Kina Chishinap (草人形)の解説

chishinap kamui   kamui ekashi と云えど、本当の言葉は、ainu monka(tekekara) enupuru kamui と云う
祈祷で病人を助けるのに作る。

 

蓬の刀、蓬の槍を持たす。太い蓬草まま、枯れても青いのでも良い
この神造ったら、山の神、水の神、火の神へ願ってからオキクルミ以来の元を述べ
神様幾つあっても、これ作ると魂戻すと云うウパシコマ(昔語り)あるから
どーか神様のこと忘れないから・・・助けてと頼む

 縮こまって、小さくなってて呪ってやると彼等、気狂いになる
向こうからtusu(八卦)来てもチシナプに支えられて皆負けて行く


オキクルミ(オイナ神)が最初にアイヌモシリに下ったとき
pakoro kamui (巡回神=季節神)には沢山の部下が居り
その中には疱瘡神(Patum kamui)も含まれていて
・・・アイヌ死ぬ
そこでNusakoro kamui のエカシからChishinap kamui の
造り方を教わって六十一人のChishinap を作り戦わす
最後に一人残って悪神を撃退する
死んだ神は、河童として甦った

オキクルミは、何でもアイヌに教えたからアイヌも作る

これは、虎杖丸の曲に次いで長編です
さぁーーここからお進み下さい m(_ _)m
 

  この写真は、2013年9月に チワシペツの場所の特定の為
道東巡りをした時に、第一日目に沙流二風谷アイヌ文化博物館で撮影したものでありますが、作る人に依り
若干の違いがあるようです。

tekisampe と sampe の削り花にご注目下さい。