おがみねるりん、カミューについてのしみじみの語り

カミューが好きです

カミューについての語りはなんだか緊張しますね。それは青赤ファンはカミューファンの方が多いからだ、と思われますが。 多いせいか、本当にカミューについては色々な考えがあるように思われます。

まあ…その中で自分なりの考えを言わせていただければ…。

私のカミュー観は、ゲームプレイ時から考えると少々変わってきています。おそらく同人誌を作ったせいだと思われますが。同人誌でマンガ、あるいは 小説を描(書)くというコトは、それなりに強くキャラクターを確立しなくてはいけません。「このキャラはこうだ」という意識が必要です。 でないとバラバラな設定になってしまうからです。読んでる方にすごくへんな印象を与えてしまいますし。

とりあえず今のカミュー観…。颯爽たる凛々しい美人…コレです。設定画の彼はなんともハンサムな美形ではありませんか。まさに王子様タイプです。憧れの紫のバラの人(まちがい)です。女性が「きゃーっっ!」と叫びたくなる美形キャラなのですもの。

彼は憧れの王子様ですから、まさに危険を感じない騎士様なのでしょう。誰へにもわけへだてなく、美しい笑顔を向ける赤騎士団長…。でもその笑顔は全て同じ表情である事を 気付いている人間はいるのでしょうか?彼の笑顔が唯一変わり、鮮やかになるのは、親友であり恋人である青騎士団長へ対してだけなのです。

カミューは「欲」というものが無いように思えます。執着するもが無い…というか。飄々と生きてきて、要領よく今の地位を手に入れているような…。だから私は育ちは良い、と思うのですよ。マイクロトフもお坊ちゃまですが、カミューもそれなりに家柄が良いか、裕福な家に産まれているように思います。できれば、グラスランドのどこかの部族の族長の愛人の子…あたりがツボ。わけあってそこに居られなくなって、その族長がカミューとカミューの母親を、信頼できる人の居るマチルダ騎士団に逃がしてくれた、とか。色々な事情で自分の我を出さずに生きてきたように思います。 そして人を必要以上に信用しない…。

モノに執着しないそんな彼が、唯一欲したのは「マイクロトフの心」なのです…。カミューがどれだけマイクロトフを愛しているかは、ゲーム上でも一目瞭然(笑)ですが、何故マイクロトフには 自分という人間の心の一線を超える事を許しているのか…。男である彼が、男である親友を求めてしまうのか…。 考えることに煩悩はつきません(笑)

あまりにも真っ直ぐで前しか見ていないマイクロトフの、いつからフォローに回るようになったのでしょう…。親友をほおって置けないという感情が、いつから愛情に変わったのか…。もともと心配性には見えませんし。最初はおもしろがっていただけかもしれません。ですが、いつのまにか本気で心配するようになり、彼の喜びを痛みを共有したいと思うようになった…。

マイクロトフは真っ直ぐで強く雄雄しい人ですが、決して鈍いわけではありません。彼はそういう生き方しか出来ない分、傷つく事も多いのではないでしょうか。 ですが彼はその強さでその傷を自分の知らないうちに内に隠しとおしてしまう人ではないかと…

それに気付いた時にカミューはマイクロトフと共に生きる道を選んだのではないかと思います。彼の喜びも痛みも分かってあげる人間が必要なら自分しかいないのだから…ということでしょうか。そこで彼に、彼の心に執着する感情が出来上がってしまうと、どうしても彼のベクトルも自分に向けさせたくなるのかも…と。

これで「誘い受」とか「襲い受」とかいう言葉に行きつきますわね(笑) カミューは誰にでも優しいですが、その分誰にでも冷たく出来るわけです。彼が必要なのはマイクロトフだけ。本気でそう思っているカミューもいいかも…と思ってしまう。逆に誰にでも優しく、穏やかで美しい赤騎士団長に群がる人々にヤキモチ焼いたりするマイクロトフもいいかもーっとか思ったり…。

煩悩つきない赤様の設定ですが、次は…ヤオイ的受観について語ってみます(笑)

 

ヤオイ的受観について読む

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