【Sting live in Tokyo】


 日時:2000年10月16日
 場所:日本武道館
 感想:

  4年ぶりに見たスティングは,素晴らしかった.
6人編成のバンドをバックに,新作"Brand New Day"からの曲目やお馴染みの名曲など,バランスの取れた選曲を完璧に演奏してくれた.
  レゲ(ダブ?)を中心に,ジャズ,カントリー,ファンク,ロックなど,時折複雑な変拍子もさりげなく散りばめて,自在にリズムを操る.
  Brand New Day は,ちょっと意表をついたアレンジが楽しかったけど,ツアーでは適度にリラックスし,適度にり・アレンジされたバンド・サウンドを披露してくれた.
  そして,何よりもスティング自身のボーカルが絶好調だったと思う.
  ロクサーヌなどのポリス時代の曲も演奏してくれて,弾き語りで演奏した孤独のメッセージでは,思わずウルウルしてしまった.
  武道館でこんな感じになったのは,我ながら歳のせいか初めての経験だった.
  唄いながら弾く絶妙のベース・プレイは円熟味を増し,ときおりマシンガンのような激しくも楽しいプレイも見せてくれた.
  49歳になったスティングだけど,第二,第三の絶頂期を迎えたような気がした.
  ドラムスがちょっと弱かったかな〜とは思ったけど,僕に元気をくれたスティングとメンバーに感謝したい.