポアヌ媼・・・ # 16


今日は、Kamui uwepekere 忘れられた神 白ギツネの話三枚訳した。
初めて出て来た化け物 Iwaposoinkara と云うもの・・・直訳すると山も見通す化け物
目が飛び出ているらしく・・・其処が弱点で蓬で突き殺すらしい (*^_^*)
それが出てくると飢饉になるらしい・・・飢饉の神???

これと同じ話を大正十四年にも伝えているが・・・今回のが原典だと思う。
今回のは、大正八年で・・・大正十四年のは、五枚で構成されている。
大阪大学名誉教授の森東吾先生に教えて頂いたこと・・・
『同じ話が在った場合古いものほど簡潔で短く・・・時代が下がるにつれて
色々飾られて長くなるものです』それを大切にして判断している。(*^_^*)

六月十一日のKamui yukara でコタンコロカムイ(梟)の妹も神だが・・・
一番恐ろしいと思うのは・・・人間の女であること (*^_^*)
だから神は、人間の女のInonno itak 祈りの言葉は聞かない・・・
このことは、なかなか分かり辛いものだけに・・・ようやく最後になって解った。
 

2013/06/13 (木)  片付け・整理・・・


昨日は、女房から再三云われていた書斎の整理をした・・・
要らない本とかを捨てて・・・大きなプリンターも捨てることにした。

本を作るとなると・・・レーザープリンターが必要になるからネ (*^_^*)
これは、見本を作る為なんですが・・・
一部でも良いから金田一京助ユーカラノートを公開したいのが主旨
裏を返せば・・・ワカルパ翁の蝦夷の古事記を本にして残したい。
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久々に Linux のファイルシステムのバージョンを調べてみると
ext4 に成っていた・・・凄い進化を遂げているんですネ〜

Macがファイルシステムを EXT にした戦略は、先見の明があったから
MSのファイルシステムNTFSでは、EXT をマウント出来ない宿命
片やEXT ではNTFSをマウント出来る・・・どちらが優位か直ぐ解る。(*^_^*)

人類の共有財産としてのオープンソースのLinux・・・
儲け主義のWindows ・・・その時代は終焉したことを示している・・・
Linuxが生まれたのは、フィンランド・・・叙事詩を持って居る

叙事詩を持つということは、想像力が豊かと云うに他ならない(*^_^*)
 

2013/06/12 (水)  ユーカラ論・・・


ユーカラ群の大半を訳して見て・・・全部訳さないと解らないようになっている事実
これは何を意味しているかと考えてみると・・・
全部訳すまで論じてはいけないと云うことだと思う・・・(*^_^*)

アイヌ文化研究者一丸となって当たらなければならなかったと云う事
原典を探る作業を徹底しなかったと云うことだと思う

古事記の場合、
稗田の阿礼の口述を太の安万侶が筆記したと
されているが・・・ユーカラの場合はワカルパ翁の口述を金田一博士が筆記
ノートにして十冊分・・・嘘つかないのを土産に来たと言って始まった。
ワカルパ翁は、文字のある人に筆記してもらって死にたいと云っていた。
創作ではない、一語一句精確に伝えるべき伝承の重さ
筆記しかないことをワカルパ翁は知っていたことになる。

その後、金田一博士が筆録されたものが・・・ワカルパ/フォルクローレに
含まれているところをみると・・・アイヌの古事記に当たるもの。
その古事記に当たる原典を中心に据えて各地のものを比較する手法
それが出来なかったので迷走した・・・(*^_^*)
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2010/11/03 に道立図書館でマイクロフィルムからコピー取って
翻訳に挑戦して・・・二年八ヶ月約三年
大凡のことが解るのに矢張り三年掛かるんですね〜(*^_^*)

蝦夷の古事記・・・ワカルパノート十冊
ユーカラ本体を除いて・・・纏め上げる必要があると思う。
現在起きているアイヌの状況とユーカラの世界は、ほぼ同じだと気付く筈
シャクシャインは、決して英雄ではないことなども・・・(*^_^*)
大昔から和人との共存共栄を探っていたのがユーカラの正体
喧嘩しても負けると知っていた賢いアイヌだったから・・・
ポイヤウンペは、一人で闘って学んで行くし、勝つための戦略を
自ら生み出す力を持っている・・・それだものピリカメノコ惚れる (*^_^*)

アイヌに関する記録は、文字を持って居た和人側のものであって
アイヌ側の記録ではないことを肝に銘じて読まなければ片手落ちになる
そしてワカルパ翁の伝えたことは、形而上学だから難しい

アイヌの秘密を明かすことは、つまり神からPirikare (傍に置く=死)
ワカルパ/フォルクローレには、それを心配した村の人達とか
コポアヌ媼が心配しているとか・・・ワカルパ翁がちらっと漏らしている
これが森鴎外だったら気付いたのかも知れない。
ワカルパ翁は、第一級の形而上学者であったと思う。

ツレアン翁がハイで作ったパスイをお土産に呉れたと云うこととか
ワカルパ翁の守り神(狐)をウトムリウク翁が博士専用にしたとか
風前の灯火のようになっていたのを救ったのに感謝してのこと

これをしっかり認識出来なかった・・・金田一博士なのか?
バチェラー博士・金田一博士などを批判をした知里博士・・・
そこまでやったなら・・・何故?ワカルパのものを見せて欲しいと
云わなかったのか?・・・これもお馬鹿さん (*^_^*)
 

2013/06/11 (火)  コポアヌ媼・・・ # 15


今日は、昨日の続きとパナンペをサマイウンクルに作る話を四枚訳した
パナンペ・ペナンペ・サマイウンクルは、どうやら神の一人であるみたいだ (*^_^*)
純粋人間の場合は、Ainu uwepekere としているから・・・

今日、明日は連休なので後、二曲訳しておきたいものです・・・

アイヌのカントモシリ(天空上の国)の積層断面構造もはっきりと解ってきた。
アイヌモシリ(地上の国)の神々たちも大分纏まってきた・・・
ポクナモシリ(地下の国)の積層断面構造もはっきり解ってきた・・・(^_^)v

そう言ったことが解らないと・・・全然面白くないユーカラ群
解るとどんな短編でも光りを放って・・・皆、素晴らしく感じる
画像にしたらファイルサイズ大きくなるし・・・どうテキストで表現するか?
 

02013/06/10 (月)  コポアヌ媼・・・ # 14


今日は、
Kamui yukara (kamui chikappo koro tureshi)
六枚の内、四枚半を訳した・・・
これは、ミンダラ カムイ (庭の神)の元の話らしいが・・・今一解らない(*^_^*)

kotan koro kamui (梟の神)は、最上天から降りてくる神であること解った
だから、狼とか熊とか下天から降りる神とは別格の神である。
幌別の神々の序列は矢張り間違っていると思う・・・(*^_^*)
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又、このKamui yukara は、川筋の植生の描写がされていて興味深い
沙流のものは、情景描写が優れていて・・・絵を描くときイメージが湧く

伝承であるから鮮明にイメージ出来て言葉が出て来る工夫があると思う。
幌別のものと沙流のものとは、そこに大きな違いがあるのに気がついた。
 

2013/06/09 ()  コポアヌ媼・・・ # 13


今日は、大正八年の
Kamui Oina Hunna hore 三枚訳した。

これは、オキクルミが、人間臭い神(アイヌラックル)だから妹も神から見ると
人間に見えると言う・・・言い方のオイナで面白い。
オイナとかカムイユカラなどのAinu menoko は、オキクルミの妹である場合多い
そう言うことに慣れないとなかなか訳すのが難しい・・・(*^_^*)

後、十二曲ばかり訳すと神々のものが終了する・・・
ユーカラって何だ !! ・・・で始まって三年十ヶ月、長いのか? 短いのか?
 

2013/06/08 (土)  コポアヌ媼・・・ # 12


今日は、大正八年の
Panampe an Penampe an を三枚訳した・・・
これは、ワカルパ/フォルクローレに出てくるマカホタリを知らないと
全然訳せない代物で難しかった・・・(*^_^*)

矢張り、先にワカルパ/フォルクローレを纏めて於いて助かった〜
マカホタリの四人兄弟の末娘がアシナウカムイ(狩りの神)
ギリシア神話のアルテミスとローマ神話のディアーナの女神と同格
悪い兄弟達の見張り役の任務も負っている神 (*^_^*)
沙流のオイナ・カムイユカラ・カムイウゥエペケレなどは、神の曼荼羅
シヌタプカのポイヤウンペのものは、ユカラカムイの曼荼羅
どちらかと言うと・・・密教で云えば沙流のは金剛界曼荼羅
シヌタプカのものは、胎蔵界曼荼羅・・・双璧を成している。

それでどうしても、神々の曼荼羅がなくては、ユーカラ群を理解出来ない
それが纏まりつつある・・・(*^_^*)
 

2013/06/07 (金)  コポアヌ媼・・・ # 11


今日は、Ainu uwepekere Iwanpa chireshka kamui 6枚訳した。
六年飼われた熊の話でなかなか面白い話です (*^_^*)
可愛がって呉れた人を父親として恩返しをする話・・・

でもネ・・・こんなにも素晴らしいものが何故?・・・埋もれていたのだろうか?
悪貨が良貨を駆逐する・・・それを絵にしたようなアイヌの現状 (*^_^*)
何故?そのようなことが起こったかと云うと・・・バチェラー博士に依るでっち上げ
キリスト教の布教が第一義なだけに熱心に説いて歩いた・・・
でも、元々牧畜の木の少ない草原の処の宗教・・・神は絶対神・・・
木と水の豊かな処に芽生えた神々は、相対的で森羅万象が神

人間も又、神性を持って居る者・・・半分はKamiashi 化け物・・・
少しだけ良い部分を鍛え上げなければ・・・kamiashi 部分が多くなる
可愛がられて育つのが他を大切にする心が育つのかも知れない。
甘やかすのではなくて・・・
 

2013/06/06 (木)  昨日は・・・


六時半に自宅を出て・・・浜益に着いて、擂鉢山に行ってウド採って
魚やさんで、ヒラメ買って・・・〆方を見せて貰って幌村に着き
八時半から葡萄畑にある茗荷を道路向にある義姉の畠に移し変えて・・・十一時半 
普段、動いていないので汗びっしょり・・・ブヨが耳と腕刺した
見る見る間に赤く膨れあがる・・・私は体質的にブヨに弱い (*^_^*)

女房は、葡萄畑の草取り・・・一人別荘に帰って冷えたビールをグイッ
プファーー!! ・・・うまかーー ウド大きな鍋で茹でて冷水に浸し・・・
野鳥やカモメやカラスや鳶の啼く声聞きながら酒をチビリ・・・
その内、女房帰って来て・・・ソファーで寝て、起きたの七時

魚の捌きの練習に買ってきたヒラメで鍛造ナイフの切れ味を試す
すーーっと切れる・・・刺身にして食べようと思うと・・・山葵が無い
向のタマクマさんから借りてきて、食べてみると・・・
身に何とも言えない弾力性があり・・・市販の刺身パックでは味わえない
歯ごたえが堪らない美味しさに感じる。

幌村で絵を描くように成ったら、遊びに来る人にご馳走する為
練習しておいて・・・ユーカラ談義が出来るとイイね (*^_^*)
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朝10時に昨日植え替えた茗荷に直ぐ裏にある小川から水汲んで
水やりして・・・浜益温泉で汗流して帰宅
 

2013/06/05 (水)  オイナとカムイユカラ


昨日、発見した二つの物語で一つのことを表現する手法・・・
一つの物語が完結してなくて・・・相対的に補完する手法
所謂、アイヌの思想・・・相対論、矢張り曼荼羅を形成している。

金田一博士は、文学論として一つの物語は完結していると
考えておられたことを別伝として表現されている。
文学論で片付かないものも包含しているユーカラ群
これは、なかなか一筋縄ではいかない手強いものですね〜

これは又、意訳してはいけないということを確信した・・・
二つのカムイユカラは、ユカラとして個人で言葉を変えてはいけないことを
暗示してしていて・・・寒山拾得のような形而上学

そして又、この二つはオキクルミが小熊を送るお話・・・つまり
Keomante
小熊が父神と母神に辿り着いてもオキクルミの云う通り口上を言わないと
kamiashi 化け物が騙しに来たと受け取られ・・・
その通り口上を述べると酒宴に呼ばれた神々がその素性を明かす・・・
神々の暗号のように成っている。
ワカルパ翁のフォルクローレでKeomante の祈祷の言葉と一致する。
だとしたらこの二つのカムイユカラが無い地方の
Iyomanteはどうなるか???
カムイユカラは、元々男が伝承するものだったのかも知れない。

ユーカラも恐らく暗号のように成っていると推察出来る・・・
だから一語でも変えてはいけないことになる。
それを知っていたのは、黒川ツナレが最後だったのでしょう。
でも、金田一博士は、既に知里幸恵のものを出版してしまっている。(*^_^*)

カムイユカラを化石と見る知里真志保博士・・・文学として変化してきたとする
金田一博士・・・私はどちらも間違っていると思う。
今尚、古代より脈々して生きて居るアイヌの経典であって・・・
甦る力を秘めていると思うし、世界の想像力の豊かな人達を魅了する筈
人間の深層に眠っているノスタルジーを呼び覚ますような予感

これを何とか絵で表現してみたいな〜・・・(*^_^*)
現代では、純粋なアイヌは居ないでしょうけど・・・
せめて、ユーカラ十一曲実演出来なければ・・・アイヌ民族の優秀性は
証明出来ないような気がする・・・これは間違いか? (*^_^*)

本当の意味でのイオル構想が実現する為には、トンコリ弾いたり
ムックリを鳴らしたり・・・踊っている場合ではなく。
沙流の哲学者でもあり詩人でもあったワカルパ翁が残した
ユーカラを演じて初めて・・・実現する点に気付くべきであるのでは?

現代人にとって、古事記のようなことが、たった百年前に起こったこと。
全世界の人達が見つめ直すチャンスでもある・・・
各国から自然を残す知恵を学びに、或いはその管理(イオル)の委託とかで
招かれるかも知れないアイヌの知識・知恵・・・
それを集約している沙流のユーカラ曼荼羅

アイヌモシリ(地上=地球)に於いて
あらゆる動くもの(動物)を統べるのは、シランバカムイ(木の王様)
木の多い処には動物の種類も多い・・・神々も多い
だからアイヌは木を大切にする。狩りをするときも木を傷めないこと
約束してから山入りする・・・そして狩りの神の力も借りて仕留めること出来る
そして、その場で送って二神にイナウと酒を捧げる・・・
生でしか食べられないものは、狩りの下手な人とか子供・女の人・病人は
食べられない・・・しかし、滋養のあるものをその人達にも食べさせるのが
Keomante 小熊を連れてきて育て・・・そして屠り送る

熊は、何も食べないで冬眠する身体のメカニズム・・・
そして、木の実・草・あらゆるものを消化する能力を持っている・・・
血液には、当然特殊な成分が在るのかも知れない。
それを狩りが出来ない人々に提供する・・・それが真の目的
肉は、漏れなく全員に渡して・・・各自好きな人にプレゼントする
その時に、普段の行動の評価が顕れる・・・口先だけの人だとか(*^_^*)
本当に親身になって助けた人だとか・・・
共同体を守る工夫・共同体に貢献している人を認識するにも
熊送りが重要な役割を果たしていたこと解る。
そう言った面では、社会科学としても研究する余地が残されている
 

2013/06/04 (火)  コポアヌ媼・・・ # 10


今日は、大正八年の 
nouu nouu を4枚訳してみると・・・
大正四年のウテカレ媼の Nou ou に何か似ているな?・・・と訳して驚いた。

これは、金田一博士が別伝としているものだが・・・
二つ対で成り立っているもので・・・大正四年のウテカレ媼のものが
どうしてもその真意が解らなかったのがスッカリ解った (^_^)v
沙流のものは、全部読まないと解らないと思って居たが・・・
これ程とは、思って居なかった・・・(*^_^*)
今までのユーカラに対する認識を根底からひっくり返すことに成るんです。

今までの認識を全て捨てて・・・新しく見直さなければならないことを
意味していて・・・アイヌ文化の素晴らしさが甦ると思う。
寧ろ、外国の人達の注目が集まると思う。
世界の五大叙事詩の最高峰として・・・(^O^)
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この他にも、シサムウゥエペケレなど沢山、端折って転記してきたけど
訳は兎も角として・・・転記だけはして於かなければいけないかも?
それとユキのものが久保寺博士によって音声が録音されているので・・・
聞き取って訳してみたいとも思い始めている・・・
ユキの肉声も聞いて見たいしネ (*^_^*)
 

2013/06/03 (月)  コポアヌ媼・・・ # 9


今日は、Kamui uwepekere 2枚・・・同じく3枚 計5枚訳した。
矢張り、短編でも神のものは、難しい (*^_^*)

久保寺博士のオイナとカムイユカラは、どんなものが含まれているか?
後、3週間したら読むこと出来る・・・楽しみですネ〜
訳は久保寺博士みたいではないようだけれど・・・(*^_^*)

ここまで来ると・・・色々なことが見えてきて沙流の曼荼羅は凄いと思う
今までのアイヌ文化として紹介されてきたものが・・・吹っ飛ぶ (*^_^*)
オラ知らねーぞ・・・(^_^;)
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明日と明後日・・・休みなので浜益に行ってこようと思う。
大昔は、蝦夷の守護神の砦・・・シランバカムイにも挨拶に・・・
石狩川の河口にもツムンチカムイがいたそうで・・・
江戸時代に何故?・・・庄内藩の陣屋が在ったのか?
戦略的に重要な地形になっているからで・・・滅多に無い地形
岩崎さんの処で虹鱒釣って・・・刺身を作ってみようと思う。
 

2013/06/02 ()  コポアヌ媼・・・ # 8


今日は、チエンカウクのKamui uwepekere を訳し終え・・・
これは、三人称で訳しやすかったが・・・ユカラ(伝承)ではなくただのお話
ちょっと分類に困るものの一つですネ 
チエンカウク翁は、物識りだけどユカラクルでは無いみたいだ・・・(*^_^*)
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最後に毛皮のことをメモしてあるので・・・書いておこう。

kepuru 〜鹿の皮の毛を引っ張って抜くと白い革となる yuk numa
それを刺繍して着る 暖かし
kapuru 〜 樺太や千島の方
rush uru 〜 熊の毛皮の着物 uru は、皮のみの着物
yuk uru は鹿皮の着物 
seturu ush は鹿の皮を背に接ぎを作れる着物

kapnun 〜しはだけた乳飲む kaptura 〜乳の皮をしゃぶる
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昨日、萱野茂氏のアイヌ民話英語版『 風の神とオキクルミ 』と云う本
出版されたと言うのを・・・5月21日に朝日新聞で紹介されたらしい

その話は、ウテカレ媼が大正四年に金田一博士に伝えた Kamui yukare
Heinu un で既に金田一博士が訳されていて・・・私は訳していない。
民話では無くて・・・カムイユカラだから変造してはいけないもの (*^_^*)
そう言うことを正しく伝えて行かなければいけないと思う・・・
 

2013/06/01 (土)  バチェラー博士・・・


今月いっぱいで纏めに入るので・・・何故? 胆振にユーカラが在ると
成ったのか?・・・バチェラー博士に関係しているようなので・・・
相関表にバチェラー博士を加えてみた (*^_^*)

バチェラー博士は、沙流平賀の古老ペンリウクからアイヌ語を習っている。
帰国して神学校で学び直して・・・六年経って沙流を訪れ
事件が起きて沙流から撤退し、有珠・白老・釧路など伝道に歩き
幌別に定住して四年経って・・・再び沙流を訪れて仲直りして札幌に定住
その時に、金成マツさんを函館の愛隣学校に入れている。
六年間愛隣学校で学んで、明治31年から平取の教会で
11年間伝道活動をする・・・その間に色々メノコユーカラ・カムイユカラを
聞いたのだと思う。勿論、厚真の首苞・首肴をカネカツクから聞いた。

でも、沙流のユーカラ語は、殆ど分からなかったのだと思う
エテノア等のものを聞いて題名と印象深かった言葉など
自分なりに組み立てて・・・物語を作った。

バチェラー博士は、ペンリウク翁から日常語は、習ったけど
ユーカラ伝承者は、相手にしなかったんだと思われる。
そして、沙流ではユーカラと云えば・・・男子のみが伝承すること
知らなかったんだと思う。
それで、金成マツさんが幌別にもユーカラは在ると云ったのを
本当だと思って・・・沙流の第一等のユーカラ伝承者ワカルパ翁から
筆録して、道庁と樺太庁から踏査費用が出て踏査したこと
知って・・・紹介して金田一博士が近文を訪れた。

金田一博士が学生の頃からアイヌ語を学んでいたのは、
バチェラー博士のアイヌ語辞典によるところが大きかった。
それでバチェラー博士を尊敬されて居たのだと思われる。
アイヌの一番大切な神に捧げる酒を禁じるキリスト教は
アイヌにアイヌの神々を捨てろと云っているのと同じ事。
金成喜蔵翁は、酒を飲まないそうでシサムサニ・・・アイヌを捨てている。
そんな幌別にどうしてユーカラが存在すると云うのか?

モナシノウク媼が一つも筆録させなかったのは、それを見破られるのを
怖れたからかも知れない・・・ユーカラは、沙流では男同士が伝えるもの
と云うことを知っていたのかも知れない。
砂沢クラさんが云っている・・・知里真志保青年にアイヌ語を
教えてやってくれと砂沢友太郎氏にお願いした金成マツさん
どうしても解せない話であって・・・綻びが出る (*^_^*)
幌別では、とうの昔にアイヌの神々は忘れ去られていて・・・
知里幸恵がヌサコロカムイは、婆さん神だと云ったのが分かる。

金田一博士は、沙流のもの全部訳さずに、文学論を展開されたので
はっきりと分類出来なかったものなのか?・・・
一度、知里幸恵の送ってくれた原稿を無くしたと云うエピソードもあるが
神謡(カムイユカラ)としたけれど・・・見てみるとユカラで無く
Uwepekere として出版するしかないのでは?・・・と思って
東京に呼んで話をしようと思ったけれど・・・
幸恵は、これが幌別のカムイユーカラだと堂々と主張したのかも・・・?
そして、身体の調子が悪いので帰りたいと幸恵が云ったが・・・
校正を終わらせて亡くなってしまった・・・翌年出版する。

その年に、ワカルパ翁の娘ユキ来て・・・Pishka toa pishka を伝える。
このことは、金田一博士にとって青天の霹靂だったでしょう。
でも、今更カムイユーカラではないとは言えない・・・後ろめたさが付き纏う
これが第一回目のアイヌ文化の迷走に繋がる・・・
本当にバチェラー博士の云うように幌別にユーカラが存在するのか?
昭和二年に金成マツさんから虎杖丸の曲を筆録する・・・
なんと云う事だ・・・丸で伝承とはかけ離れた創作ではないか !!

それに味をしめた金成マツさん・・・筆録させようとしていた。
伝承なら筆録する価値あるけれど・・・と博士は逃げていた。
痺れ切らして自分で書くようになった・・・煽ててノート送ってやった。
書きに、書いた・・・好きなように ノート山に成った。(*^_^*)

そして、マイクロフィルムで残すことになった・・・やれやれと思って
自分の筆録だけでも一生掛かっても訳し切れないし・・・
幌別のものは、幌別の知里真志保君に頼んで・・・同時進行の約束して

オイナを先に纏めていたら・・・一つも手を付けずに死んでしまった。
そして、沙流のものと一緒の題名のものはパスして・・・ばれるから (*^_^*)
金成マツさんのものからユーカラ集に出した。
これが第二回目のアイヌ文化の迷走に楔を打ち込むことに成った。

釦の掛け違いを勇気を持って・・・直すべきであったと思う。
知里真志保青年は、金田一博士のその後ろめたさを・・・
姉と何か在ったのではないか?・・・と勘ぐってしまったのが確執みたいだ。
このテーマは、ずっとやってきて・・・ようやく落ち着いた感じがする。

結局、バチェラー博士は、アイヌの父と呼ばれているけど・・・
アイヌの神々を捨てて、キリスト教に転じた人にだけ父であって
沙流の物知り達には、疎ましい人物だったようである。

世界五大叙事詩の一つのアイヌ叙事詩が百年ぶりに明らかになる。
今までのことは皆、水に流して・・・やり直せば良い 
奇跡的に残った世界五大叙事詩・・・大切にしなくっちゃ ネ (*^_^*)
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今日は、ワークステーション Ponkemaratki のドライバーを
DVDとCDに焼いて於いた・・・原則クリーンインストールなのでネ (*^_^*)
前のワークステーション ガッちゃんのWin2000のクリーンインストールの時
もの凄く苦労したこと・・・懐かしい (^_^;)