ヨーラン・モンソン & ヴェーセン
◆ヴェーセン & ヨーラン・モンソン
◆場所:吉祥寺 Star Pine's
Cafe
◆日時:2006年6月16日(金)
スウェーデンのミュージシャンの共演。
まずは,ヨーラン・モンソンの演奏。予備知識ゼロだなのだが,スエーデンの笛吹ミュージシャンだ。
曲毎に笛(リコーダー)を取り替えて演奏。これが素晴らしかった。途中,ヴェーセンのローゲル・タルロートがギターで参加。4弦のギターも交えて,息のあったプレーを見せてくれた。
ステージを見て謎の道具が置いてあって,何だろう?と思っていたのだが,最後にこれを演奏。コントラバス・ブロック・リコーダーと言うのだそうだ。
詳しくはこちら↓ 演奏も見られます。
http://www.mplant.com/koruna/goran.html
名前の通り,コントラバスみたいな大きくて太い音が出るリコーダー。左手で叩くとパーカッシブな音を出すことも出来て,この演奏だけはクラブ・ミュージックみたいだった。
興味のある方,見ておいたほうが良いよ! 月曜日にマンダラ2で,火曜日には大阪でも公演があります。
サイトに解説があります。60年代にドイツで開発された楽器だそうだ。
写真では地面に置いて演奏しているが,ライブでは身体にひも状の器具を捲いて固定し,楽器を抱え持った状態で(床から持ち上げて)演奏していた。
写真の手で抑えている部分がパタパタと開閉していたみたい。
穴を抑えるとき,パッ!という様なパーカッシブな音がする。ヨーランは元々ドラムを演奏していたらしく,そう言う演奏スタイルが得意なのかもしれない。
続いてヴェーセンの登場。ローゲル・タルロート(12弦ギター),ミカエル・マリーン(ビオラ),ウールフ・ヨハンセン(ニッケルハルパ)のトリオ。見るのは二回目だ。
1曲目でいきなり弦が切れて,11弦状態に。
スタパとあって,非常に音が良く,前に南青山マンダラで見たときよりもニッケルハルパの音が澄んでいるような気がした。ハルパは2台使用していた。
クラシック的なメロディーをロック的なリズムに乗せて奏でる印象。ユニゾンが多いので,ケルト的か。
途中でヨーランも入って来て,2曲ほど一緒に演奏した。ヴェーセンの3人って背が高いね〜
前回よりもメンバーはリラックスしていた感じだったが,あまりにも見事な演奏に僕は見入ってしまった。そういう人多かったのか,少し(客の)ノリが悪かったかも。
ビシッと決まったアンサンブル。超絶技巧をサラリと披露しながら,演奏は凄くグルーヴを感じるもの。楽しい!
アンコールでまた弦が切れちゃって,一曲でお終い。もうちょっと見たかったな〜 うーむ(-.-)
公式サイトはいっぱい聞けます↓
http://www.vasen.se/index_eng.html
こちらのサイトでも映像が見られます↓
TVfolk.net - Traditional music from Nothern
Europe