矢野誠ライブ・編む
日時:2001年12月25日
場所:西荻窪・奇聞屋
出演:矢野誠(P),イヴォンヌ,小川美潮,おちよ,天内雅子(以上Vo)
内容:
 矢野誠さんのライブに行って来ました。
 会場の奇聞屋さんははじめてでしたが,感じが良い店でした。
 二部構成の一部の1曲目は,イヴォンヌさんのボーカルによる”この街”。
 イヴォンヌさん,はじめて見ました。小柄だけど感情を込めたソウルフルな唄が印象的でした。
 ”しんぼうたまらん”に始まる5曲は,矢野さんのピアノによる演奏。
 独特ですね。矢野顕子さんのホールでのファースト・ライブを想い出してしまいました。
 ”すわっちゃだめだ”は,お客さんにリフを唄わせて,とても楽しいエンディングでした。
 ”愛の列車”は友部正人さんの曲をイヴォンヌさんが熱唱。
 ”ほろほろと宇宙から”は,おちよさんとイヴォンヌさんのボーカル。
 残る3曲は,女性4人によるボーカルとコーラス・ワークが楽しめるもので,”心の響き”と”むちゅうで走った”は,小川美潮さんがメインボーカリストを務めました。
 かなり個性が違う女性ボーカリスト4名によるコーラスは,決めるところは決めつつも,適度なルーズ感があって,とても居心地が良かったです。
 矢野さんは,1曲毎に曲の意味を丁寧に解説し,昔話も披露しました。思い起こせば,矢野さんが関わってきたアーティストの数は,☆の数ほどかも。
 しかしながら,矢野さんのピアノ演奏を間近で見たのははじめてでした。両足で床を叩きながらの熱演。
 全体の印象としては,「どこか日本的,どこかゴスペル,とてもヒーリング,かなりグルービング」でした。
 他にはどこにもないような,不思議で美しいコーラスが,矢野さん独特のピアノによって描き出されていたと思います。
 
矢野誠さんというと,ティンパンアレイやアッコちゃんの昔から見事なアレンジやサポートをいくたびも耳にしています。
 
今回の編曲やピアノもとても個性的で,矢野さんならではでした。
 
客席には,チャクラやB2ユニットのベーシストで,矢野顕子さんのマネージングをしているどんべいさんがいらしていました。
 また,私の真正面には,チャクラの横沢龍太郎さんが座り,奥の方ではうずまきまずうの大川俊司さんが見ていました。