美少年達のショートストーリー
太郎君の困ったオチンチン

世の中には、間の悪い体験をしてしまう人がいます。
運が悪いのか行いが悪いのか、いつも間が悪い事ばかり。
なんて人も大勢いるのです。

ですが、それがオチンチンでの間の悪さだったら、どうなるでしょうか。

ある一人の美少年、睦月太郎君はオチンチンがとても元気でした。
小学校の頃からオチンチンがとても逞しく、ひとたび勃起してしまえば
オチンチンの皮も完全に伸びきり、亀頭が剥き出しになって
本当にキノコのようになってしまうのです。

普段のオチンチンは子供らしく、とても小さいのに
勃起するとその可愛らしい面影が全くなくなってしまうのですから
不思議なのです。

元気があるという事は、良い事かもしれません。
ですが、幼い美少年にとっては、そんな逞しいオチンチンは
恥ずかしい以外の何物でもないのです。

しかも、オチンチンの勃起が自分で
コントロールできないとしたら、どうでしょう。
Hな気持ちになったわけでもないのに、ひとりでに勃起してしまったとしたら。
そして、それが日常の空間の中で勃ってしまったとしたら…。

太郎君が3年生の時、クラスの出し物で童話の劇をやる事になり
太郎君は森の木の役で舞台に上がりました。

当然台詞は一言もなく、部隊の上でただ立っているだけという
寂しい役どころでしたが、立っている時間だけは長いので
太郎君は舞台の上で一生懸命胸を張って
自分を見に来てくれたママを喜ばせようとしました。

劇の内容はそっちのけで、ひたすら太郎君をビデオカメラで
撮っていた太郎君のママは、学校から帰った後に
さっそくビデオを再生してみたのですが、太郎君とママは
そのビデオを見て、物凄く恥ずかしくなってしまったのでした。

太郎君と二人で仲良くビデオを見ていたママは
ビデオを撮っているときには気が付かなかった、ある事に気が付きました。
なんと、太郎君の穿いているピチピチの半ズボンの股間が
内側から何かを突き刺しているかのように盛り上がっていたのです。

何かとは、もちろん大きく勃起した太郎君のオチンチンの事でした。
太郎君は舞台の上で、自分でも気が付かないうちに勃起していたのです。

退屈な木の役にもダラけることなく、舞台の上で一生懸命胸を張って
頑張っている太郎君の凛々しい表情と、半ズボンを突き破らんばかりに
盛り上がっている股間の対比がとても可笑しく、また恥ずかしいものでした。

太郎君のママは、太郎君の勃起を見て、あっという間に顔を真っ赤にしてしまい
太郎君もまた、勃起の恥ずかしさは分かっていたので
やはり顔を真っ赤にして、画面から目を背けてしまいました。

水泳の授業での着替えが大の苦手な太郎君は、
とにかくオチンチンを人前に晒す事に、拒否感を持っています。
隠れて着替える上に、徹底して巻きタオルで体をカバーする
タイプの美少年でした。

それなのですから、勃起したオチンチンは
もっと恥ずかしいと思うのは当然でしょう。
自分の意思とは無関係に、大きく固くなって
異様な形になってしまうオチンチンを何度も見た太郎君は
「僕はきっとボッキ病なんだ」と思いこんでいるのです。

太郎君は、自分の勃起がクラスのみんなに気づかれていないかと心配し
太郎君のママも、他の親たちの撮ったビデオやカメラに
太郎君の勃起が写っていないかと心配しましたが
幸い太郎君は目立たない木の役だったので、誰にも気づかれず
カメラには太郎君の姿自体が、アップではほとんど写っていませんでした。

そのため、その後に太郎君や太郎君のママが
恥ずかしい思いをする事はなかったのですが
もしかしたら目撃していた人はいるかもしれません。

でも、太郎君が木の役だった事が幸いし
太郎君の勃起したオチンチンを、木の枝と受け止められて
事なきを得ていた幸運もあった事でしょう。

-2-

太郎君の意思とは関係なしに、勃起してしまうオチンチン。
それが本当にボッキ病なのかは分かりませんが
太郎君はそれによって何度も恥ずかしい思いをしてしまうのでした。

注意しているときには何ともないのに、ふと油断をしていたり
他の事に意識が行っているときに限って、オチンチンが勃起しているのです。

「僕のオチンチンって、すっごく意地悪なんだ。
 いつも僕が気が付いたら、もうボッキ病になってるんだもん」

太郎君は自分のオチンチンを恨めしそうにそう言いますが
太郎君も、ちょっとうっかり過ぎるのかもしれません。
周りの人の反応がおかしくなるまで、自分のオチンチンが勃起している事に
気が付かないのですから。

ピチピチの半ズボンを鋭く盛り上がらせるぐらい勃起しているのに
その感触には全然気が付かないのですから不思議です。

4年生の時のある日、太郎君はスーパーの最上階にあるゲームコーナーで
遊んでいるときに、ウンチがしたくなってトイレに向かいました。

ゲームで遊んでいる最中に催していたのですが、ゲームを
途中で止めたくない太郎君は、ウンチが固そうで下痢でもないので
何とか我慢しながらゲームをやり続けていたものですから
ゲームが終わった頃には、かなりの便意となっていたのです。

走ってトイレに駆け込むのはちょっと恥ずかしかった太郎君は
大して差はありませんが、早歩きでトイレに向かい
小用の便器が二つ、大用の個室が一つという狭い男子トイレの中には
誰も人がいなかったので、安心して個室に入りました。

美少年である太郎君もまた、ウンチをするときには
まずフルチンにならないとしゃがめない性格でした。
ですが、靴と靴下は履きっぱなしでも平気なようです。

いそいそと服と半ズボンを脱いで、スニーカーと靴下だけ身につけた
フルチン姿になって、便器の上にしゃがむ太郎君。
健康的でありながらも、やっぱり華奢な肉付きの体と
頑丈そうなスニーカーとの対比がユーモラスでもあります。

そして太郎君が我慢していた力を抜いて、既に肛門から顔を出していた
ウンチを吐き出そうとした瞬間、太郎君の目の前で突然噴き上がってきた
一筋の水に驚き、大きな悲鳴を上げてしまいました。

「えっ? う、うわあぁっ!!」

驚きのあまり、思わずしゃがんだままズリズリと後ずさりしてしまう太郎君。
目の前に突然噴き上がり、正面の個室の壁に向かって一直線に飛んでいく水。
まるで噴水のようなその水は、決してウォシュレットではありません。
太郎君のしゃがんでいるトイレは和式便器ですし、何よりその水は
真っ黄色なのですから。

「わあああぁっ! どうしよう! どうしよう!」

下を向いて水の噴き出ているところが
オチンチンの先っぽだと知った太郎君は、為す術もなく叫ぶばかり。
一筋の真っ黄色な水は、勃起して上を向いている太郎君の
オチンチンから出ているオシッコなのでした。

驚きのあまりウンチは止まってしまっても、オシッコは止まりません。
固く勃起したままのオチンチンから噴き上がるオシッコは
下の便器ではなく、正面の壁に叩きつけられてダラダラと流れ落ちていきます。

無数の黄色い雫が、やがて一つの滝となって壁を流れ落ち
壁の下の床を水溜まりにしていく光景を、太郎君はオロオロしながら
眺めている事しかできません。

ちょっと前屈みになるとか、オチンチンを手で無理矢理下に向けるとか
そんな方法を思いつく事も出来ないほど気が動転しています。
オシッコの勢いがようやく衰え、全てを出し切ったときにはもう
太郎君の履いているスニーカーまで、オシッコの水溜まりに浸っていました。

幸いな事に、脱いでいた衣服にはオシッコの飛沫が
かかる事もなく無事でしたので、太郎君はウンチを物凄くしたい
気持ちを抑えて大急ぎで服を着て、後始末を何もしないまま
トイレを飛び出し、そのままスーパーからも出てしまいました。

オチンチンの勃起が治まらないうちに外に出てしまったために
買い物に来ていた女性客達に、半ズボンの膨らみを見られて
クスクス笑われたり驚かれたりするのすら、トイレでの大失敗が
バレる事を思えば、何でもない事のように感じるぐらいです。

しかし、スーパーから逃げ出しても
太郎君には一息つく間はありませんでした。
肛門から顔を出したまま止まっていたウンチが、半ズボンの中で
再びモリモリと動き始め、肛門から溢れ出ようとしていたのです。

「ううぅんー! あぁ、ううぅぅぅん…! 出ちゃうよぉぉ…!」

曲げた両膝に手をついた前屈みの状態で、苦悶の表情を浮かべる太郎君。
まず体の動きが止まり、そしてうめき声も止まって歯を食いしばり始めます。
太郎君は、とうとうウンチのお漏らしを観念してしまったのです。

色々な人が往来している道路の道端で、ただ一人動きが止まっている太郎君。
その太郎君の半ズボンの中では、今まさに肛門からウンチが
次々と吐き出されているのです。

モリモリモリ…! モリモリッ! モリリリッ!

とても太くて固そうなウンチが太郎君の半ズボンの中に
ギッシリと詰まっていきます。お漏らしを観念した太郎君は
全くウンチに抵抗をしないために、とてもスムーズにウンチが吐き出されています。

オチンチンの勃起は治まり、半ズボンの膨らみも無くなりました。
しかし今度は半ズボンの後ろ側が大きく膨らんでしまったのです。
お尻にずっしりと感じるウンチの重さに、太郎君は涙が溢れてきました。

「早くお家に帰りたい…」

太郎君の頭の中は、もうそれしか思いが浮かばずに
涙を拭いながら、ただただ家を目指してトボトボと歩き始めます。

途中の公園のトイレや、どこかのお店、もしくは人気の少ない場所で
そのウンチを処分する事も出来たかもしれないのに、太郎君は
それすら考える事が出来ず、ウンチをたっぷり半ズボンの中に
詰め込んだまま、家まで帰ってしまいました。

「うわぁぁぁぁぁぁん! ママーーーッ!」

家の中に入った途端、太郎君は大声で泣き叫んで
ママを呼びながら台所に行きました。
鳴き声に驚いた太郎君のママですが、ウンチの臭いにはもっと驚きました。
ですが、すぐに太郎君のお漏らしを悟ると、太郎君に笑顔を見せて
慰めながら、二人でトイレに行きました。

「ウンチお漏らししちゃったんだ。でも良かったね、ウンチが固かったから
 ズボンもお尻もほとんど汚れてないよ、太郎君」

太郎君のママは何一つ嫌悪感を見せることなく、太郎君の
お漏らしパンツやズボン、ウンチさえも手で素早く処理して
泣きじゃくる太郎君のお尻をお風呂場で綺麗にしてくれました。

愚痴もお小言もなく、何よりも太郎君のショックを慰めるために
精一杯優しくしてくれるママのおかげで、太郎君はこの大失敗も
トラウマにはならずに済んだのでした。

(3へ続く)