矢野誠 ピアノソロ
☆場所:外苑前 Z・imazine
☆日時:2007年9月26日(木)
☆出演:矢野誠(Pf) ゲスト:小川美潮(Vo & Shaker)
☆コメント
小川美潮を迎えた矢野誠さんのピアノ・ソロ・ライブの二回目。
前回はかなり緊張感がありましたが,今回はややリラックスしていた感じでした。
第一部はピアノのソロで始まりました。矢野さんの曲と演奏は,とても歌心に溢れているもので,ステキなメロディーが歌っています。
4曲めから美潮さんが登場し,“はじめて”を歌いました。渋谷さんとのデュオでもよく演っていますが,ずいぶんニュアンスが違います。
続いて出来たてのホヤホヤの新曲“軽い心”。美潮さんの歌詞に矢野さんが曲を付けたそうです。ワンコーラスだけの短い曲で,まだ完成していないそうですが,何かと精神的にせっつかれていて余裕がない現代人に,安らぎを与えてくれそうなステキな作品でした。美潮さんは曲に歌詞を付けることはあっても,歌詞から曲を作ってもらうことはほとんどないそうです。あの歌詞がこんな曲になるんだと,感心していました。
また,この曲は最後にもう一度やるからね,と告知し,第二部の終わりの方に,再演されました。得しちゃったな(^^;
美潮さんはもう一曲“交差点”を歌って一端引っ込み,ピアノソロでもう一曲演奏して,一部は終了。
第二部は再び矢野さんのソロから始まって,美潮さんは途中からまたステージにあがりました。
“ほろほろと”の歌唱はスゴかったな〜
ダブル・アンコールは前回譜面がグランドピアノの中に落ちてしまって,それを取ってて歌詞を間違えちゃった“In
My Life”の再演。今回は完璧な歌唱で,見事リベンジを果たしました。
矢野誠さんと言うと,演奏家というよりも,プロデューサーやアレンジャー,あるいは作曲家として,古くはオリジナル・ムーンライダーズや矢野顕子さんの昔から,日本のクリエイティブな音楽シーンを舞台裏から支えてきた人,というイメージがあります。もちろん,チャクラを世に送り出した人としても,忘れることが出来ません。矢野さんの音楽の間口はとても広く,ポップスからクラシックまで,幅広い知識とセンス,音楽性を身につけているマスターの様な感じ。
25年ぶりに実現した美潮さんとの共演。色彩感に溢れた演奏。新曲もとても爽やかで,来年あたりに一緒に何か楽しいことを演ってくれそうな期待感を感じました。
※P.S.
終演後,美潮さんを囲んでシェーカー談義。会場や演奏スタイルに合わせて,色々なシェーカーを使っているそうです。リズム感抜群の美潮さんは,シェーカーの達人です。
矢野さんに握手してもらっちゃいました。ワーイ \^.^/