Taraf
de Haidouks
○タラフ・ドゥ・ハイドゥークス
http://plankton.co.jp/taraf/index.html
○2005年11月6日
○会場:つくばカピオホール
※コメント
今年はジプシー音楽のライブを観ようという,第三弾。つくばでの単独公演は,東京よりも安い!
つくばエキスプレスのつくば駅近くにある会場はキャパは384名と小ぶりだが,2・3階席もある演劇用のホールで,なかなか素晴らしい。
この日の演奏者は全部で8名。ヴァイオリン3,アコーディオン2,コントラバス,cymbalum,ヴォーカルの布陣。曲毎に出たり入ったりして,全員による演奏は少ない。
おっちゃん達がステージに上がる。初っぱなから超速の曲をぶちかまし,呆気にとられてしまった。
速い曲を演奏するバンドはあるが,こんなに速い曲ばかり演奏するグループは見た事がない。
曲中にリズムを加減速するので,手拍子が追いつかない(笑) 頭打ちしたら良いのか後ろで打った方が良いのか,客席は迷っている(笑)
ボーカルは選任のおっさんのシブイ歌声の他,楽器を持ったお二人がオペラ歌手の様に張りのある声を奏でる。
客席に語りかける様に歌うのであるが,さっぱり歌詞が分からないので意思の疎通が図れない。
演奏はそれはもう見事なもので,テキトーに休みながら,ぶっ飛ばし続ける。禿頭のおっちゃんによるアコーディオンは,据え置きマイクで拾っていたが,他の楽器はピンマイクからの様である。
一番関心したのは,cymbalum(演奏者不明(*_*))。終始バンドを引っ張っていた様に感じた。この人とコントラバスのアンサンブルによるリズム隊(と言っても全楽器がリズムを奏でるのだが)。ファンファーレ・チョカリーアに比べると1曲が永いせいもあって,コントラバスの奏法が少し単調に感じたの(生意気言ってすいません)。
休みなしの後半も超速の演奏は続き,曲調が似ているので,呆れながらも少し飽きてきてしまった。
スピードは益々加速し,ドトーのエンディング。アンコールを終えた後,メンバーは演奏をしながら左側の袖から場内を出て,ロビーに集まる。跡を追う観客。ジプシー楽団はみんなこれを演るんだね。
大いに盛り上がり,おひねりも差し出し,購入した本にLonicaさんのサインを頂いたのであった。
ホールの関係もあってか,この日は本公演中に立ち上がって踊る人はいなかったが,クラブ的なところで演れば,踊りまくる人も続出すると思う。本来そういう楽しみ方をするのが正しいのかもしれないが,個人的にはスピードについて行けないかも(・_・)
なお,会場ではヴァイオリンを販売していた。5万円。ディスカウントも可能ということだったが,まだ売れてなかったような・・・