変態女と美少年シリーズ

「コギャル二人の挑戦」

その1

これは、地球のようで、地球とは違う、別の世界での物語。
「夢幻大陸」という場所での物語である。

一見、我々と同じ生活を送っているようだが、
根本的には違っている。ここは、女が支配する世界。
支配されるのは、美少年しか存在しない、男である。

それだけなら、それほどはおかしくはないかもしれない。
だが、ここは変態行為が半ば公然と行われている世界であった。
そして、男、美少年に、人権というものがない世界であった。

 

朝の電車での通勤、通学ラッシュ。
それは、ここの世界でも毎朝のことであった。

しかし、電車の中は、女性ばかりで溢れかえり、
男の姿は見えない。

それでも、男は電車の中にいる。
美少年という存在の彼等は、背が低すぎて、
女の中に埋もれてしまっているのである。
また、女達も、この世界では平均して
身長が高いことも影響していた。

こんな状態の中で、女達が黙っているはずがない。

身動きできない美少年に欲情し、
あの手この手でイタズラする女は、後を絶たない。
欲情する以前に、女達の中には、それを楽しみにしてる者が大半なのである。

イタズラ、いわゆる痴漢(痴女)行為は、
女と美少年の関係によって様々。

ある者は、美少年の顔に自慢の巨乳を押しつけ、
顔を真っ赤にして逃れようとする美少年の姿を楽しんだり、
そのまま窒息させて、どこかに連れ去ってしまったりする。

またある者は、美少年のチャックを下ろし、
小さくて可愛いチンチンを取り出して、まさぐり、
肉棒と化したチンチンを激しくシゴいては、
射精をさせて、恥ずかしい目に会わせたりする。

なかには、一風変わった特殊な痴漢を楽しむ者もいた。
そして、この世界では、それが通常になりつつあるのだ。

 

「ちぃーっス」

女子高生と見られる二人の女が、背の低い美少年を取り囲んだ。

素早い動作で、美少年を体で押さえ込み、
身動きを取れなくして、怯える美少年を見下ろしながら、
美少年にとっては脅しとも取れる低い声をかける。

女子高生とはいえ、なかなか背が高い。
というか、美少年の背が低い。
彼の背は、女子高生の胸のやや下に
頭がくるぐらいしかなかったのである。

「キミー。○○中学の子でしょ?まだまだ時間あるね〜。大変だね〜」

既に女子高生を見つめる目が潤みつつある美少年に構わず、
女子高生の一人は、ややキツめの目で、そう話しかける。

彼女の名は「川島樹里(じゅり)」高校二年生。
ガングロとまではいわないが、
小麦色の肌に、脱色した長い髪。ブレザー系の制服と、
大人し目のコギャルといった感じだ。

目元や、唇の化粧はしていない。
「元が良ければ、これで十分イケてる」
とは、彼女の思想だ。しかも、決して自惚れでは無さそうだ。

コギャルの格好をせずに、肌も灼かず、
OLの制服でも着させてみれば、
ちょっと性格のきつそうなお姉さんとして、十分通用する。

「ゴメンね〜。こんだけ人がいっぱいだとさ〜。混むよね〜、キツイよね〜」

樹里がいう「大変」とは、背の低い美少年が、
背の高い女に囲まれて、酸欠状態になるということを指す。

 

「大丈夫?ワザとやってるわけじゃないからさ、我慢してね☆」

樹里に比べると、やや優しげな声で、
美少年に話しかけたのは、「宇佐美瑠華(るか)」同じく二年生である。

樹里よりやや小柄だが、美少年よりは、当然高い。
顔は灼かずに、赤い髪は肩にかするぐらいの長さ。
目元もきつくなく、樹里に比べると、見た目も優しそうな感じだ。

ワザとでないと言いながらも、腰をグイグイと押しつけ、
美少年を圧迫すると、二人とも後ろへ振り向く。
そして今度は、尻と背中で圧迫を始める。

「う、ぐぅ…んぐ!」

圧迫され、徐々に息苦しくなる状態から逃れようと、
美少年は必死にもがき始めるが、
二人の手慣れた圧迫の仕方により、
既に顔すら自由に動かせない状態になってしまっていた。

「ホラぁ、我慢だよ、ガ・マ・ン☆」

自分でそうしておきながら、ぬけぬけと美少年に
いたわりの言葉をかける二人。

そのいたわりの言葉も、ひどくワザとらしいが、
何よりも、言葉をかけながら
さらに美少年を圧迫しているのが、また酷い。

 

数分後。

美少年は、確かに呼吸はしづらくなっていたが、
ゆっくりと呼吸を行うことによって、まだ何とかなると、
息苦しい中を、ひたすら耐えている。

それを見て取った樹里が、瑠華に目配せをして、
なにやらひそひそ話を始める。

(そろそろ良いかしらね)

(そうね。こんな所じゃないかしら)

美少年の降りるであろう駅は、まだ先であったが、
二人の降りる駅は、そう遠くはないので、
あまり焦らすわけにもいかないと、再び行動を開始した。

「大丈夫ぅ?キミー?苦しいでしょ〜。でも、アタシ達が何とかしてあげるよ」

何とかの意味は分からなかったが、
それでも、苦しさのあまり、コギャル二人に期待をしてしまう哀れな美少年。
その期待は、樹里のイヤらしい笑みで、ぶち壊されたのである。

「フフ…。じゃあ、新鮮な酸素を今から送ってあげるよ」

首だけ振り向いて、背中の美少年を見下ろしながら、
樹里はそういって、口元に笑みを浮かべると、
尻に、かすかに力を入れる。

ブシュ〜〜〜〜〜ッ…

美少年は、自分の胸の下あたりに、
何か空気の流れが来るように感じた。
そして、次の瞬間、鼻孔を凄まじい激臭に襲われるのであった。

「…!!!」

目眩がしそうなほど、たまらない臭さ。
美少年が感じた空気の流れは、樹里の放屁であったのだ。

顔を背けることは出来ない。鼻をつまむことも出来ない。
自分で呼吸を止めて、この激臭から逃れようにも、
すでに酸欠状態に陥る寸前である。
息を止めることは、美少年の体がさせなかった。

なす術もないまま、放屁の全てを
鼻の奥に受け入れざるを得ない美少年。
どんなに臭くても、鼻の穴を閉じることは出来ないのである。

そして、樹里の放屁は、まるで意志を持ったかのように、
美少年の鼻へ向かい、その奥の鼻孔を目指していく。

「うぁ…あ、あぁ…」

圧迫されながらも、ブルブルと体を震わし、
苦しさを必死に表す美少年。
その震えをじかに感じる二人は、
分かっていながらそれを勝手に解釈して、からかう。

「あっれ〜?ヤバイよ瑠華ぁ、この子まだ酸素が足りないって言ってるよ」

「うわ、それってマジヤバ?じゃあ、アタシも協力しないとね」

そうすると、放屁を終えた樹里は、美少年から少し体を離し、
隙間を空けて、美少年の体を無理矢理反転させ、瑠華の方を向かせる。

美少年が自分の背中の方を向いたのを確認するや、
瑠華も自分の尻に力を込め、放屁を開始する。

ブブ〜〜…ブッシュ〜〜〜〜…

「あ…ああ…あ、あ…」

ようやく、樹里の放屁の激臭が治まってきたところに、
今度は、それに勝るとも劣らない瑠華の放屁が、容赦なく美少年の鼻孔を襲う。

たて続く激臭に、美少年は、もはや意識も消えかかり、
口をパクパクと開けながら呻くことしかできない。

「まだ足りないって」

「マジイよ。この子、もう目がイッちゃってるって」

相変わらず白々しい言葉を、
大きな声で喋っているコギャル二人。

当然、周りの女達にも聞こえるのだが、
女達は、不快に思うどころか、ニヤニヤしながらその光景を眺めていた。

 

(ガキのくせに、やるわね)

(まったく、あの子は、アタシが狙っていたのに…)

(なかなかなイジメっぷりね。もう一発かましてあげたら?)

女達の思いこそ、様々であるが、
皆、美少年へのイタズラを楽しんで眺めている。
そして、それを見ながら興奮している女や、
股間をまさぐっている女までいる始末であった。

これが、夢幻大陸という世界なのである。
この状態を快く思わず、何とかしたいと思っている
「善」の女もいないではないが、何もできない。

女の全てが、力があるわけではない。
自分達を、「悪」と、「変態女」と自負してはばからない
女達こそ、この世界の本当の支配者なのである。

 

「よっしゃ、こうなったら瑠華、二人で酸素を送るわよ」

「そうね。この子を何とか救わないと。せーの!」

ブブブゥ!ブシュゥ〜〜〜〜〜〜〜…
ブシュ〜〜〜〜〜〜、ブ〜〜〜〜〜〜…

既に立っているのがやっとの状態で、
目もうつろな美少年に、
悪魔のような二人の放屁が再び襲いかかる。

二人とも、最初の放屁は、手加減をしていた。
2発目のために、余裕を残していたのである。

こうやって、弱った美少年に、
さらにとどめの一撃をかますのこそ、彼女たちの楽しみであった。

美少年の顔一面に漂う放屁のガス。
自らの力では呼吸が出来なくなった美少年を見てか、
放屁は、ゆっくりと、鼻の穴に入っていく。

ゆっくりと、しかし途切れることはなく
鼻孔を抜ける放屁は、美少年の脳へ、精神へ
強烈にダメージを与えていく。

永遠に続くかのような放屁の激臭。
一発目とは比べものにならない、二人の放屁。
共に、いわゆる「卵の腐った」ような腐臭であった。

頭の中がグラグラと揺れるような、
いや、美少年は、もはや苦しみすら感じなかったのかもしれない。
ピクリとも動かなくなった美少年は、
コギャル二人に支えられながら、かろうじて立っていた。

「お、付いた付いた。ちょっとー!降りまーす!」

自分の降りる駅についた二人は、
他の女達を掻き分けながら、電車を降りていった。

コギャル二人がいなくなった電車内、
二人の近くにいた女達は、皆、残された美少年に注目している。

その美少年は、しばらくは一人で立っていたのだが、
すぐに力を失い、何の抵抗も見せぬまま、崩れ落ち、倒れた。

「いや〜!気分い〜!朝する屁は爽やかだよね〜☆」

「あの子も喜んでるかもね。アタシ達の屁があんまりいい臭いだから、気絶しちゃったかも〜」

コギャル達の身勝手な会話はともかく、
美少年は、白目をむき、口から泡を吐いた状態のまま放っておかれ、
善意の女性により、駅で降ろされると、
すぐに病院へつれていかれ、その日は昏睡状態が続いていたという…。

 

これが、この世界の標準であった。
電車内での放屁責め。多くの女達が、
自らの尻にある毒牙で美少年をしとめようと、毎日狙っているのであった。

電車通学の美少年で、無事に学校へたどり着けるものは、
半分にも満たないという…。

その2

自分が病院送りにした美少年のことなどすっかり忘れ、
彼女たちは授業もいい加減に済ませ、
放課後をさんざん遊びまくったあげく、夜、やっと樹里の自宅へと帰ってきた。

瑠華を引き連れ、ドタバタと自分の部屋へ向かう樹里。
普通なら、こんな遅くに騒がしく帰ってくれば、
親に説教の一つを受けてもおかしくはないのだが、
こういう娘の親は、同じ遊び人である。何も言いはしない。

夜といっても、深夜ではない。まだ9時10時である。
コギャルにしては早い帰宅。
これは、彼女たちがテレビを見るためであった。

 

夢幻大陸でも、テレビ番組は地球と変わらない。
唯一違うのは、アダルト系チャンネルが標準ということである。

アダルト系といっても、きらびやかな美人が裸で踊るものではない。
この世界を支配する、女のためのチャンネルである。

まず想像されるのは、美少年との性行為を写す番組と思われるが、
その程度は序の口である。

「美少年フェチの世界」「美少年誘惑教室」
「ほのぼのHプレイのススメ」などは序の口、ノーマルな方である。

より上級の、変態女のための番組も数多い。

「美少年レイプへの道」「後腐れのない誘拐の仕方」
「生放送、美少年調教」など、普通の世界では危険な番組や、
「スカトロ・レイプ・レッスン」「美少年にウンコを喰わせよう」
「より臭いオナラをするために」という、
まさしく変態女の本領発揮な番組こそ、この世界での人気番組であった。

さらに、「美少年盗撮チャンネル」なる、
24時間、部屋や風呂、トイレなどに仕掛けた
カメラの映像を流し続けるチャンネルも存在し、
「美少年テレビランキング」という
この世界に生まれた美少年の人気ランキングをリアルタイムで表示し、
好きな美少年の住所や、電話番号のデータを引き出せたり、
果ては、オークションまでする事の出来るチャンネルもあるのだ。

この世界では、美少年に人権がないということは、
これで、証明できるだろう。

 

「ちぇー、いーなー。アタシ達もさあ、一人ぐらいペットが欲しーよねー」

樹里達が今見ているのは、
変態女達が自慢の美少年ペットを見せびらかす番組である。

この番組に出てくるペットと称される美少年達は、
皆、御主人様のウンコを喰わされ、オシッコを飲まされている。

この美少年達に、ウンコやオシッコをマズイということは許されない。
御主人様が満足するために、平然とウンコをも食べなければいけない。

ペット美少年はともかく、今回登場する御主人様の方は、
変態女たちの間では、かなり有名な人物である。

何といっても、某チャンネルで行われた
「変態女・スカトロ女王杯」という大会での、優勝者が出るのである。

簡単に大会の内容を伝えておけば、
要するに、オナラ、オシッコ、ウンコの
臭いと味を競う大会である。もちろん、臭ければ臭いほど、
美味しければ美味しいほど、良い。
(とはいえ、美味しい = 不味い、という事なのだが)

「でも、高いよー。アタシ達まだ変態女として認めてもらえないしさ」

3部門で総合優勝した彼女「紫藤(しどう)君恵」は、
今やちょっとした有名人である。
そんな彼女のウンコは、さぞかし強烈な臭いと味であろう。

だが、彼女のペットである美少年は、
それをものともせず、
ウンコをモグモグと口にし、あっさりと飲み込む。

それだけではない。まるでウンコが好物であるかのように、
嬉しそうな表情でウンコを頬張り、
「とても美味しかったです」と君恵に感謝する。

その表情も、まったく作りを感じさせない。
演技どころか、心底ウンコを美味しいと感じていると思わせる、
自然な笑顔で、微笑んでいるのである。

そんな笑顔を見て、樹里はますますペット美少年が欲しくなる。

だが、ペット美少年は高い。
援助交際というものがない世界でのコギャルには、
到底手の届かない額である。

変態女としての認められれば、ある程度格安で手にはいるのだが、
女子高生は、変態女としては認められないのである。

「理不尽だよねー。アタシ達だってさー、いい線行ってると思うんだけどねー」

樹里が言う「いい線」とは、ウンコやオナラの臭さである。
スカトロに強くなければ、変態女とは認められない。
そして、スカトロ好きでも、臭いや味が高いレベルでなければ、
やはり認められないのである。

樹里には、「若さこそ臭さ」という考えがあった。
新鮮な身体から出る、新鮮なウンコこそ、
臭く、美味しいものだと思っていた。

スカトロ女王であるテレビの中の彼女はおそらく20代後半。
そんな身体で、うまいウンコが出来るはずがない。とも思っている。

どうして、女子高生に変態女の権利がないのか、
彼女はそれを非情に悔しがると同時に、
なんとかしてそれを覆してやろうという、
強い意志を秘めるようになっていた。

 

「要するに、アタシ達のウンコが、この女のより美味ければいいんだよね」

彼女の考えたことは、
実力で自分達を変態女だと認めさせる、という事であった。

瑠華も、樹里の考えに反対はないが、
かといって、どうすれば良いか、ということが思いつかない。
そこで、樹里は今しがた考えた自分の計画をうち明けた。

「テレビ局を使うの?うーん、うまくいくぅ?」

「まっかしときなって!アタシが頼めば一発だって」

もちろん、なんの根拠もないが、樹里は自信満々である。
要は簡単、スカトロ女王である紫藤君恵へ、TV局を通じて、
挑戦状を叩きつけようというのである。

しかし、これが思ったよりうまくいく。
下手な字で書いた、礼儀的なのか挑発的なのか良く分からない
文章の挑戦状が、なぜかTV局を動かしたのである。

局側の狙いとしては、結果こそ君恵の勝ちだと踏んではいたが、
スカトロ女王に挑戦状を叩きつける女がいたというのは、
十分話題にはなる。

しかも、それが変態女には適さない女子高生ならば、
悪役として期待できると、この企画を君恵に持ちかけたのである。
筋書きは、無謀なコギャル女子高生二人を、
スカトロ女王が自慢のウンコでねじ伏せるという感じである。

 

「まあ、ヘッタクソな字ねえ…」

自宅の豪邸でノンビリとくつろいでいた君恵の元へ、
局の人間が挑戦状と企画を持ちかけた。
その挑戦状を見て、いきなり君恵はゲンナリとする。

無理もない。呆れるほどに字も文もなっていない
ゴミのような挑戦状を見てしまっては、相手をするのも鬱陶しいと思うものだ。

だが、自分を甘く見たコギャルの態度と、
『私達が勝ったら、その時すぐに私達を変態女と認めること』
そして『あなたが住んでいる家を、ペットごと私達に譲ること』
という、えらく虫のいい条件に、少々頭に来た。

「しかも何かしら?自分達が負けたときの条件は書いて無いじゃないの」

おそらく、自分達が負けることは無いとでも思ってるかのような、
君恵は、そう捉えていた。

「まあ、別に構わないわよ。頭の悪いガキにお灸を据えるのも、面白いわね」

負けることがないのは、こっちだとばかりに、
君恵は余裕綽々で挑戦を受ける。

大会に優勝してからというもの、変態女たちの間では、
いつもスカトロ女王と尊敬され続けていた君恵。

誰にも有無を言わせぬスカトロ女王。

一素人から成り上がった君恵にとって、
それこそが、理想の姿であった。
そして、それを崩そうという相手には、
たとえどんなちっぽけな相手であっても、容赦する気はなかった。

 

「あの…君恵様…」

既に局の人間は帰り、君恵がコギャルに対しての
怒りを燃やしているとき、ずっと側にいたペット美少年が
初めて口を開いた。

この美少年が、樹里が要求したペット美少年である。
ほんのりと日に焼けたような、健康的な肌は、
鎖で繋がれた首輪以外、完全に露出しているという、
いわゆるフルチン状態である。

ちゃんと立っている状態なのに、
身長は、ソファーに腰掛けている君恵の高さとほとんど変わらない。
君恵が立ち上がれば、美少年の顔は、君恵のちょうど尻に来る。

当然、この世界は、女の身長が高く、美少年は低いのだから、
こういう身長差はザラなのだが、これだけの差が付くのは、少ない。
この主従の場合は、美少年の背が平均より低いということになる。

話は戻り、口を開いたものの、そこから先の言葉が続かない美少年に、
君恵は怒りを助長され、思わず言葉が荒くなる。

だが、言葉を荒くされて、ますます言葉が出なくなってしまい、
怯えて目が潤む美少年を見ると、怒りも治まってくる。

「ウフフ、心配してくれるの?でも、それは必要ないことよ」

何といっても、自分はスカトロ女王である。
負けることはあり得ない。本来なら心配をされるだけで
心配する美少年を蹴り飛ばしているところだが、
この美少年に心配されるのは、悪い気分ではないらしい。

「お前も毎日食べてるでしょう。私のウンコを」

毎日私のウンコを食べているお前なら、
私のウンコがどれだけ臭く、美味しいか分かるでしょうと
美少年に、諭すように話しかけると、美少年はそれに頷く。

「で、でも…あの…」

「もう。なーに?ちゃんと言ってごらんなさいよ」

美少年は、しばらく考えてることを言って良いのかどうか
考え込むように、モジモジするが、
君恵に「言わないと殴る」とせかされると、
覚悟を決めて口を開いた。

「…君恵様の…君恵様のウンコは、全部、僕が…」

そこから先が思うように言葉のでない美少年であったが、
君恵はそれだけで美少年の思いは分かった。

コギャルとの対決は、大会のように臭いと味を競うのだが、
その時、審査員がいるのである。
当然、審査員は君恵のウンコを審査するために、
ウンコの臭いを嗅ぎ、食さなければならない。

だが、大会優勝後、この美少年を
ペットとして買った君恵は、ある命令を下した。

『今後、お前は私のウンコを全て食べること』

この命令を忠実に守ってきた美少年にとって、
君恵のウンコが審査員に食されるのは、
命令違反になってしまうのではないか。

「ふふ、嬉しいこと言ってくれるじゃない。でも、いいのよ。今回は特別」

自分の命令に、いつまでも忠実な美少年の
気持ちがたまらなく快感な君恵であるが、
もう一つ、これを幸いとして、ウンコを食う責任から
逃れようとしなかった美少年の正直さに、また快感を覚えるのであった。

「ああ、たまらないわ…。お前がそんなことを言うから、ウンコがしたくなっちゃったじゃない」

快感で一気に降りてきた、
肛門に熱く感じる、極太のウンコの感触。

コギャルとの対決に向け、ウンコの調整も兼ねて、
君恵は、さっそく美少年を連れて、トイレに向かうのであった。

(その3へ続く)